スイーツかくめい☆きゅうきょくのスイーツ、なんじのなはチョコレート!1
「ベンジャミンしゃんはカクのみ、どうやってしらべてるんでしゅか?」
「待てノア、細かい研究内容を聞くのはご法度だ」
「あう、ごめんしゃい…」
よく考えれば当然だよね。研究内容聞くなんてマナー違反もいいとこだ。
同じこと二度としないようにしなきゃ。反省反省。
「かまいませんよジンさん、僕の場合は特に隠してはないので。ノア君、こっちへおいで」
そう言って室内を案内してくれる。
「まずは魔工品から説明しようか。これは中に入れた物の水分量を調整することが出来る魔工品だよ。ちょっと湿った程度から、粉末状になるまで水分をぬくこともできる。これでカクの実の外側の殻を砕いて乾燥させて、粉末状態にしてから調べるんだ。そしてこっちの魔工品は、中に入れた物を自動で擂り潰すことが出来る。中の実はこれを使ってペースト状態にしてから調べてるんだ。」
「しゅごいでしゅ!」
他にも遠心分離機や圧搾機なんかもあった。
さらに奥には扉があり、その向こう側に天井まである冷蔵庫みたいな大きな魔工品もあった。
「これは調温保管室。設定した温度を保ちながら素材を保管する魔工品だよ。カクの実は採取してから一定期間高温で保存することで毒性が抜けるんだ。今は空っぽだけどね。だから、ここから出してある物は口に入れても一応は大丈夫だよ。とは言えあんまりオススメは出来ないけどね」
と、苦笑しながら説明された。
おお、ほんとに毒性あったんだ。今さらながら冷や汗が出てきた。
いや、でも体を張ったおかげでチョコレート見つけたんだから、結果オーラひっ!ジンさんとアルベルトさんがこっち見てる!心読まれてる!?怖い!
ゴホン!き、気を取り直して、
「こりぇならチョコレートちゅくれましゅ。イワンしゃん!」
「おう!言われた通り、砂糖とバター持ってきたぞ!」
「しょれでは!チョコレートじゅくりをはじめましゅ!」
「「「「おー!」」」」
おっ、ベンジャミンさん意外にノリいいですね!
◇◇◇
本日は白衣と帽子、マスクと手袋、完全防備の研究員スタイルでお送りします!カソーケンみたい!ん?カソーケンってなんだっけ?
てゆーか皆はビシッと着こなしてるのに、僕だけ給食当番にしか見えない…別にいいもん。気にしないもん。
まずは殻の方から。
適当な大きさに砕いてからトレーにのせて、オーブンにしか見えない魔工品にイン。粉末状になるまで水分を抜いてもらう。
お次は、実の部分!
乳鉢でグリグリねじねじと擦ってペースト状にする。
これが結構大変。初めてのチャレンジだからね、自分で使えない機械を使うより手仕事で進めるほうがいいだろうと思いまして。
まあ実行してるのは僕じゃないんだけどね。えへ。
だんだんと滑らかになっていくカクの実に、砂糖とバター、そして今回初登場の粉乳ちゃんを混ぜる。
じっくり丁寧に、材料が馴染むように混ぜつづける。
ちなみに今回はイワンさんじゃなくてベンジャミンさんに作ってもらってる。
まずはカクの実の専門家であるベンジャミンさんに任せようというジンさんの判断である。
イワンさんもそれに否やはないみたいだけどギリギリまで近づいてガン見してる。
おっとそろそろいい頃合いかな?
満を持して!チョコレート様の登場です!
先に弁明しておきますが、チョコレートの作り方はかなり雑かつ適当です
なんせファンタジーでフィクションで素人ですからね!
ここまで言い訳しておけばお目こぼし頂けるはず←
目をつぶってくださる優しい皆様に感謝いたします
本日もありがとうございます




