表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異聞クトゥルフ神話探索記  作者: 変だ、損
朽ち果てる羊は楽園の夢を見るか?
22/95

いともたやすく行われたモンスターへのえげつない攻撃

サバイバーとダイナモのデッキ作っていたら間に合わなかったけど、言わなきゃバレへんか。

完璧なコミュニケーションに成功していい笑顔を交わし、テンションが高まってきたとはいえ武器政策には時間がかかるのが当然と言えば当然のことでありデ、デ、デ、デーンみたいに勢いそのままポンと渡されるわけではないのである。


そのため俺は、完成は夜ごろになると言い渡され暇になってしまった。おっちゃんが余った鉱石で支払いを済ませてもいいぜと言ってくれたため金策をする必要もないのでいよいよもってやることが思いつかなくなってしまった。


とりあえず、ギルドに寄って手ごろな依頼でも受けるかぁ。






というわけで、舞い戻ってきました堅々轟々の廃坑回廊~。パチパチパチパチ~。ギルドに寄ってみたはいいもののちょうど受注できたのがまさかのここでとれるアーミーバットの飛膜の納品である。

正直に言えば、ルティマのこともありレベリングはそんなにする気が起きないので適当に採取系を受ける腹積もりだったのでなんとも微妙であるがそれしか手ごろなものがなかったのでしょうがない。

ちなみに、あるにはあったのだが迷い猫探しというものがあったのだが探知系列のスキルや魔術を持っていなかったので断念した。

迷い猫の捜索の依頼なんて漫画の中でしかないものだと思っていたのだが実際にあるのを見ると感慨深いものがある。


そうしてアーミーバットを探して廃坑を彷徨っているのだが、これがどうしたことか全くいない。ちっこい石ころどもをツルハシで掘削するのにも飽きてキャプチャーウィップでとらえた奴で振り回してボコボコにし始めるほどには飽きてきたのだが…。


「これもしかしてなんだが、回廊部分じゃなくて狭い通路に一杯いるんじゃねえか?」


ふと、蝙蝠の生態を思い出して入口に多い脇道である明らかに狭くなっている通路に行ってみると。

いるわいるわ、天井にぶら下がっている大量の蝙蝠どもが。軽く見積もってみるだけで四十は超えているんじゃなかろうか。


「アーミーバットがどれだけの強さなのかわからないのだが流石に数が多すぎやしないか?」


幸いにも、寝ているようでまだ気づかれていないようだ。どうしたものか、名前からしてアーミーとあるので間違いなく群れで襲ってくるだろう。


しばらく、考えてみたのだが解決策が上手いこと思いつかない。ということで、とりあえず行動することにした。


「何かいつの間にか習得していたスキルの出番だな。」


さて、出番だぜ。石ころ君四号!

説明しよう!石ころ君四号とは途中からキャプチャーウィップで遊びまくっていた時に耐え切れず三体の石ころどもがお亡くなりになた時に交換して鞭の先に縛られている四体目のことだぞ!

まあ、ふざけた脳内解説は置いといてこれから使うスキルにこの子は必要なのだ。ということで。


「おはよぉうござぁいまぁす!!!!!!!!!ルーティングウィップ!」


石ころ君四号を天井を引き回すようにこすりつけながらあらん限りにぶん回すという人でやったらえげつないことになるスキルだ。


ちなみに、対象の大きさや重量に比例して要求されるSTRが上がり、引き回している間速度に応じてSPを消費していく。

そのため今の俺のステータスじゃ石ころどもをそのままのサイズでは実用レベルでの速度で運用できなかったので俺は四分の一にツルハシで既に割っている。だから、石ころ君四号は既に死体であり今はあえて祈りをしていない状態である。


んで、結果としてどうなるかというと、目の前の状態である。


蝙蝠どもは最悪なモーニングコールと共にぼとぼとと、天井から墜落していくことになった。

十匹ほど素早く目覚めて回避していたが相当数を減らせている。残りはルーティングウィップを解除すると同時に投げ飛ばした死骸で撃ち落としながら、キャプチャーウィップやパワーウィップでダメージを耐えながら丁寧に反撃して倒していった。


最終的に俺のHPは半分ほど削られることになったが、奇襲を受けて混乱していたのと数で攻める関係か耐久力がそこまでなかったので倒しきることに成功した。


「あー、疲れた…。」


蝙蝠たちのつぶれたりして飛び散った返り血などにまみれながら俺はそう呟いた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ