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ー リオンある日の冒険者活動 ー
《無自覚者お節介リオンはフラグを立てる・その5ー3》
私は、レイファール・アメースト。アメースト天爵家の第二子にて長女だったわ。
こう見えても私18歳まで王立学園に通い火属性でソコソコの成績を収めていましたの。
亡くなった母とそっくりな私はつり目で顔つきが悪く、お友達が一人も居ませんでした。
頑張ろうと気合いを入れたら、余計に誰からも近づいてもらえなくなったのですわ。不思議でなりません。
それでも紆余曲折しながらも無事に王立学園の卒業したわ。喜色満面で屋敷に帰宅しました。私の顔を見て使用人やメイド達が顔を青くふるふる震えて私以上に感動してくれましたわ。
皆と喜びを共有出来て満足した私は自分の部屋に戻ろうとしましたら、更に顔を青くした執事から手紙を受け取りました。
誰からだろうと差出人を確認すると、びっくり婚約者様ではありませんか。私は嬉しくて部屋に駆け足で戻りました。今思い起こせば、はしたなかったですわね。
いざ、手紙を広げて見みると言葉を失ってしまいました。
その内容はガネット天上爵家の嫡男であり婚約者でもあるキース様からの婚約破棄の手紙でしたの。
見下した態度が気に入らなかったとか、母親違いの妹に対する態度が悪いとか、私が起こしたらしい誹謗中傷の数々等の見に覚えのない事をこれでもかと言うぐらい書き綴られていた。
それからは早かったわね。1ヶ月も経たない内に私は家族から縁を切られ、ただのレイファールとして市井へと追い出されました。
亡くなった母がいれば少しは違ったのかもしれないけれど、今の私には関係ないことだわ。
でも、私が追い出された後に妹とキース様が婚約したと風の便りで聞いた時には涙が止まりませんでした。
追い出された私は何をして暮らそうか迷いました。その時ふと学園の頃クラスの誰かが話していたのを思い出したのです。
領地の経済が厳しくて家族から支援が無くなりそうだと、だから俺は冒険者に登録して授業料を稼ぐと言っていたのを思い出しました。
その生徒も無事に卒業していたからソコソコの稼げたんだと思い、私も冒険者に成ることにしました。
もう令嬢言葉は使わない方がいいのですよね。下手に誘拐でもされたらたまりませんからね。でも、緊張すると出てしまいますが気にしたら負けです。
ギルドでは無愛想な受付嬢が顔を真っ青にしながらも色々教えてくれました。
まずは身に付けていた宝石類を処分して現金に替えた方がいいですよと、受付嬢が初期装備の揃えかたを教えてくれた。そして親切に宝石屋と武器屋、防具屋、道具屋、格安宿屋のお店の名前と簡単な地図を紙に書いてくれました。
これは絶対にお店の人に渡す事と言って手紙まで書いてくれました。
受付嬢さんありがとう。皆さんに手紙を渡すとビクビクと丁寧に対応してもらえました。
無事にFランクの冒険者になった私。依頼を受けてギリギリですが生活出来るようになりました。
周りを見れば他の冒険者達は、よくパーティーを組んで活動しているみたいです。残念ですが私はここでも一人です。
寂しく感じる日々でしたが、ある時私は見かけました。
王子様です。キラキラの超美形です。眼福です。でも眩しすぎて直視できません。どうしましょう。、、はっ、名案です。目を細めれば、、大丈夫そうです。
私は得意の聞き耳を立てていると。流石私の王子様、あちらこちらから王子様の話が上がってました。
どうも周りからはボッチ王子事、リオン様だと知りました。
興奮のあまり思わずリオン様に向かって「恐悦至極に存じます。」と呟いていました。
もう私は庶民ですのに、危ないです。誰にも聞かれなくて良かったわ。
リオン様はよく夕方に見えます。私は採集を終えリオン様を一目見て帰るのが日課になりました。
見かける時は何時もリオン様は一人でいます。私と一緒です。これはもう運命です。
ある日、なんとリオン様が誰かと一緒にダンジョンに行くらしいのです。悔しいのです。
その誰かは小さく少年っぽい格好していました。私の感ではあれは女です。女狐です。騙されてはいけないのです。リオン様、いえ、私のリオンの為に後をつけるのです。
でもあの顔、何処かで見たことある顔なのです。
私はダンジョンの3階層に生息している下級薬草採集の依頼を受けました。はっきり言って赤字です。保存食代にしかなりません。ゴブリンを少し狩ろう。
下級薬草を採集して、、ゴブリンを狩って、、はっ!!私はバカです。後を付けるつもりが、普通に3階層で下級薬草を採集していました。ゴブリンを狩っていました。ピンチです。あの女狐とリオンが居ません。見失いました。しくしく。仕方ないので階段付近でまた、ゴブリンを狩ります。
結構ゴブリン狩りました。ほくほくです。これは下級薬草を精算したら大黒です、黒字です。赤字と思っていたのが黒になりました。はっ!!違うのです。リオンです。リオンまだ来ません。あれは階段が光ってます。キラキラオーラが階段をどんどん明るく照らしてます。これはリオンです。リオンが来ました。
えーと、どうしよう、、隠れます。
リオンが階段を登り3階層に来ました。悔しいのです女狐と一緒です。胸の奥がモヤモヤします。
んっ!!女狐の動きが怪しいです。リオンを手招きして呼んでます。そんな行き止まりで二人きりなんてさせません。
あれは何ですの天上から地面にかけて光が降りてきてます、どっかにリオンが行きそうな気がします。女の勘です。どっかに行ったらダメです。
私はリオンに駆け寄るとに必死に腕を掴みました。衝撃に備え目をつぶります。衝撃まだ来ません。
「あのー、どちら様ですか?」
「、、、はっ!!わ、私はレイファールよ。」
レイファールと名乗った美人さんがキョロキョロしている。ちょっと焦っているようにも見えるが、、。
ーー凄い睨みで怒っているようにも見える。セシルも横であたふたしている。彼女を巻き込んだのだろうか?
「レイファールさんはどうしてここに。もしかして僕が巻き込みましたか?」
「いいえ、リオンが危なそうだったからついてきたのよ。感謝しなさい。あと私に敬称は入りません、レイルでいいわ。私も、りっ、リオンって呼んでますから。」
ーー危なそう?ついてきた?呼んでますって、?ヤバイ僕、頭が混乱してる。
「そ、そうなの、じゃあ、れ、レイル、、。」
「はっ、はい、、、なんですの。」
ーーボフッて音がした様な。あれれ、赤い顔して睨まれたよ。
「あ、ああ、それで僕達、転移トラップで、何処かに転移したみたいなんだ。」
「転移トラップ、、ですの?」
「うん、取りあえずはこの部屋の外に出て襲ってくる魔物で判断しようと思う。10階層までだったら、ゴブリンとボブゴブリンしか出ないはずだ。」
「分かったわ、、所で女狐さん!!」
「め、女狐って?誰?」
「そこのおチビちゃんです、、あなた何処かで、、。」
「ええぇぇ、ちっ、ちょっと待って!?」
正気に戻ったセシルが慌ててレイファールの手を掴んで部屋の角に連れて行こうとするが、なかなかレイファールが僕の左腕を離さない。セシルも負けていない、レイファールを引っ張り強引に部屋の角に連れて行った。
ーーセシルって、意外と積極的なんだな。
◇
ーー長い、、いったい何を話してるんだ。気になる。
「お待たせしました。私もご一緒することになりましたの。Fランクですけど、王立学園を卒業して火魔法が得意なのですわ。」
ーー王立学園卒業って、先輩だ。って事は天地族なんだろうか?冒険者はお互い詮索しないと言う暗黙のルールがあるしな。
「僕はEランクでー。」
「大丈夫ですわ。リオンの事なら存じてます。その、セシー」
ーーえっ!?今のなんて?
「ちょっ、ちょっとレイファール!!」
ーーもう仲良くなってる。羨ましい、僕だけなんか疎外感が、、、。
「そうでしたわね。ごめんなさいセシルさん。リオン!!私ともセシルさんみたいに、お、お、おっ、お友達、、になって、、、あげてもいいわよ!!」
レイファールが顔を真っ赤にして、、、。
ーー何故睨む。
鋭い視線が突き刺さる。視線だけで瞬殺されそうな恐怖を感じ、気づけば敬礼をしていた。
「ピシッ!!はい!!お願いします。」
そのあとは部屋の外に出ると見覚えのある場所で安心した。ここは上級薬草が生息している場所だった。
つまり9階層に転移したみたいだ。
ーー良かった。
皆で上級薬草を採集して帰路についた。思わぬ臨時収入にレイルが喜んで?いた。口角をあげてスキップしていたからあれは、喜んでいたんだと思う。
帰りには何故かレイファールが僕の左腕を掴み自分から身の上話をしてくれた。私は一人、リオンと一緒ですのよ、って言ってたけど、僕には家族がいるんだけど、、、。
つい悲惨な環境に言えなかった。同情して僕の採集した上級薬草も渡したけど、顔を逸らされた。耳まで赤くなっていた。これは売らないって言ってたから、怒らせたかもしれない。
セシルはセシルで元気がなかった。歩きもトボトボだった。
でも別れ際に、今度は3人で15階層を目指すことを約束した。少しは元気になったようで良かった。
セシルの剣術も問題ないし、驚いたがセシルは土魔法も使えた。
レイファールもFランクだけど、学園卒業者だけあって火魔法の扱いが上手かった。ボブゴブリンも火魔法で一撃。Dランクでも行けそうだ。
ギルドのマイルさんに報告に行ったら、呆然としていたけど、まあ、楽しかったから良しとした。
◇
「どうでしたかセシリーナお嬢様?今日の探索は、転移トラップはお役に立てましたか?」
「ううん、最悪だったわサイート。」
「はい?最悪ですか。それは、トラップが不発に終わりましたか?」
「違うのよ、転移トラップはうまくいったわ。リオンとダンジョンで長く過ごし、最後に私の正体を教えるつもりだったんだけど。失敗したわ。言えなかったわ。」
「お嬢様が、、失敗ですか?」
サイートの眉間に皺がよる。いつも強気で勝ち気なセシリーナが顔に影を落としている。なかなか見る顔ではないが、サイートは嬉しそうなお嬢様の顔が見たかったのだ。
「同じ学年だった、レイファールがいたのよ。レイファールもパーティーメンバーになるわ。」
セシリーナはダンジョンでの出来事をサイートに話した。
セシリーナの話を聞いて余りにもセシリーナが不憫でサイートの表情も色を無くしていく。レイファールの身の上には同情するが、サイートはお嬢様が全てだ。何事もお嬢様が最優先なのである。
「お嬢様。今度は私めにもお嬢様の力添えさせて頂きます。」
「そうね、今度はお願いするわ。レイファールは火魔法使い手で上位の成績だった。パーティーの火力が上がって嬉しいのだけど、、。でもリオンが心配だわ。」
「それほどですか?」
「そう、あの子、勘と運だけはいいのよね。あの時もあれだけ逃げようのない冤罪をかけられたのに、家族との絶縁程度で済ませたのよ。そのレイファールが珍しくリオンとの距離をつめようとしている。このままじゃ、リオンが、、ううん。負けないわよ。ところでサイート?」
「はい、お嬢様。」
「お兄様はどうですか?」
「はい、現在ゼスト様は初期の目標であるパーティーメンバー5人はお揃いになった様です。慎重に事を進め3階層まで到達しております。バランスの良いなかなかのパーティーみたいですが、まだまだ経験不足を否めない為、連携、隊列の確認、調整などの方に注力しているみたいです。」
「そう、ありがとう。期限は一年よね。私も頑張らないと。」
「はい。」
◇
その頃部屋で寛いでいたリオンはー。
「いやー、それにしてもレイファールは凄かったな。セシルもレイファールがタイプだったなんてね。別れ際にも必死に二人で話していたしな。人は見かけによらないね。」
リオンはとんちんかんな事を考えていた。
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ギルドランク E 王立学園1年生
名前 リオン・ガーディン 年齢 15歳 男性
魔装武器:暗黒の剣・暗黒の盾
戦闘能力 672
身体魔強化時【1344】
身体魔強化+無属性身体強化時《2016》
暗黒魔装+1000《3016》
《スキル・魔法》
・暗黒魔法:極 ・魔神:上
・同属魔法発動 ・合成魔法
・並行魔法 ・武神:中
・二刀流 ・忍
・超人 ・身体魔強化
・毒耐性:極 ・大地の加護
・料理 ・収納
・鑑定:下
二つ名:道具屋のパシリ :ボッチ王子
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