#814 ところでりくるーとってどういう意味でしょうか?
#814
「あなた、そのあたりのお話はまたじっくりお聞かせくださいな」
横から妻のエリシア王妃が口をはさむ。
「じゃあ、ルミ学長への口利きはミーナミ社長に頼んでもいいかな」
ハルトがミーナミを見ていう。
「ええもちろんです、ハルト隊長」
「じゃあ、近日中にインターワープ3ベータの宇宙大学に俺とルミナ、ティアナと共に出向いてリクルート活動に励もうじゃないか?」
「わかりましたハルト隊長、ところでりくるーとってどういう意味でしょうか?」
ハルトはミーナミに人材募集活動のことだよっと説明し、ルミナとティアナには一緒に行ってくれるよなと同時に頼んでいる。ミーナミは隊長は社長よりもはるかに大変な仕事だと変に納得する。
数日後、旗艦ルミナスは惑星エリシア フェニックスベースを後にして、離水、重力圏を離脱後、衛星オツキを横に見て、インターワープ3ベータを目指す。
「ルミナ艦長、新任の火器管制担当の二人は落ち着いていますかね」
ハルトはもっともらしくルミナに尋ねるが新任の二人とはチョコとユナである。
「ええ、なんとかやれているようです」
「それはよかったが・・・今は何をやらせてるんだい?」
「エリシア政府の勢力圏内での戦闘はまず考えられないので、今はもっぱらシミュレータで演習させてますよ」
「シミュレータって虎の穴か?」
「いえ、さすがにあれは二人には厳しいので、ゲーム感覚でできるやつを選んでますよ」
「そうか、でスコアは?」
「チョコユナ共に真ん中より上位ですよ」
「ところで、ルミ学長にはアポは取れてるのかい?」
「はい、ミーナミ社長がアポを入れてくれてありますよ、これが予約表です」
ルミナがモニタに示すのはルミ学長署名入りの面会予約書類だ。
これによると、明日のPPM1300にIWS3ベータの29ポートに入港下船、1400に宇宙大学正面から入って5461号館20Fにある学長室に出向けばいいらしい。
「実はこっちの大学に行くのは初めてなので、ちょっとどきどきしてるんだよ」「あら、旦那様でも緊張することがあるんですか?」
「おっとダーリンは私と一緒の時はいつだってどきどきわくわくなんだよねえ」




