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こんやのメニューは

「ノア、味付けはどうだった?辛かったり濃かったりしなかったか?量は多くなかったか?」


「とってもおいしかったでしゅ!りょうもぴったりでしゅ」


「やっぱり俺らのより少し薄味くらいで丁度いいみたいだな」


「そうね、味つけはその方がいいわね。パンもお肉もしっかり食べられたし、次からはアタシ達と同じ献立で問題ないわ」


おお!次からは主菜や副菜も食べられるということですね!

想像したらまた涎が。ジュルリ。


「わかった。今夜もここで食べるのか?」


「ええ。今夜はここで、明日の朝からは食堂で食べるわ」


「今夜の分は俺が受け取りに行くから用意だけ頼む」


「わかった。特別メニューを用意しとくから楽しみにしてろよノア」


「あい!まってましゅ!」


ニッカリと笑顔で素敵なお知らせをしてくれるイワンさんに全力で応える。早く夜にならないかなあ。わくわく。


◇◇◇


はい夜になりました!

夕食はベッドではなくテーブルで頂きます。

食堂へ向かったジンさんの帰りをそわそわしながら待つ。まだかな~まだかな~。おっ!帰ってきた!


「またせたなノア。料理長特製の夕食だ。しっかり食え」


そう言ってジンさんが見せてくれたのは、色んなおかずの乗ったプレートだった。

こ、これはまさしくお子様ランチではないか!子供しか食べられない特別な食事!あ、今は子供なんだった。もーまんたい!


「あら~可愛いじゃない。よかったわねノアちゃん。さ、頂きましょ」


「あい!いたらきます!」


プレートに乗ってるのはパスタとハンバーグ、オムレツにサラダとフルーツ。

マグカップの中身はオニオンスープかな?どれも少量ずつ綺麗に盛り付けられている。そして当然美味しい!

ジンさんとアルベルトさんと同じテーブルで一緒に食事をとるからこそ、もっと美味しく感じた。

はあ~幸せだな~。


「ごちしょうさまでちた」


「いい食べっぷりだな。残さず食べて偉いぞノア」


「本当、美味しそうに食べるわよね。なんだか見てるこっちも嬉しくなるわ」


二人から誉められてるかどうか微妙なコメントを頂きました。食い意地については言及しませんよ。


「アルベルト、今後は予定通りでいいか?」


「ええ、問題ないわ。ノアちゃん、今夜はここで寝て、明日からはジンの部屋で生活するのよ」


おう、そういえばそんな話でしたね。ご飯のことで頭がいっぱいで忘れてたよ。


「ノア、俺は片付けなきゃならん仕事があるから先に寝てろ。明日の朝迎えにくるから、一緒に食堂へ行くぞ」


あ、そっか。よくよく考えたら僕の保護ってイレギュラーなことだもんね。その上で今日1日ずっと側にいてくれたんだ。通常の仕事がたまってるはずだよね。

ちょっとばかり不安だけど、我慢できますよ。可愛くて賢いノア君ですからね!


「あい。わかりまちた。おしごとがんばってくだしゃい。いってらっしゃい」


「ああ、行ってくる」


きゅるるんと脳内で効果音付けて応援と見送りを告げると照れ臭そうな笑顔で返された。

眩しっ!イケメンの照れ笑い眩しっ!

さーて、満腹後の睡魔さんもやって来たので、大人しく寝るとしましょうかね。

早く明日にならないかなぁ。ぐぅ。


残念ながら自分では食べた覚えも見た覚えもないのですが、なんだがスゴいものという漠然としたイメージがあります。お子さまランチ。皆様の中にこれぞお子さまランチ!という物はありますか?

今日も読んでいただけることに感謝します

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