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創造能力なのに剣以外を創造出来ません  作者: 幻影刃
第四章 悪魔の街 デモービル
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研究所探索 1


 あの後、俺のスキルのことについて追求されたが、俺自身何故こんなステータスになっているのかがわからない為、説明しようにも出来のだ。

 結局、この事件を終わらしてから話すということになった。


 そして今、俺達はナイトメアヘルが言っていた研究所にいる。


「それにしても暗いな」

「さっきの戦いの影響でしょう。その証拠に、色んな実験器具が床に落ちて割れています」

「毒とかが発生していなければいけど……」


 何故この研究所に俺とナイトメアヘルとの戦闘で影響が出ているのか。それは恐らく、この研究所の場所が丁度あのクレーターの真下にあったからだ。


 どういうことかと言うと、俺達が研究所の場所を探そうデモービルに向かおうとした途端に俺は何かに引っかかって転けた。何かと思い見てみると、鉄のハッチのような物の一部が出て来ていた。

 そのハッチを無理やりこじ開け中に入る。

 そして今に至るというわけだ。


「えっと……誰かこの張り紙読めるか?」

「私には暗いせいで読めません」

「それじゃあ、エレナは?」

「私も読めない……というわけでもないんだな〜!」


 そうエレナは自信満々な声で言ってきた。

 メタい話、リアラよりも喋る機会が少ないからって、そんなに目立とうとしなくても……。


「今誰か失礼なこと考えなかった?」

「「い、いや(い、いえ)、別に……」」

「何で二人揃って言うの?」

「まーまーまー、そんなことより早くその貼り紙を見てくれると嬉しいかな〜」

「んー……わかった」


 そして、エレナは張り紙を見始めた。


 何故この暗い中、張り紙の内容が見えるのかは恐らく、エレナの目に暗視機能が付いているからだろう。

 体の半分以上が機械だからって色々便利な機能があり過ぎなのではないか。


 しばらくして張り紙の内容を見終えたのか、エレナが声を掛けてくる。


「どうやら、これ書かれているのはこの研究所内部の地図みたい。因みに、私達は地下三階ある内の地下一階にいます」

「何か怪しい部屋とか重要そうな部屋とかないか?」

「うーん、地下三階にある実験室や重要資料室くらいかな」

「よし、取り敢えずそのどちらかに向かおう」


 どちらも地下三階にあるということは、かなり重要な場所ということ。そして、その実験室にデモービルの住民はいる筈だ。


「その前に、まずは明かりをどうにかしませんか?」

「それもそうだな……。リアラ、辺りを明るくする光を出す魔法とかはないのか?」

「残念ながら、光属性魔法にそんな魔法はありません。あ、でも攻撃魔法限定でなら——」

「止めろ。確実にもっと酷い状態になる」


 この世界に雷属性があったとしても、俺がいた世界みたいに電気で物を動かすことはないだろう。

 何故なら、この世界には魔力がある。電気を生み出してモノを動かすより、空気中に飛んでいる魔力を集めて使った方が遥かに効率が良い。

 この研究所のエネルギーが魔力なのだとしたら、ここの明かりを付けるには研究所全体に魔力を与えなければならない。それには、それなりの魔力量がなければならない。


「地図によると、この階にエネルギー管理室があるから、そこに行けば明かりを点けられるかも」

「そうか。それじゃあ、まずはそこに向かおう」


 そして、俺達は地図を読めるエレナについて行きエネルギー管理室に向かう。


 エネルギー管理室に向かう道中には、何か生物が入っているカプセルや俺達には理解出来ない計算式が書かれたパソコンらしき物があったりと、色々な実験の跡があった。


 それから数分歩くと、目的のエネルギー管理室に着いた。扉を開けると、そこには如何にも研究所というくらいの数のパソコンとボタンがあった。

 その中に、一般的な冷蔵庫程の大きさの機械とそのすぐ近くにボタンがあった。

 恐らく、この機械がこの研究所の明かりのスイッチだろう。


「ポチッと」


 俺はそのボタンを何の迷いもなく押す。

 だが、ボタンを押しても何も起きない。何度も押すが結果は変わらず。


「あの……もしかしたら、魔力を直接通さないときどうしないんじゃあ……」

「んなアホな」


 直接魔力を通して起動させるって何だよ。そんなの俺の世界で言うなら、ブレーカーに電気を流して上げ下げするってことだ。

 それじゃあ、さっきから押しているこのボタンの存在とは何だ?

 まさか、この機械の動作を停止する為のボタンか?

 それならいっそのこと、オンオフ両方の機能を付けろよ。


「………」


 俺は無言で機械に手を付けて魔力を通す。その瞬間、この部屋に明かりが点き始める。


「よし、点いたな」


 点いたのを確認してから、俺は機械から手を離す。

 すると、次第に明かりが消えていった。


「……そういう系か」

「どうやら、魔力を通し続けないと明かりは確保出来ないようですね」

「マジで何なんだよこの研究所」


 だが、もしそうならば誰か一人はこの部屋に残らなければならないと言うことだ。そして、出来れば魔力を多く持った人の方がいい。エレナは魔力量がこの中で一番少ないので俺かリアラということになる。

 だが、俺の魔力はまだ完全に回復出来ていないので、あったとしても通常の四分の一くらいしかない。


「頼めるかリアラ?」

「間違いなく来るとは思ってましたよ。でも、頼まれてNOとは言えませんから」

「……ありがとう」


 話が終わると同時にリアラが機会の前に立つ。そして、魔力を通し始める。


「この量ですと……もって一時間くらいです」

「一時間もあれば十分だ」

「シロウの不幸が発動しなければね」

「喧しい」


 だが、ここは研究所。某ゾンビゲームのような研究所かもしれないので油断は禁物だ。


「それじゃあ、住民達を救出したらここに戻ってくる」

「わかりました。シロウさんとエレナさんが無事であることを祈ってます」

「ああ」


 そして、俺達はリアラのいるエネルギー管理室を出て、実験室と重要資料室がある地下三階に向かった。

シロウのステータスについてはこの研究所回が終わってからです。

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