Токио:東京
【夕方 東京 羽田空港】
夕方、仙台空港から羽田空港に戻ってきた凛とソフィア、
2人がアパートに戻って来た頃には既に空は真っ暗になっていた、
「…東京の夜は明るいな、」
ふとソフィアが言った、
「え?暗くない?」
「東京は栄えている、だから夜になってもソビエトの夜より明るく感じる」
「…なるほど…?」
ーーーーー
「ふぁ〜〜久しぶりの我が家だ〜」
「わがや〜〜!!」
2人は思い切り重い荷物を床に置き、背伸びをした。
「なんかベッドが小さいね、一つだけだし…」
「んー、まあこれはこれでいいと思う…」
「…おぅ。」
「今日はもう寝よー」
「うん、そうしよう!」
ーーー
【その頃、隣の部屋では】
「お、どうやらお隣さんが帰ってきたようだな、」
「まあ、今日はもう遅いのでご挨拶は明日ですね、」
ーーーー
【次の日の朝、凛&ソフィアサイド】
凛が目を覚ますと珍しくソフィアはまだ寝ていた。
「ありゃ、旅疲れかな、、私は仕事があるし、ソフィアはそのまま寝かせておこう。」
そう呟くと、凛は仕事に出かけた。
時間は経って昼頃、
「くぅんっーーーッ!!」
ソフィア起床!!
周りを見回し、凛がいないことに気がつく、
「あぇー、凛の家だ、でも凛がいない、時計を見るともうお昼だ、これはつまり……寝坊した!!?」
…わ、私が、寝坊した!!?、何たる失態、ソビエト軍にいた頃はこんなこと絶対になかったのに、いくら前日が実戦で、疲弊していたとしても翌朝には必ず誰より早く、喇叭手(※軍隊でラッパを吹いて起床や就寝、食事時間などを伝える人)よりも早く起きていた私が…
まあここが平和で軍とは無縁な凛の家で良かったが…もし今ソビエトに帰ったら私は軍人失格だな…まあ東京に部下がいなくてよかった…
ーーーー
【一方、アレク&カチューシャサイド】
朝、アレクが起きるといつものようにカチューシャは二段ベッドの上で寝ていた。
「全く仕方ないやつだ、筋トレでもして起きるのを待つか。」
そう言ってアレクは部屋のドアの縁やベッドなどを使って筋トレを始めた…が、昼、まだカチューシャは起きない、
「…いつまで寝てやがるんだこいつは…」
…まったく、科学者という生き物はこういうものなのか、私がソビエトでレーニナ(ソフィア)中佐の大隊にいた頃はいつも2番目に早く起きていたぞ、
喇叭手よりも早く、、
レーニナ中佐…彼女はすごい御方だった、私がいくら早く起きても、前日にいくら過酷な戦闘があっても、いつも私より早く起きていた、、いやしかし、怖い人だったレーニナ中佐は、そりゃ彼女はソビエト一の努力家だし尊敬はしていたが、ある日、私が1度だけ寝坊したことがあった、その時は…文字通り死ぬほど怒られた…ああ、カチューシャのこともぜひ怒って頂きたい、がしかし、レーニナ中佐は一体この広い東京のどこで、何をしているのか…まあ彼女のことだからきっとソビエト軍にいたあの頃と変わらず質素かつ規律に溢れた毎日を送っておられるのだろう、カチューシャとは違って、、
「あ!そういやお隣さんへのご挨拶がまだだったな、もう1人で行ってみるか、」
【凛の家側】
『ピーンポーン』
「…」
二度寝をしていたレーニナ中佐は家のチャイムで目を覚ました、、
「ん……」
どうしよう、まだ寝起きの顔してるし…んーでもでないと…ダメだよなぁ、
こういう時は…一瞬出て、「今誰もいませーん」って居留守を使うしかないかなー(?)
『ピーンポーン』
「はーい!!」
《ガチャっ》
ーー
【ドアの前】
「パジャールスタ!!(ごめんくださーい)」
『ピーンポーン』
「…」
あれれ、いないのかな、もしくはまだ寝ているのか…カチューシャみたいに…
んー…もう一度ピンポン鳴らして、出てこなかったら一旦帰るか、
『ピーンポーン』
「…」
「はーい!!」
「お、中から声がしたぞ、」
《ガチャっ》
「「……え?」」
ーーーつづくーー
あけましておめでとうございます☆




