каракатица:烏賊
烏賊…イカ。
【土曜 東京 港区 スターリンカアパート】
今日は凛が晩ごはんを作る当番である。
「ソフィア~ご飯だよ~」
「!!っ?」
「今日はイカメシと、石狩鍋、今日ね、駅で北海道物産展やっててね、買ってきたんだよ!」
「こ、これは…фаршированные кальмарыっ!!」
「ファッ?、何?、」
「Фаршированные кальмары、」
「それは…イカメシのこと?」
「Да!ソ連にもにたようなのがあるぞ!」
「えぇ!!、ソ連にもイカメシが…」
「見た目は少々違うがな、」
「…北国の人達は食文化も似ているのかもね…」
「…このイシカリナベ?も似たようなのがある、」
「…今度ソフィアと北海道に旅行でも行こうかなぁ。」
ーーーー
「「いっただっきま~っす!!」」
〔パクっ、もちっもちっ、〕
「!!(うんまい!!、ちょっとクセあるけど、私は好きよ、これ!!
なんだろ、醤油なのかな、ソ連のものも似たような和風の味付けで、たしか醤油、水、砂糖、ウォッカ(酒)で味付けしてたはず、だから味自体は似ている気がするが、こっちの方が味がちょっと濃いめかも、色も濃いし、中に入っている米も醤油っぽい色がついていて、これ米だけで美味しいな、
ソ連のイカメシに入っている具には炒めた野菜、肉、米を使っているが、米だけの方がシンプルで、いいかもなぁ、
そして、食間がモッチモチしてて、面白い!)」
「(うふふ、ソフィア、両ほっぺたをあんなに膨らませて…可愛い!)」
「〔もっもっもっ…もちゃもちゃっ…〕」
「…ソフィア?」
「…もっ…もっ……くっ…のみこめない…」
「…そんなに一気にほおばるから…石狩鍋で流し込みなさい。」
「あいっ」
〔…ぐっ…ゴックん!〕
「…?」
「あー、フクースナ!!」
「ほっ。」
ーーーーーーーーー
【次の日の夜】
「凛、晩ごはんができたぞ!」
「待ってましたぁ~」
「ほら、ソ連のイカメシ!」
「わぁ、可愛い!、」
ソ連のイカメシはイカの頭の三角のところを使って切ったり折ったりしてうまいこと豚等の動物の形にする。
「だろう?、豚さん!!」
「豚さん~」
「「いっただっきまーす!!」」
しっかりと熱の通ったイカは、箸でグッと押すだけでスッと、一口大に切れる、そして中から熱々のもち米と炒めた野菜と肉!そしてスパイスとバターと、甘い野菜と肉汁の食欲をそそるいい香りがっ!!
〔パクッッ!〕
凛、たまらず一口!
「ハっ、ハフハフっ!!、お、おいひぃ~!!」
「だろう!?」
「(まず最初に、モチモチとしたもち米のチャーハンの味みたいな、でも野菜とバターの甘さに、ローリエの風味…なんと言うか、めっちゃロシアン!、味がロシアロシアしい味だ。
〔もぐもごもご〕
あえ?…イカの味が…醤油とみりん、Oh it's Japanese!!
日本味だ!!日本の味付け!!、ん?でも何かおかしい…日本のなかに何かが…紛れ込んで…ウォッカ!!、絶対ウォッカだ、んんんんん、日本の味のなかにうっすらとウォッカのアルコール味が…ウォッカが、ウォッカが、東京にうまく溶け込んではいるが時々異様な存在感を放つことがあるソフィアの如し…恐るべしソビエト…)」
「日本のイカ飯とは違うが、なかなかいけるだろう?」
「…おいしい、けどアルコールが…強いね…」
「??、そうか?、これでも薄めてあるんだけどな?、あ、そうだ、凛も呑んでみる?ウォッカ、もちろんストレートで!!」
「!!?、無理無理無理!!、死んじゃう、私、」
「ほら、」
〔トクトクトク〕
「わわわわわ…」
「よく冷やしたウォッカはトロッとしてて、おいしいぞ!、私も…」
〔とくっとくっとくっ…〕
「よし、じゃ…えーと、За насでいくか!」
「За нас!!」
「ざ、ザナス~!!」
〔〔ゴクッ〕〕
「っかー!!これだ~、フクースナ!!」
「辛い~、喉が焼けるぅ、わ、わ、お腹からグワァって!!、ソフィア、ヤバいねこれ!、あ、消毒液の匂い…うぉっ、お腹が熱い!!」
「あははは~おおげさだな~凛!」
今日も、須田家は平和だった。




