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ほうれんそう(ちなみに俺は医者から厳命されて、食せない。硝酸カルシウムが原因だ。体が処置できないので尿路結石の持病になる)。子供の頃は食べろと言われ、大人になれば喰うなと言われる。

        挿絵(By みてみん)


「なんかさ。言うだけあれなんだが。

 マジちょろくてマジやるきしねー。

 何この弱さ。

 戦いをなめぷしてる雑魚異世界転生者。

 前世の記憶と神様パワーで、

 あーたらーこーたら、

 僕は怒ったら超凄いんだぞモードになったり、

 次の回では相手に利かなかったり――どうしよう?

 新たな力発動するしか――とか、ないの?

 小便小僧の噴水銅像恥部だしてるから撤去破壊! 

 リアル小学生がマネしちゃうから!

 女子がおちんちんみて興奮しちゃうから!

 そんな恥部も見れない小学生が悦ぶような、

 ざまぁ系とか、

 スマホ太郎とか、

 あ、ぼくなんかまたしちゃいました?系とか?

 気づいたら俺が最強レベルでした系。

 とか。

 思考からレベル1な青田刈りされて、終わればポイ捨てされる人生だった!系が考えそうな異能?

 ――いや、未知の?

 チート?

 ユニーク?

 不思議ちゃん力?

 ないの?」



 ふぅ、っと肩をすくめて両手小さく掲げてやれやれ。

 そう、前回、

 こいつがやってた仕草だ。


 かっこよくないです。

 だから真顔で無影さんが質問した。


 で、相手は怒った。


 髪の毛金色に染めてる変なG菌墓。

 白人になりたかった、なれなかった子ちゃん。


 その他人を馬鹿にする仕草を前回されたから、先にお返しでやったら、

 今度はこいつが怒った。


 白人の真似すんな!

 憧れなんだぞ!

 というか俺は主人公で白人金髪なんだ!

 と、三白眼で語ってる。


 ――キモい!


「あ、こっちあんまりみないで、キモい!」


「なんだとぉ、殺す!」

 怒ったマッチョ。


 どうやらこいつは怒ると筋肉がでかくなるらしい。

 どんどん筋肉の塊になる。


 普段は脳みそインテリマン。

 怒ると赤色パルクさん。

 みたいなものだろうか。

 それともジキル博士とハイドなおっさんか。

 まぁ、いずれにしろ変貌した。



「なるほど、それがお前のチート、推定するに超限界突破絶対筋肉か」



 ――セルさんとこで、

 ベジッタに怒鳴られる息子トランクススを思い出すのは俺だけか?

 まぁいいや。



 とりあえず、躱そう。



「――なに!?」



 蒼紅のいた場所を貫通するマッチョパンチ。

 だが、前述のとおりのふき出し声だ。


 拳を放ったマッチョの肉ダルマが、

 自分の拳の先に感じる衝撃がなく、

 空振りした自分と、

 簡単に避けてる蒼紅へのダブルの意味で脅威を知っての呻き声。


 ――ええ、実は解説してる間にマッチョマンのパンチが目の前にきまして。


 だが、そこにもう蒼紅さんもいやしない。



 上空。



 天空の雷雲近くに、

 蒼紅さん――【硬直した稲光】――に、

 まさに雷の時間が止まった状態で。

 そこに背中を預けて腕組で立って眼差しを閉ざして――



「ふっ……そんなものか、ブロンズの小僧ども……」



 とか訳の分からない中二病を発病しながら。

 雷に寄りかかっている。

 はい、電離層から弄って稲妻の放電を自由自在に行っている。

 今回貰ったチート能力だ。



 これだけの大気に稲妻が満ちてるのだから、全惑星全土の電気を固めて、ついでに触れてる生命体全部の電気信号すら弄れるのだが。



 残念ながら、蒼紅さんはそこまで頭がよくないので……しらなかった。



 というバック背景を差し込みつつ。

 全軍が超ざわつき開始。


 ――そりゃ、人が空を飛んでたらね。

 しかもこの世界では低空飛行が当たり前。

 脳天の髪が焦げるんじゃね?

 ってくらい雷雲を脳天で擦ってる。


「――救世主だ……我らの、救世者様だ……」

「終焉する世界に、最後に降りてきて……エルムの皆を救うと長老様にいわれてきた……本物の救世の勇者様……蒼紅の無影様なんだ……」

「俺たち……勝てる、この戦争に勝てるぞ……」


『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


 それはまさに地鳴り。

 敵軍は怯え、

 エルムの全兵士が鼓舞る。

 もう死んでもかまわねぇ!とばかりに大絶叫のマジ大歓喜!



 その中でも、足元から怒涛の津波のような衝撃!――とばかりの、

 怒号ににも似た、

 大気を震わす歓喜の大絶叫の中。


 蒼紅の無影――彼は、わかったわかったと、

 両手で沈めたかったが、

 今両腕組んでるので止めた。

 そして――



「なるほど、やはり上空は電離層のまさに芯、発生源。

 天空からかなり地上に近くまで停滞。

 空ののナノマシンからの放電が、

 地上でもびりつくかんじはあったが、ここまで大気が、世界が支配されてるとは。

 だが、それゆえ最強に近い。

 強い電気の粒子一個が、俺を導き、体を分解させてまで移動。

 そして俺はこの天空に再構築されたわけか。

 面白いな。

 つまり理論上、電気ゆえに光の速さで移動できる。

 しかも身体は素粒子単位にまで分解。

 存在しないのと同じだ。

 さらにこれに縮地を載せたらどうなるのか……試したいような、

 試したくないような。

 ま、いずれ解るか」



 そんな独り言で納得してたら。



「てめぇ、降りてこーい! ぶっころしてやる!

 きさまぁ、降りてこーい! ぶっころしてやる!

 おめぇは絶対、俺の手で上半身と下半身をぶっちぎって、

 挽肉にしてやる!

 絶対してやる!

 絶対だから!

 絶対!」


 馬鹿満載で思慮もなければ語彙も無い米村も気づいたらしい。


 既にはるか高見にいる蒼紅さんの存在に。

 もっとも解らなかったのは周囲の両軍勢だ。

 

「あそこじゃね?」

「え、うそ、高くね?」

「え、遠すぎてよくみえね、スマホやりすぎて近視進んじゃってさ」


「ばっか、ブルーライトとLEDで目をやられたんだよ!

 おまえ小学校から成人まで近視になるから、そんなもんしちゃだめだ。

 目の奥の筋組織が近視状態で硬直。

 以降、0.01の視力、

 C一番でかいのみえません!――な、お友達がこんにちはしてくんぞ!」

「やっべ、俺、成人まで遠くを見る大人になるよ!」


「てか、それより飛んでね?」

「おかしいな。飛行ユニット関係全部ナノマシンに喰われるから使えなくね?」

 

 等など声がエルム軍と、

 激突中のG軍団がエルム兵士の見てない放銃乱射で、

 射殺されながら響いて泣いて死んでいく。


 指さす先に蒼紅が浮かび。

 マッチョ肉塊米村滓珍モードが地上でぴーぴーぎゃーぎゃー!

 例えるなら――


【空は俺の土地だ!

 この時間は俺の物だ!

 お前はいつでも飛んでいられるだろ、

 この場所に来るんじゃねぇ!

 この時間でとぶんじゃねえええええ!】


 と、温泉一番乗りでやってきて。

 温泉に入らず!


 40分体を必死にゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ――洗い、


 その間に、先に石鹸を使わずタオルで身体を洗って入る者がいると。

 先に誰かが入ると狂人の眼光を飛ばして――

 その人がいなくなった途端に、

 お湯の中に飛び込んで、

 全部掻き出そうと喚きながら両手で必死にざばざばざばざば・

 先に入ったのが垢もフケも落としてないのに、

 それが気に入らない。

 神経質と強迫観念全開!

 温泉お湯をジャバジャバ捨てる――自分の物の如くじゃばじゃば、発狂しながら捨てて、そのまま戻って体を洗う事40分。

 皮下肌がぼろぼろになるのに、身体を毎日一番の時間で、洗わないと気が済まない。清掃が終ったら一番乗り。だけど一週間に一度しか完全に温泉を抜いて床掃除するわけでもない、1時間30分の清掃時間が綺麗なお湯だと信じている。そいつみたいな基地外あぶねwwwで2時間くらい誰も入らないから、その後は言った方がお湯が綺麗理論にも気づかない。

 イカレタ独占爺とマジ同じ♪

 他の入浴者に、

【やっべぇのがいる~。

 この時間ダメだ、あぶねぇよ、保健所何やってんだよ!

 とりあえず時間変えないと殺しに来るぞ!】

 と、影で言われて笑われて、皆が去っていくのに知らない危地害爺のように――コメムラかすじるが大絶叫で泣き喚く!

 超泣き喚く!

 危地害爺さんみたいに大絶叫で泣き喚く!

 巨大筋肉で地上でじたんだする!



 絶叫交じりの裏声が、

 雷光世界で響き渡る。

 世界の中心で危地害が叫ぶ――



 だから無影さんは冷静に、

 淡々と、

 クールに、

 紳士的に――



「いや、だってさ。

 お前今までこの世界で、

 誰とも近接格闘してねーだろ。

 そこのゴキどもとスパーでもした?

 その程度?

 それとお前らさ、

 ここの雨が何もかも溶かしてくれる。だからなんでも何とかしてくれんだろ、

 感覚なんだろうけど。

 よくみると、この土壌、

 ここ、同盟組む前、エルムと決戦やらかした、

 おまえらの陣地だろ?

 戦争の跡地。つまり死体回収してないから、まだ半壊して汚水の中に沈んでるんだけど!

 焼いて埋めてやれよ!

 死体ほっとけ埋葬はただの死体遺棄ですよ!

 別の意味で大気ヤバイわ!

 誰も埋める者のない死体は、アホのどこぞの宗教じゃねーけど、

 死体遺棄!

 土葬なんて絶対言わない!

 ただのエボラ出血熱発芽素体か、

 黒死病――ペスト!の散布場所発生地帯!

 さらにこぎたねぇ死体でお米用の水や土壌地下水が死体分解グロきも汚染。そこから創るコメがまさに汚洗米!

 という前世を忘れたのか?

 ここ、こういうところ!

 で、お前らはぴっちりタイツにガスマスクつけたGKの出来損ない。

 で、ここらにはマジに新鮮な死体が幾つも見えるが強酸性雨で溶けきれてない奴な!

 これ、お前ここでスパー程度? 

 やってただろ?

 どうせ相手殺すんだから、ここ使お!――って、ノリで!

 ここ土壌汚染や水質汚染、

 他と比べてダントツやばいだろ!


 ――焼くから――


 ――いや、焼けよ!

 ――死体!

 ――天国いけねーとか、訳解んねー妄想に取りつかれていってんじゃねーよ!

 ――人様の土地が腐るんだよ!

 ――腐った肌と脳みその糞ったれチャバネが!

 ――ナパーム弾的な奴か火炎放射器で真っ黒から白骨になるまでやって、

 ゴミ袋に入れて焼却場で生ごみとして処分しろ!

 お前らマジきたねーから!

 汚ねぇし!

 てか自国に持って帰れ、ゴミを!」



 ……誰に何を言ってるんだろう。


 無影さんは少しハイにでもなってるのかな、と、自分に悩みました。

 でも前世の記憶も泥化して捨てちゃったのでよくわかりません♪

 それでいいのです。

 過去を見たって進みません。

 温故知新なんて嘘です。

 忘れましょう。



「てな感じの、なんちゃってスパーとか、

 ヤリマンヴィッチ初子とお前は組手でもした、程度やろ?

 だめじゃん……

 ダメすぎじゃん……

 自己満でエゴで納めて――

『……まるで進化していない!』の

 ホワイトヘアーザブッダのようなマル豚にダメ出し喰らうような日々を送っちゃ――まぁいい、

 俺がスパーリングパートナーやってやるよ。

 来いよ、雑魚。

 構えな」



 ついに謎の新たな敵、つよつよ感だして目を閉ざして両腕を固まった雷に背を置く夢衛が両腕を解放。



 両目つむって、口もと微笑。

 今度は両手で後頭部に手を置いて、



「へい、かもーーん?」



「うごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」



 ――怒った――



 喚いて突っ込む巨大デコイ異世界転生者。

 その最後の末路的な攻撃は、

 10倍にまで巨大化した筋肉の化け物。

 これなら蹴り飛ばすだけで相手が死ぬ。

 無影さんが死ぬ!


 でも無影さんあまり興味がないらしく。


「てか、リリキャルよ。

 マジ情報寄越せよ。

 病気になったらどうすんだ。

 俺は神の使いだから、正直マスクなくても、

 もう肺も喉も腐らせない世界の大気。

 これは神と契約しているから無事だと思うけど。

 きたねーよ、

 侵略ゴブリンの死体遺棄現場なんてよ!

 それとさ、

 敵国の相手が異世界転生者、って、ばっちゃ当たり知ってるだろ?

 お前もしってただろ?

 なんでこんな馬鹿丸出しの髪なんか染めてる、黒髪のくせにかっこつけ?

 ただの毛根死滅誘導馬鹿パッキンが、

 巨大なジャイアントバーサーカー。

 そうなるって事前情報あっただろうに、まさか集めてなかったのか?

 ここにだって死体がエルGキの死体あるんだから、ここで異世界者がなにかしてるな、とか、ドローン素粒子型辺り飛行させてみてるはずだろ?

 なにやってんの!

 なんで情報開示しないの?

 馬鹿がでかくなる!

 それだけでいいのに!」



「だ、だって、こいつは確かに、

 敵にいたが、まさかドンピシャで今日もこっちの、

 たかが輸送部隊が通る場所に、、

 北部戦線に来てるだなんて思わなくて――

 別に後で戦う事になるだろうから今はいいかな……って」



「あ~、そういうことね、おk、理解完了。

 ほうれんそう失格だな、この世界の住民は。

 この戦い終ったら、【あ、これダメな奴、超ダメな奴だ】……の調教な。

 エロイお仕置決定な。

 誰にも見せた事のないウルトラマジックで、ケツから指突っ込んで奥歯ガタガタいわせてやるから。

 雌顔、全世界いっせいに動画生配信決定な!

 タイトル・エルムのぼーぼー万毛娘は引退したい!

 に、決定な。

 13週間トップ10入りさせんの決定な!」



「ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」



 喚くリリキャル。

 ――知らんがな!


 無影の……、

 問答無用の格闘戦が、

 今、エルの異世界転生者相手に、

 悶絶怒涛の戦いになるのを理解して、

 ――始まった。




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