表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/137

第98話 今度こそ正真正銘のデートなんだよ

学校が終わり俺たちはデートをすることになった。


「あっ…お姉ちゃんのお昼作ってきてないよ」


「姉ちゃんも一応成人だし大丈夫だろ」


そして俺たちは無難に映画を見にいく。


映画鑑賞中俺たちはずっと手をつないでいた。


「いや~まさかあそこで『私の歌を聴けぇ!!』なんてセリフがでてくるなんてね~」


あれ?そんな映画でしたっけ?


「か…香織?映画ちゃんと見てた?」


「うっ…実は…悟君と手つないでて…映画に集中できなくて…」


嬉しいこと言ってくれるな。


「そっか。じゃあなんか食べに行くか?」


「うん!」


俺たちは近くにあったファミレスに入る。


大学生くらいの人が来てにこにこする。


「あ…あの?」


「カップルですか?仲いいですね」


まさかそんなこと言われるとは思わなかった。


香織の顔が真っ赤だ。


「席、案内しますね」


そして俺たちは店員さんの後ろを歩いて席に案内される。


「ごっゆくりどうぞ」


店員さんはにこにこしながらメニューをわたしてくる。


「おもしろい店員だったな」


「うん…」


香織はうつむいている。


その顔が真っ赤だ。


「…こ」


「こ?」


「今回はちゃんとしたデートだね」


あれ?俺、香織とデートしたことあったっけ…


「む…その顔はデートしたことあったっけ?って顔だね」


「うっ…」


「ほら東京に行ったときにさ」


「あれデートだったのか!?」


「やっぱり悟君はデートだなんて思ってなかったか」


「だって…ほら!!そんな風に考えられなかったし、そもそも香織が俺のこと好きだなんてわからなかったし」


「やっぱり悟君は鈍感だね」


香織が笑顔で言ってくる。


この笑顔をずっと見ていたいそう思った瞬間だった。


「さて、なにか頼むか…ええっと…俺はドリアにしよう」


「じゃあ私もそれで」


俺は店員を呼ぶ。


「ご注文はお決まりですか?」


またこの人か…


まだにこにこしてるし…


「ええっとドリア二つで」


「ドリア二つですね。二人とも同じのなんて…キャハッ…」


なんだ今のキャハッって…


「お…おもしろい店員だな…」


「そ…そうだね」


苦笑いしかできない…


それから俺たちは他愛のない話をした。


「ドリアでございま~す」


同じ店員さんがにこにこしながら持ってくる。


「仲良くどうぞ~」


「店員さんやけにうれしそうですね」


俺は言ってみる。


すると…


「私が高校生のときにそっくりなんですもの」


そう言って店員さんは去っていった。


「だからにこにこしてたのか」


「やっとわかったね」


なかなかいい店員さんだったのかもしれない。


それから俺たちは晩御飯の買い物をして家に帰った。


「今日は楽しかったね」


「そうだな」


これが俺たちの初(?)デートだった。


ちなみに姉ちゃんは家で「おなかすいたぁ~」と言いながら倒れていた…





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ