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#790 ミーナミ指令、コスモ1号はワープトンネルを通過!

#790


「さあみなさん、行きましょう」


 ルミナはそういうと、旗艦ルミナスに乗り組んでいるミーナミ、ノバを伴って、ステーションのプラットフォームに伸ばしたタラップから下船する。


「ミーナミ指令、コスモ1号はワープトンネルを通過、スーテーションベータに到着しました、遅延は10m、乗客乗員共に全員無事です」


「ミーシャ運転士、そしてみなさん、本当にありがとうございます」

 ぱちぱち・・・その場にいる全員から盛大な拍手と歓声が起きる。ミーナミが全員の前に立つと敬礼する。


「ミーナミです、みなさん全員が全力を出していただき、人工ワープトンネルであるスペーストンネルを列車で通過するという全宇宙的にも快挙と言える成果をあげることができました、本当にありがとうございます」

 いいぞーー、とまたまた盛大な拍手が沸き起こる。


「続きまして、エリオット様国王としてご挨拶をお願いします」

 紹介されて、エリオットが前に進み出る。


「うおほん、惑星エリシア国王エリオットである、余は知っての通り、スペースレスキュー隊司令長官も兼ねておる」


 そんなことわかってるぞー、早くしゃべれ、と遠くでやじが聞こえるが、エリオットは気にしないふりをする。


「これまでは航法ユニットを装備した特別な艦船のみが通過することができるインターワープがこの広大な宇宙をリンクする役割を担ってきたのはみんなも知っての通りじゃ」

 そんなこと誰でも知ってるぞ・・・


「だが、航法ユニットは限りがあり、ユニットの争奪を巡って血なまぐさい戦争が起こったことも一度や二度ではないのじゃ」


しーん・・・


「そこに登場したのがこのたびのワープトンネルじゃ、このトンネルにはスペースレールが設置されておる、このレールは驚いたことに航法ユニットの分身が組み込まれており、独立して動作可能なのじゃ」

 アリス中佐がすごいんだな・・・


「そしてスペースレールを敷設したワープトンネルは航法ユニットがなくても通過できることが証明されたのじゃ」

そうだ、そうだ、その通り・・・



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