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ラフサーガ  作者: 笑太郎
二章 想像せよ、彼女の操る野望は其処へ
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至高の冒険者、再び邂逅

思いっきり忘れてたのでクチクがロマリウス戦で放った「一断(ヒトタチ)」の説明します。

横一文字の全力斬撃です、太刀(タチ)と断(タチ)を掛けてます。とあるシーンでネルファも使いました。

終わり!!

 丁度しっかり昨日に戦った四天王ロマリウス。そしてその翌日現在。知らん冒険者が馬鹿みたいに焦りながら語った俺達の知らない四天王タリオーラ。



 ロマリウスは彗獣。タリオーラは操像。

 恐らくこの二つ名はその四天王に対応する何かしらの特徴を意味したもの。

 推測ではあるが彗獣は「彗星の如く現れし獣」とかそんな雰囲気だろう。であれば操像はどうか。



「その『操像の参』ってのは、どんな姿してんだ?」


「魔女、アレは誰が見ても魔女だ……紫色の大きな三角帽子を被った魔女……! でも手には杖じゃなくてよく分からない本を持っていたな……」


 なるほど魔女か。誰が見てもってことは本当に分かりやすい姿をしているんだろう。手には本を持っているようだし、想像はしやすい。だが二つ名の由来は推測できないな……


「オーケー、ちなみにソイツはどこにいるか分かるか?」


「混砂の地と呼ばれる、デソロートに拠点があるんだ…………俺と仲間は興味本位でそこに潜入して、結果俺を残して全滅しちまったって訳だ……ハハ、もう自暴自棄だぜ」


 混砂の地デソロート……砂漠的な所だろうか。コイツもこんな状態だし、これはこのまま放っておく訳にもいくまい。


「分かった、情報ありがとな。うっし決めた」


「え?」


 そんな悔しそうな顔されたら行くしかないだろ、それにあの獣人野郎と約束したんだ。「四天王全員ぶっ倒す」ってな。

 スケジュールはパンパンだ。さて耐えられるかな俺の身体……ここ一週間はまた動きっぱなしで行くぞ!


「期限は四日、プライダル・ドラピリア出現までの間に、俺達で四天王、タリオーラを討伐する!!」


 俺のその言葉に、そこにいた皆の口は数分間塞がることはなかった。





………………

…………

……





「やっと手放せたーー!!」


 いやホント重かった。やっと順番が回ってきて悪樹の枝を受付に渡すことができた。金もまた増えたしハッピーだ!

 でもマジで納得いかないことがあるんですが。


「なんで俺初級のままなの?」


 だってあれ紅級だろ??倒したんだよ?証拠込みで。


 だが聞くところによるとどうやら初級初ランクアップはソロでやらないとダメなようで。理由としては例えばビギナー冒険者が上級冒険者とパーティーを組んだとする。そうすると上級の冒険者が軽々と強い魔物を倒してしまう。そんな状態で一応一緒に戦ったビギナー冒険者の等級が上がってしまえばランク付けとして全く意味が無くなってしまう。

 むしろそれで簡単ランクアップしてしまうと、同ランクだからと言って自分の力を過信してしまい本来格上である魔物に瞬殺されてしまう。


 ランク分けとは冒険者に危険が及ばないようにその冒険者にとって丁度いい相手を見出すために作られたものであり、絶対的な権利や名誉のために存在している訳では無いのだ。


「うぅ〜〜結局まだ木かよ……」


 紅等級を倒しても自分が最低ランクなのは変わらぬようで。あークソッタレ!!四天王とも戦ったってのによぉ! てかサキ貴様……!


「あはは……いやぁまさか上がらないなんて思ってなかったし……わ、私悪くないよね!?」


「俺を差し置いてズルいぞこのクソォォ!!」


 コイツ木の俺を差し置いて紅にランクアップしやがった!!クソッ!クソォッ!! 離せクチク!!


「やめろ暴れるな!変な目で見られるぞ」


 ちなみにクチクはギリギリランクアップしなかったらしい。



 そして突然ギルドの扉が開く。



「……おっと、昨日の」


「……元気そうだな」



 最初に誰が驚いたか。冒険者ギルドに訪れたその冒険者。ロマリウス戦で助太刀に来た、あの冒険者。


 金色の認識票(銀髪の重騎士)と、銀色の認識票(金髪の魔法使い)。



「「ど、どっひぇぇぇぇぇっ!!?」」


 何故現れたか。それは予測できるはずもない。


「んん?何もそこまで驚くこともないだろうに」


「どぉえぇい!?」


 いひゃ〜、金髪の魔法使い!!めっちゃくちゃ近付かれて顔覗かれた!!さっきランク分けとは権利や名誉のために存在してる訳じゃないとか言ったけどこれマジヤバい!!なんか、こう、貫禄があんだよ!!


「無事で何よりだ。安心した」


 おおっ、こっちの重騎士の顔は今初めて見たな、女性だったのか。ロマリウスの時は兜被ってたし、声がこもって性別が分かりにくかったんだよな…………こう見ると何と言うか、対称的だな。重騎士の方は銀髪碧眼、魔法使いのほうは金髪紅眼。

 重騎士は流石に二メートルまでは無いだろうがかなりの高身長、魔法使いはまあ低めの身長。

 っと、そうだ名前聞き忘れてたな、まずは自己紹介せんと。


「……ああ、そうだった。自己紹介を忘れていたな」


 おっと危なかった。先に自己紹介をしてくれるみたいだ。


「私はシルフィー・エレム。気軽にエレムと呼んでくれ」


「私はアーラム・レーフ。レーフと呼んでくれればいいさ」


 重騎士はエレム、魔法使いはレーフね。覚えた。


 ──そして俺達もそれぞれ名乗った。



「ところでロマリウスはどうなったんだ?」


「ああ……あのままじゃ森が消滅してしまうから、エレムが大太刀で森の外まで吹っ飛ばしたのさ」


「は?」


 は? いや、は? どういう事?ちょっと理解できないかもしれない。


「そして私達はその間に、逃げてきたということだよ」


 なるほど、うん、まず環境破壊の恐れがあるので、ロマリウスを森の外までホームランしたと…………いやいやいや。


 見かけからしてもだいぶ力強そうだなとは思ったけどまさかそこまで怪力とは思わんだろ。


「は、はえ〜、なるほどね、そういうことだったのか」


「動揺を隠せていないぞ、ワロタ」


 バレてたか。てかそもそも何しに来たんだろうかこの二人は。

 サキも同じことを思っていたようで、エレムに質問する。


「ちなみに何でここへ?」


「うむ……次はどう行動しようか考えていた所でな。『捕食竜』も出現間近だ、残りの日数滞在しておくか、四日の間に何処かへ探索しにいくか……」


「ああ、なるほど」


 あれ?待ってもしかしてこれって超好都合なのでは?


「そういう事なら…………これから俺達とデソロートに行かないか?」



「ん……少し考えさせてくれ」



 あれ、フラれた?

シルフィー・エレム

クール系銀髪碧眼ストレートロング美女。西洋甲冑を装備している。身長は190cmあるかないかくらい。身長が高いのも相まって、鎧もかなりデカく見える。ちなみに持ってるのは大剣ってよりはクソデカ太刀。


アーラム・レーフ

落ち着いた面倒見のいいお姉ちゃん的な(適当)金髪紅眼で後ろ部分がミディアム。身長は150cm強程でそこから三角帽子でかさ増ししている。もみあげが長めでゆるゆるしてるというか柔らかいというか……(説明不足)

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