たいけんがくしゅう
おやつを食べた後は倉庫へ戻り、収穫したお芋の選別をする。
リンクスとイル君とニコ君はお芋を大きさ毎に分けて木箱に詰めていく。
サム君と僕は売り物にならないお芋をまとめる仕事を仰せつかった。
「いいかノア、こんなふうにきずがついてたり、ちいさすぎるいもはうりものにならないんだ。だからあっちにはこんでまとめておくんだぞ」
「あい、わかりまちたサムにーたん」
「こういうのはうまをかってるところにもってったり、おれたちがたべたりするんだ。すてたりむだにしたりしないんだぞ。いっしょうけんめいつくったいもだからな」
「べんきょうになりましゅ」
「いっしょうけんめいはたらいたら、ごはんがもっともっとおいしくなるんだぞ。だからがんばるぞノア!」
「あい!サムにーたん」
サムにーたんの張り切りようは微笑ましいの一言に尽きる。
まあ、皆からすれば僕含め幼児2人っていうのが可愛いんだろうけどね。
それにしても大量だなさつま芋。素人だからわかんないけど、畑の規模と比べると多いような気もする。
「おーい帰ったぞー」
「父ちゃん!」
「おかえりー父ちゃん!」
「おかえりなさい父ちゃん」
おや、リンクスのお父さんが帰ってきた。
これまたリンクスそっくり。いや、リンクスがお父さんにそっくりなのか。
リンクスが年を重ねたらこうなるんだろうという見本みたいだ。日に焼けた肌に笑顔がまぶしい。農家さんらしくがっしりとした大きな体をしている。
「おかえり父ちゃん。今日は帰ってこれないんじゃなかったのか?」
「おうリンクス、まぁ色々あってな。それよりその子が噂の子か?」
「こんちわーノアでしゅ」
にこにこ笑顔でご挨拶。人間関係は挨拶からですよ!
「ようこそ自慢の畑へ。手伝いはどうだ?楽しいか?」
「あい!とってもおいしいでしゅ!」
「ハッハッハッ!嬉しいこと言ってくれるねえ。丹精込めて作ってるからな、そう言われると嬉しいよ」
間違えた。お芋の感想言っちゃった。まあウケたようだしいっか。
「とうちゃん!ノアにはおれがいろいろおしえてるんだ!」
「おお?どうしたサム、いつもは手伝い嫌がってるのに」
「おれもにいちゃんなんだ!だからおれがノアのめんどうみてやるんだ!」
「ハッハッハッ!そうかそうか、サムが兄ちゃんか。ならしっかり見てやるんだぞ」
「うん!まかせて!」
おやおや、よっぽど"にいちゃん"が嬉しいんだな。可愛いなぁ。
トニーさんに頭をグリグリ撫でられて嬉しそうに笑うサム君の姿は微笑ましい。
「皆ー晩ご飯が出来たよー!ってあら父ちゃん帰ってたのかい」
「ああ、ただいま。母ちゃんの飯が食いたくて急いで帰ってきたんだよ」
「やだよ父ちゃんてば。さぁ皆も着替えておいで」
あらまぁ夫婦仲のよろしいこと。このご両親なら子供が可愛く育つのも当然だね。良い家族だね。
皆で返事をして家まで競争して帰った。
当然僕がびりっケツでした。
子煩悩なお父さんって萌えますよね←
皆様のご尊父はどのような方でしょうか
今日の話を読んで思い出していただければ私が喜びます←
今日もお越しいただきありがとうございます




