表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/584

スイーツかくめい☆クリームたっぷりロールケーキ


「ようノア、頑張ってるな」


「イワンしゃん!まってたの!」


問診票を持ってやってきたのはイワンさん。

ちょいちょいと手招きし、廊下の隅っこでしゃがみこんでコソコソと作戦会議をする。


(あにょね、アルねえしゃまにないしょでつくりたいスイーツがあるの)


(新しいスイーツか!今度はどんなモノなんだ!?)


イワンさんの探求心と向上心によって、パウンドケーキとクッキーはだいぶバリエーションも増えている。

けど、大仕事を乗り越えた二人を労うために新しいスイーツを作って打ち上げをすることを思い付いた。

作るのはイワンさんだけど。それはそれ。テヘペロ。

アルベルトさんはスイーツなら何でも大好き!な方なので、ガブリエルさんの好みを探ってみた。結果、生クリームを気に入ってることが分かった。

生クリームを堪能できるスイーツと言えば、ロールケーキでしょ!


◇◇◇


まずはスポンジ作りから。

卵と砂糖と小麦粉の扱いにはイワンさんもすっかり慣れている。

ささっと生地を完成させてオーブンへ。

生地を焼いてる間に生クリームを泡立てる。

こちらの世界の生クリームは本当に美味しいので、砂糖は控えめに。

大量の生クリームの泡立ても筋肉モリモリのイワンさんにかかればあっという間に出来上がる。

僕にはとても出来ない技である。どうしたものか…筋トレから始めるべき?

ふわふわに焼き上がったスポンジを冷ましたら、生クリームをたっっっぷりとのせて広げる。

まんべんなく広げたら、スポンジの端を持って軽く持ち上げ、くるりんと転がすように巻く。

一つは生クリームオンリー、もう一つは果物も並べて一緒に巻く。

形を整えてカットすれば!


◇◇◇


「ロールケーキでしゅ!」


「キャー!新しいスイーツ!」


「わあ…」


アルベルトさんの反応は予想通り。ガブリエルさんは言葉少なに、でも目をキラキラとさせている。よしよし。


「ノアちゃん、このろーるけーき、アタシ達のために用意してくれたの?」


「あい。こっちはなまクリームだけで、こっちはくだもにょもはいってるの」


「嬉しい!ありがとうノアちゃん!あぁん可愛い!キレイ!食べるのもったいないわ!でも食べるわ!」


「とても美味しそうだねありがとうノア君」


「えへへーどいたちましてー。しょれでは、おしごとおちゅかれさまでした。かんぱーい!」


おっと、ナチュラルに乾杯の音頭とってしまった。ま、いっか。


「「乾杯!いただきます」」

「おいちー!」

「「美味しい!」」


うーんさすが異世界素材スイーツ!予想以上の仕上がりです!

実は今日の打ち上げのために、試作した時の味見は我慢したんだよね。

初めてはアルベルトさんとガブリエルさんと食べたかったから。我慢した甲斐があったー!うまうま。


「んんん!美味しい!ふわふわのスポンジとスッキリとした甘さの生クリームとフルーツの相性が抜群だわ!」


「こちらの生クリームだけの方も美味しいですよ。シンプルなだけに生クリームの味がよくわかります。それに、こんなにたっぷり味わえるなんてとても贅沢です」


二人とも大絶賛。喜んでくれて嬉しいな。えへへ~。

アルベルトさんが入れてくれた紅茶とロールケーキはあっという間になくなった。


「はぁ~美味しかった。ご馳走さまノアちゃん」


「ご馳走さまノア君、本当に美味しかったよ」


「えへへ~よろこんでもらえてぼくもうれしいの」


にこにこ笑いながらそう言うと、感極まったアルベルトさんに再び抱き締められた。

力強いハグに紅茶とロールケーキが出そうになったのは言うまでもない。ぐえぇ。

何を隠そう、学生時代ケーキ屋にてアルバイトしておりました。その時に覚えたロールケーキを綺麗に巻けた時の快感たるや。以来、ロールケーキに関しては食べるよりもそこに重きをおいてます

これもひとつの【結果よりも過程を楽しむ】なのでしょうか

皆様にもそういったものございますか?

今日も読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ