第八話 ガミンダ到着、皆の行動
‐ガミンダ 門前‐
俺「やァァーーーっっっと着いたあああー!!!!」
良平「結構長かったなー。もう五時だぜ」
優香「ほんと、疲れたねー」
賢二郎「それでは、その辺の宿に泊まりましょう。金も足りるでしょうし」
日も傾きかけている午後五時。
ちなみに今は冬である。
‐街の宿 チャリオン‐
賢二郎「じゃぁ、二時間後に此処に集合しましょう」
俺「OK!!」
良平「解った」
優香「は~い」
各自、腕時計を装着し、自由行動をとることにした。
俺サイド
俺「さっき宿で貰ったパンフ、役に立つかな……」
俺「えーと…確かこの辺に……お、あった!!これが仁愛の女神像か……綺麗だねぇ」
街観光してた。
良平サイド
「ZZZzz....」
寝てた。
優香サイド
優香「あーやだー♪こっちの服もいいし、こっちのも可愛いー♪」
買い物中!!
賢二郎サイド
賢二郎「へー。図書館かー。どれどれ……」
賢二郎「結構広いな……ん?『魔物図鑑』?」
魔物図鑑
その中で面白そうだったもの。
1龍
龍とは、他の魔物が出現する前からいたとされる、最強の生物である。
今になっては殆ど見かけることは無いが、その体は鋼の剣を弾き、その翼で天を駆け、その炎の息吹は鋼を溶かす。
何故数が減ったのかは、誰にも解らない………
2精霊
それぞれの属性に存在すると言われる属性の結晶のようなもの。
そしてその精霊たちには精霊王が存在し、その属性の精霊を統治しているらしい。
炎の精霊王、烈火のブレイザー
水の精霊王、流水のアクエリア
雷の精霊王、稲妻のエレクトン
土の精霊王、大地のグライガン
木の精霊王、深緑のエリントル
毒の精霊王、猛毒のポイズナー
獣の精霊王、百獣のブロンライ
風の精霊王、疾風のヒュレイア
鉄の精霊王、鋼鉄のガンガロウ
冷の精霊王、吹雪のブリザドン
光の精霊王、閃光のクレイアム
闇の精霊王、漆黒のマートロン
無の精霊王、虚無のクロラロス
が居るといわれている。
3妖精
精霊とは少し違う。
妖精は属性を持っているが、自然そのものが力の源であるが、精霊はその属性の力が力の源である。
それ以外は殆ど同じであるが。
4特異固体
それぞれの魔物に一匹のみ存在するとされる、大変珍しい固体である。
寿命は無限に近いが、心臓を貫かれたり首が取れたりすると流石に死ぬ。
そうしたら別のところで特異固体が生まれると言う。
その中でも有名なのが吸血鬼族の特異固体である。
朱色の瞳、緋色の髪の毛、その手を真紅に染め上げた悪魔……
人はそれを紅と呼んだ。
しかし、ある日を境に忽然と姿を消したのだと言う。
そんな感じの伝説。
賢二郎「へー…ほー…」
賢二郎は 本を読んでいる!!
二時間後・・・・
俺「セーーーーーーーーーーーーーーーーーーーフ!!!!!!!!!!」
賢二郎「五月蝿い!!」
俺「いつつ……あれ?良平は?」
賢二郎「見てませんでした?あれからすぐに宿の中にはいったじゃ無いですか」
優香「良君のことだからきっと寝てるよー」
俺「ですよねー」
良平「ZZZzzz...」
俺「じゃぁ早速晩飯にするか」
賢二郎「そうですね」
優香「さんせ~い」
良平「飯かッ!?」
なにが良平をそうさせたのか、本人以外誰にも解らないだろう……
精霊王の名前は気にしないでくれ