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はじまり

ただ今熊モドキに襲われバリムシャされるの待った無しな状況の僕。

何故そんな事になったかと言うと。


◇◇◇



「ギャァァァァァァ!!」


僕、絶賛落下中。

何何何なの!?何で落とし穴にぃぃいやぁぁ!死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅ!!


「ァァァァァァ!!」


ドスンっ!!


「ぐえっ!あれ…た、助かった…?」


いきなり落とし穴にはまって、とりあえず助かったけど、何コレいったいどういうこと?


パチパチパチパチ


「いや~スゴいね君。ギャグ漫画でしか見たことないよそのポーズ」


「は?えっ、いや、どちら様ですか…?」


一人バックドロップを決める僕に声をかけてきたのは超絶イケメンだった。

益々訳の分からない状況にとりあえず尋ねてみれば


「僕は神様ってやつです」


「はい?」


益々、益々訳が分からなくなった。


「ははは、まぁまずは座って座って」


そう言ってイケメンが手を振るといきなりテーブルと椅子が現れた。

促されて席に着き、出されたお茶を飲むと幾分か落ち着くことが出来た。

回りを見るとただひたすら白いだけの空間で、イケメンと向かいあいお茶をする。


「いや何これどういう状況?」


「う~んとねぇ、端的に言うと君は落とし穴に落ちたんだ。で、その落とし穴がどういう物か説明するからとりあえず話を聞いてくれる?」




まず最初に、世界は1つじゃないんだ

君がいた地球という世界の他にも世界はいくつもあるんだよ

いわゆる異世界というヤツだね

で、その異世界同士が繋がることがたまにあるんだよ

トンネルや落とし穴みたいに、入り口と出口が別の世界ってことが

で、そこに落ちた人のことは、出口側の世界の管轄なんだよ

つまり君のお世話は僕の担当ってワケ

なんだけど、ここからが大事な話

僕はね僕の世界にはあまり関わらないようにしてるんだ

僕と人の距離が近いのは僕の世界にとってはあまり良くないことだから

つまり僕が君のために何かしてあげられるのは今ここでだけなんだ

でも出来る限りは力になってあげたいと思ってる

だからね、展望というか、何か望みはある?

ああ、落ちたショックで記憶が色々と飛んでるみたいだね

よくあることなんだよ、出口側の世界に馴染みやすいようにね

そんな状態で望みとか聞かれても困るよね

でもいつまでもここにいさせてあげることも出来ないから、何かないかな?

ん?お菓子作りが趣味?

いいね!いいよ!丁度いい!

ああ、いやこっちの話。気にしないで

良し!君が思う存分お菓子作りが出来る環境を整えてあげる!



それじゃ、目一杯楽しんでおいで

始まりました。拙作を読んでくださる皆様に感謝します

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