たのしい!おいもほり
「うし!準備はいいかノア?」
「あい!」
◇◇◇
道中はトラブルもなく無事にリンクスの実家に到着した。
平屋立てのお家で、少し離れた所にもうひとつ大きな平屋が立ってる。そこは収穫したお芋を置いておく倉庫で、畑はさらにその向こう側にあるらしい。
まずは荷物を置いて、着替えをする。お芋掘り用の丈夫な生地で出来たオーバーオールに長靴、日除けの帽子も被って準備完了!
リンクスと手を繋ぎながら畑の方へと向かう。
「お、いたいた。おーい母ちゃーん」
「おやリンクスお帰り」
「あっ兄ちゃんだ!」
「「兄ちゃーん!」」
リンクスが声をかけると皆がこっちへやって来た。
「ただいまー。ノア、俺の母ちゃんと弟のイル、ニコ、サムだ。で、こいつが話してたノアだ」
「こんちわー。ノアでしゅ」
にこぱっと笑ってご挨拶。
リンクスのお母さん、カレンさんはいかにも農家のおかみさんって感じ。日に焼けたふくよかな人だ。
「あらあらまあまあ!噂には聞いてたけど本当に可愛い子だね!お人形さんみたいじゃないか」
「僕はイルだよ、よろしくね」
「俺はニコ。ヨロシクー」
「…サム」
3人はそれぞれ雰囲気こそ違うものの、外見はリンクスそっくりだ。成長の過程を見てるみたいで面白い。
イル君は少し大人っぽい感じ。弟でもありお兄ちゃんでもあるからかな。
ニコ君は社交的な感じがする。誰とでも仲良くなれそうな雰囲気がある。
そしてサム君はシャイさんなのかな?ちっちゃい声で名前だけ言ってそっぽ向かれちゃった。
イル君とニコ君は12~11才くらい、サム君は6才くらいにみえる。1番年が近いし仲良くなれるといいんだけどな。
てゆーかリンクス本当にお兄ちゃんなんだね。
研究所ではやられキャラ、じゃなくておバカキャラ、でもなくて、いやおバカキャラは間違ってないな。と、とにかく弟キャラっぽいから、なんかしっかりしてるリンクスって凄い不思議な感じ。
ちなみにお父さんのトニーさんは今日は留守らしい。
明日また紹介してくれるって。
「さあさあ、挨拶はこのくらいにして、戻るよ。キリが良いところまでやったら昼ご飯だからね!」
カレンさんの言葉に皆で返事をする。
さあいよいよ芋掘りです!
蔓はすでに切られてるので、残った蔓の回りの土をスコップで軽く掘る。
お芋を傷つけないように丁寧に掘り進めるとお芋が顔を覗かせる。こんにちわ!君に会うために来たよ!
お芋がぐらぐらするくらいまで土を掘ったら、いよいよですよ!
腰を落として、蔓をしっかりと持ち一気に引っこ抜く!
「んよいぃぃぃちょー!」
ずぼっ!と音がなり、いくつも連なったさつま芋が出てきた。
「でたー!」
「おー!うまいうまい!芋掘りの才能あるぞノア!」
えへへへ~そうかなぁ~。
「その調子でどんどん抜いてくぞー!」
「おー!」
腰がね、しっかり落とさないとね、爆発しますからね
農家の皆様のおかげで美味しいものを頂くことができます。ありがとうございます
そして今日も読んでくださる皆様に感謝します
ありがとうございます




