#846 お前、哨戒任務はいいのか、大丈夫だろうな?
#846
ソラナはそういうと、にへらと笑ってうれしそうにする。
第二次予選はオウアクと思われる妨害もなく、順調に競技は進む。その結果は次の通りだ。
1位 ロメオマスター
2位 デブリスレイヤーズ
3位 ポ-ラースター
・・・
32位 サンローラ
ここではソラナのポーラスターがなんと3位まで浮上しているではないか。
「ソラナさん、すごいなあ」
ハルトもポーラースターの活躍に目を丸くしている。
「ありがとうございます、私の立てたロイド理論がうまく当たったようです」
「なになに、ロイド理論ってなーに?」
ティアナはすかさず首を突っ込む。
「おいティアナ、もうじき決勝トーナメントが始まるぞ、お前、哨戒任務はいいのか、大丈夫だろうな?」
「わーかったって、ダーリンは人使いが荒いんだからあ」
ティアナはぶつぶつ言いながらもあっというまに飛び立つ。
決勝トーナメントは順調に進み、優勝決定戦は、デブリスレイヤーズとなんとソラナのポーラスターである。
「それではこれより優勝決定戦を開始します、両者とも、レディー、ゴー!」
ハルトの掛け声で2体のロイドは宇宙空間をデブリ回収宙域目指して、一目散に飛行する。
「さあ、決勝戦です、まずはデブリスレイヤーが頭一つ速いってとこでしょうか?」
2機のロイドの特徴を予選の結果から言えば、デブリスレイヤーは回収カプセル容量を減らしても速度重視のようである。
対するポーラースターは特に速い様子はなく、スレイヤーに遅れないように追従しているように見える。
「間もなく両者デブリ回収宙域に到達します、ここで3つのカプセルにどれだけたくさんのデブリを詰め込み、そして速く帰還できるかが勝負どころとなります」




