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創造能力なのに剣以外を創造出来ません  作者: 幻影刃
第四章 悪魔の街 デモービル
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夢の中での出来事 1

テストと勉強とゲームをしていて更新が遅れました。(勉強4割ゲーム3割その他3割)

すみませんでした!


 リアラと研究所の脱出に成功してからしばらくすると、エレナと街の住民達がこっちに向かって来た。

 俺達の元に着いた途端にエレナは号泣しながら俺達に飛び付いてきた。三人共無事で何よりだ。


 デモービルの街については、住民達が頑張って復興するとのこと。何か手伝えることはないかと聞いたところ……。


「貴方達は休んでください。こうなったのも、我々がハオリを止められなかったせいですから」


 と、断られてしまった。確かに、街の住民言う通りに俺達は休むことなくナイトメアヘルと戦い、研究所に潜入と脱出をした。その疲れは尋常ではない筈だ。

 俺達は、住民達の言葉に甘えて今日一日はゆっくり休ませてもらうことにした。


「ということで、各自自由行動だ。物を買うのも良し、クエストを受けるも良しだ。ただし、日か沈む頃にはこの宿に集合だ」

「わかりました」

「わかった」

「それじゃあ、解散!」


 解散の合図でリアラとエレナは宿の外へ出て行く。

 それに対して、俺は一人部屋に向かう。住民達がお礼の一つとして、宿を無料で使わせてもらった。それも、この街で最も値段が高い宿をだ。


「さて、寝るか」


 俺が宿に残った理由。それは、睡眠をとる為だ。

 戦いの途中に一度ナイトメアヘルの攻撃で寝てしまったが、あの状態での睡眠は回復どころか疲労感を生んでいた。超回復スキルも、傷を治すだけで疲労感の回復はしない。

 因みに、リアラ達は一度仮眠をとっていたらしく、寝なくても大丈夫とのこと。


「よっと」


 俺はベッドに寝転がる。それから間もなく睡魔が襲ってき、瞼が重くなってくる。俺はその睡魔に抵抗することなく眠り始める。


 ——ゆっくり眠れそうだ。


* * * * * * * * * * * *


「……………!」


 眠り始めてしばらくの時間が経過した。俺はぐっすりと眠っており、意識は夢の中にあった。

 そう、意識は夢の中にある筈なのだ。だが、誰かが俺に呼びかけているような気がする。


「……て…ださ……シロウ……!」


 確かに今俺の名前を呼んだ。気持ちよく眠っている俺に一体何の用なんだ?


「………」


 突然、俺を呼んでいたであろう声が止んだ。一体次は何をするつもりだ。と言うより、疲れてるんだからゆっくり眠らせてくれ。


「早く起きないと裁きの鉄槌十連続の刑ですよ」

「それは勘弁してくれ!!」


 裁きの鉄槌十連続の刑という言葉に反応して俺は飛び起きる。起きたと同時にこの場所が俺が寝ていた部屋ではないことを知る。そして、何より驚いたのが、目の前に俺をこの世界に送った女神様がいたことだ。


「お久しぶりです」

「何の用ですか。俺は疲れてるんで早く寝たいんですけど」

「まーまー、そう言わないてくださいよ。それに今回シロウ様の夢の中に入ってきたのは重要なことを伝えるためです」

「重要なこと?」

「はい」


 女神様は真剣な眼差しでそう言ってきた。

 だが、それに対して俺は……。


「すみません、また後日でいいですか?取り敢えず今は寝たいんで」


 重要なことというのは気になるのだが、どうも今は話に集中できそうにない。

 だから、ここは敢えて断っておく。別に、今すぐにでも話さないといけないわけでもなさそうだし。


「そうですか……。それは仕方がありません」

「理解してくれたのであれば結構です。では、また」


 そう行って、俺は再び寝転がって目を閉じた。

 それから間もなく……。


「おーい、まだか〜?」

「シルバーさん。それが……」

「あ……うん、大体の事情は把握出来た」

「察しが良くて助かります」


 突然聞き覚えのある男の声が聞こえたかと思うと、女神様と会話を始めた。男の言う大体の事情というのは間違いなく俺の事についてだろう。


「はぁ……おいシロウ。言っておくが、この夢の世界の権限は女神さんが持っているぞ」

「……つまり……どういうことだ?」

「女神さんの言う用を済まさない限り目覚めないってことだ」

「それならさっきの(くだり)いらなくない?」


 俺はそう言い、ゆっくりと立ち上がる。ここにヘルがいる理由は知らないが、意味もなくいる訳では無いだろう。


「さて、シロウ様が起きたところで話を始めましょう」


 先程よりも真剣な表情で女神様は話し始める。

 女神様自信が話す重要な話とは一体何なのか。俺はその事を考えながら女神様の話を聞くことにした。


「まず最初に、今から話す内容はシロウ様自身のことについてです」

「俺について……?」

「はい。ですが、全てを話すことは出来ません」

「な、何故ですか?」

「今話してもシロウ様には理解できない内容だからです。話せる内容は精々三分の一くらいです」


 正直言うと、この時点で理解出来ていないことがある。今の俺が理解出来る話と出来ない話と言っても、話を聞いておいて損は無い筈だ。それでも話せない残り三分の二の内容とは一体何なのであろうか。


「話すことは二つあります」

「二つ?」

「はい。では、一つ目『シロウ様の記憶』について話します」

「俺の記憶……」

「質問します。この世界に来てから何か変わったことはありますか?」

「変わったこと……か。そう言えば、妙な親近感や懐かしさ、偶に頭痛と共に聞こえるのノイズ混じりの声とかがあります」


 俺がこの世界に来てすぐにはなかったことだが、ガルメに滞在していた時に漆黒の剣士と戦ってからというもの、度々これらのことに悩まされていた。

 最初は疲れているのかと思っていたが、日に日に違うのではないかと思い始めていた。


「やはりですか」

「何か知ってるんですか?」

「……驚かないで聞いてください」

「はい……?」

「シロウ様は………元々この世界の人間です」

「……は?」


 どうやら、この話は俺の思った以上に重要であり、複雑な話のようだ。

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