63
更新遅くなりました。すみません。
疲れでバテてました。ぐでたまくんの気持ちが分かりそうな、今日この頃です。
僕は王都がある空に向かって必死に祈った。すると、僕の祈りが届いたのか、3つの魔力の存在を感じた。
僕は魔力の存在の場所に移動すると、僕に気付いたユイが魔装と解き大きく両手を振った。
他の皆も魔装を解いた。
「リオンここよ!!」
「リオン悪いぃ。待たせたみたいだな。」
「本当よ、ショウヤの所為よ。」
「ほら、だって、エリーナと、キュロットが離れてくれなくて‥。」
「へぇへぇ、ノロケですか‥‥。」
ユイが口を尖らせてショウヤをジト目で睨み付けた。
「ユイ。ただの強がりだ。ショウヤはもう、終わっている。」
「ん?ソウタどうゆうことよ?」
「まあ、片や日本で一般人の元学生。片や幼少期より厳しい教育を受けた王族、結果は自ずわかるだろう?」
「うふふ。ショウヤわね~。姫さん達の尻に敷かれてるの~。」
「ふ~ん。ショウヤ良かったじゃない。ねぇリオン。」
ユイがショウヤにニタニタと悪戯な笑みを残しながら、僕の側へと歩い寄る。
「うっ。いいだろ別に。」
「戻ったら婚約発表するんだってね~。」
「やめろ~。それフラグだから。」
「ショウヤそれはね。気にするからよ。気にしちゃダメよ。」
「それよりいいのか、リオン?」
ソウタが僕の後方を指差した。
「何が?」
「ほら、お前の屋敷、門の所だよ。騒がしくないか?」
「そ、ソウタあれは良いんだ。あ、あれはお父様仕事なんだ。僕が勝手にして良い事じゃないんだ。」
ーお父様。僕は何も知らない。
「そうなのか、まあリオンがそう言うなら。」
「なら、早く行こうぜ。ザンクロス王を待たせたら大変だ。」
「ショウヤがそれを言うか?全く。まあいい頼めるか?」
「あ、ああ。問題ないぞ。魔装ジーク!!」
ショウヤがばつが悪そうに、返事をして魔装した。
「じゃあ。早速行きましょう。魔装ジューク!!」
そう言いながらユイが、僕の手を握ってきた。
「うわっ。ユイ。」
「ほら、リオン早く。皆も魔装したよ。待ってるぞ。」
「あ、ああごめん。魔装ダーク・ブレイブ!!」
「じゃあ、人数が多いから手を繋いでくれ。途中で離れたら面倒だからな。」
「ほらね。」
ユイがリオンに向かって片目を閉じてウインクし、リオンの手を取って握った。恋人繋ぎで。
「ゆ、ユイ?」
僕の問いにも、ユイはふふふと微笑むばかりだ。
「ユイも、よくやるよ。」
ソウタが呆れ顔をするが、ちゃっかりイロハとは恋人繋ぎをしている。
そして、問題ないとショウヤに合図を送る。
「よ、よし、行くぞ!!」
ショウヤの掛け声で視界が歪み、結界塔が目の前にあった。
「転移魔法っていいね。」
「ねぇ、便利よね~。」
「一家に1台欲しいな。」
「おいおい、ソウタ、僕は物じゃないぞ。それにソウタなら似たような錬金魔法で創れるだろ?」
「ああ、出来ると思うぞ。そのうちだな。」
「それ出来たら私に頂戴。」
「ユイはリオンに会いたいんだもんね~。」
「そうよ。それで、リオンに逢いに行くんだから。でも魔法道具出来る前にリオンの所に押し掛けちゃおうかな?ね。イロハどう思う?」
「そうねぇ~。」
ユイとイロハが何やら不安の残る会話を始めている。話を逸らさねばー。
「‥‥何度見てもこの結界すごいね。」
「ぷっ、、確かに、ぼ、僕達だけじゃ手が出せなかったな。」
ショウヤが何故か、肩を震わせている。
「ソウタ?あの時、僕達と合流する前だけど、西の大陸を調べてたんだよね?」
「まあ、西の大陸というよりこの結界の手がかりを探してたんだよ。」
「でも西側も覗いたんでしょ?どんなだったの?」
「え~とね~、凄かったよ~。」
ユイとの会話がいつの間にか終わったのか、イロハが口を挟んできた。
「凄かったって、またぁ。何だよ?」
「この結界を抜けて直ぐは海だった。更に西の進むと大陸があったが、砂漠だったな。
でもな、結界塔が見える範囲じゃないと天候が悪過ぎてなのか、方向感覚がおかしくなるんだ。」
「だね~。凄かったよね~ソウタ。晴れても直ぐに嵐になって、一息つく間もなくまた、嵐。この繰り返し、魔力も何故か激しく消費するし、とても長時間飛べなかったもんね~。」
「ああ。でもあれは何だったんだろうな?遥か西の上空に気味の悪い光が輝いていだろ?」
「ああ、あれは気味悪かったね~。私、あれには近付いたらいけない気がしたもん~。」
「と、そんな訳で俺達は殆んど西の大陸は調べてない。
主にこの島の周囲だけさ。
おかしいことだらけさ、俺達がここに留まっていた時も、東から西に抜ける天魔族はいたが、逆に西から東に抜けてくる天魔族はいなかったしな。」
「そうなのか?あれ確かあの時ソウタは、天魔族が往来してたって言わなかったか?」
「それはすまん、俺達もその時は状況がよく分かっていなかった。
結界塔の解放と、ショウヤとどうやって合流するかを考えていた。だが今だから分かる。
往来してたのは、天魔族じゃなかった。‥‥彼奴らだー。」
ソウタが顔を向けた東の空に9つの影が見えてきた。
「勿論ザンクロス王じゃない、その家来達だ、奴等が頻繁に往来してた。」
「見たことない人?人っぽくなかったから、てっきり上級天魔族だろうと思ったのよね~。ソウタ。」
「ああ、騙されたな。」
「でも何をしてたの‥か‥まあ、時間切れだな。ここまでで保留だな。」
「彼奴らも得体が知れんからな油断するなよ。」
◇
「すまんな、待たせたようだ。」
カルスは僕達の前に降りると金色の魔装を解いた。
そして、そのカルスの後ろに、黒い羽根を模したマントを羽織ったカラス、ハシボソ、ハシブト、ワタリ、ミヤマ、コクマル、カチ、ホシの八咫牙羅衆が降り立つ。
「俺も忙しくてな。あれから各国を回っておったのだ。」
「えっ各国?、いや、大丈夫ですよ。、僕達も来たところですから。」
「そうか。なら良い。」
「ではリオン早速、約束通り結界を解放しよう。」
カルスが結界に目を向けた。
「ああ、頼む。俺達もそうして貰えると、ありがたい。」
ソウタが一歩前に出ると頭を下げた。こういう所は委員長の時の癖何だろう。
「僕はこの時をどんなに待ちわびた事か‥‥。」
ショウヤの瞳には涙が浮かんでいた。絶望を感じていた期間はショウヤが一番長かった、感傷に浸ってもしょうがないか。
「うん。ショウヤだけじゃないよ~。私達もだから~。」
「そうよ。」
ーここで皆に言っとかないと不味い。話の流れ的には最悪だが、致し方ない。
「あの、みんな、こんな時にごめん。ちょっと聞いてくれなか?」
「‥どうしたリオン?」
「今回結界が解除されたらショウヤ、ソウタ、イロハ、ユイ達で中に入ってくれないか?僕はちょっと‥‥。」
「何でよ!!」
「‥‥分かった。」
「ちょっとソウタ‥!?」
「僕はさ、ほらみんなに逃げたと思われてる。混乱させたくない。」
「‥‥‥ああ、そうだな。僕も始めはリオンに酷いこと言ったしな。」
「えっ?ショウヤ何を言ったのよ!!」
「‥‥。」
「やめろユイ!!リオン了解だ。俺達に任せろ。時間経過もちゃんと伝える。」
「すまんリオン。僕も誤解を解くのに注力する。待っててくれ。」
「リオン。」
「リオン~。私達に任せていいよ~。」
「皆ありがとう。」
「話は終わったようだな。」
カルスは僕を見てフッと笑うと結界塔の前に歩み出し、結界塔の中心に備え付けてあった、魔水晶に近付いた。
そのカルスから一定の距離をとり守るように八咫牙羅衆が周りを固めた。
「はあああああ!!」
魔水晶に手を当てたカルスは、魔力を注ぎだした。カルスの体から虹色の魔力が溢れ出す。
魔水晶も眩い光を放ち出し虹色にドンドン色が変わっていく。
更にカルスが魔力を込めていると魔水晶がピシリッと音をたて始めた。
よく見れば細かくヒビが入っていく。
「はあああああ!!!!」
終わりの見えたカルスはより濃い大きな魔力を込めた。すると、あっさりパリーンッと音をたてて魔水晶が砕けた。
「お、終わった、ぞ。はぁ、はぁ、これで‥結界は解けたはずだ。」
カルスはかなり魔力を消費したのだろうキツそうに片膝を地につけていた。
それを心配そうにカラスがカルスの側により控えた。
ー本当に解けたんだ!!
僕は結界塔の空を見上げた。
天高く壮大に広がっていた結界が、魔水晶が弾けると共に、そこに何もなかったように薄くなって消えて行く。
結界を挟み嵐だった西の空は、青空を広げながら、更に西へ西へと流れ、遥か西の上空にある光に吸い込まれていった。
ーあの光は?
西の空の光を気にしていた束の間にも僕達の上空には青空が広がっていた。
そして聳え立つ塔と、結界に狭間れ見えなかった西の大陸が目に入るようになった。
だが、よく目を凝らせば、西の大陸の上空は真っ赤に染まっていた。
これがあの光の影響なのか分からないが、僕の意識は西の彼方の光から離れなかった。
僕のこの不安も、クラスメイトの事が気になるショウヤ達には関係なく、嬉々としてカルスにお礼を言うと、お互い頷いて解けた結界塔へと急いで入っていった。
僕は西の天魔族とは一戦交える事になる。その為に俺は準備もあるし、リオンの力も借りたい。と言ったカルスの言葉を思い出していた。
ーーーーーーーギルドプレートーーーーーーーー
ギルドランク E 王立学園1年生
名前 リオン・ガーディン 年齢 15歳 男性
魔装武器:暗黒の剣・暗黒の盾
戦闘能力 672
身体魔強化時【1344】
身体魔強化+無属性身体強化時《2016》
暗黒魔装+1000《3016》
《スキル・魔法》
・暗黒魔法:極 ・魔神:上
・同属魔法発動 ・合成魔法
・並行魔法 ・武神:中
・二刀流 ・忍
・超人 ・身体魔強化
・毒耐性:極 ・大地の加護
・料理 ・収納
・鑑定:下
二つ名:道具屋のパシリ :ボッチ王子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




