25話 帰ろうよ
ーーーー 聖樹の森 ーー
う〜ん、流石ね光の泉は!疲れも癒してくれるわ
ゾクゾクっ)))うわっ何かしら、とてつもない嫌な悪寒がしたわね
な 何!聖樹から黒い霧が出てきてる、何が起きたの?
聖樹に行くと、あの子とハーフの娘の体から黒い霧が出て来ていた、黒い霧?なんでこんな物が……
違う、これは闇!何処から…大鷲の体に触れる
迷魂と繋がっていれば、記憶や行動を見る事が出来る
…!何で深淵の女王が!!封印されている筈では?
2人の体が闇に覆われて行く
ちょっと待って、この子達って闇に囚われたの?
くっ、間に合うか?2人の体に手を乗せ神光を放つ
お願い間に合って………ヨシ、間に合ったわね
2人を覆っていた闇が神光によって祓われた
今ね、聖域結界!今度は神聖な結界で闇から遮断した
ふぅ=з、これもいつまで持つか…
なんでこのタイミングで深淵の女王なんて大物が出て来るのよ、封印は?まだ数百年は持つはずよね
レイア!聞こえるかしら?レイア応答して頂戴!
(はい、お姉様、きこえていますぅ)
至急調べて欲しい案件が出たわ、お願いできるわね
(はい、大丈夫ですよォ、何があったのですかぁ)
深淵の女王が復活したらしいのよ、天上界では把握しているのかしら?
(ふぇぇ、深淵の女王ですかぁ!そんなぁ〜 直ぐに調べてきますぅ)
とりあえず、これで対処は出来るはずよね
問題はこの子達ね、ハーフの子を助けろ!なんて焚き付けた私にも責任があるわ、少しなら介入してあげる
だから、頑張りなさい!
女神を味方に付けて負けたら承知しないわよ
ーーーー 深淵の入口 ーーーー
あ〜力が入んねぇ、闇に堕ちたら意識はクリアになったな、真っ暗だけど薄らと街並みが見える
さっきから破滅の衝動に駆られるのは、闇の影響か?
そんな事より…あれ?俺は何をしようとしてたんだ?
女王様の前に膝まづいていた、隣には巫女様がいる
今日は、闇の戦士長を決める大会があります、貴方はそこに出て結果を出しなさいな
[はい、必ず結果を出してみせます]
そして闘技場で戦っていた、倒せば倒す程に気分が 高揚してくるギャハハハハ!オラオラ!
次だ次ぃ、かかって来い!ガハハハハ
さぁ、ミントも応援して上げなさい、貴方の騎士が決まる大会でもあるのよ
(うん、お母さん、私の為にあの人族は戦ってるのね)
そうよ、貴方の役に立つ為だけに頑張っているの
だから、貴方の騎士になった時にには家畜の様に使って上げれば彼も喜ぶはずよ
(人族なんて家畜同然だものね)
ふふふ、良いわぁ、いい感じに仕上がって来てるわぁ
もう一押しで、完全に堕ちるわ
ふふふふ、ミント貴方も随分と闇が似合う様になった
(本当に?お母さんとお揃いになるのね、嬉しい)
そうこうしている間に決まりそうね、あの子もミントの騎士になれるのだから、充分でしょうフフフ
よっしゃあ、勝ったぜ!これで俺も神子様の騎士…に
うぐ…何だ心の中に何かが……
おめでとう、これで貴方は巫女の騎士に任命されます
さぁ、こちらに来て巫女に挨拶をしなさい
[は…い、くっ、どんどん強くなって来る]
貴方が私の騎士になるのですね
[はい、私が……ぐおっ]光が俺の体から溢れ出す
うわぁ、ジュウって焼ける様な音と共に俺の体の黒い皮膚が剥がれていった、痛みは無い心地よい感じだ
同時にミントにも光が当たる、女王が庇ったせいで
ミントは体半分程が黒く残ってしまった
女王は全身に光を浴び、倒れ苦しんでいる
突然念話が届いた、何故か怒った声で
女神が力を貸してるのよ、負けたら承知しないわよ!
oh...レイナさん、おこだ、激おこである、これは死んでも負けられない、てか負けた後が怖すぎる
ぐぬぬ、その声、その光!覚えがあるぞ!天上の女神かぁぁ、よくも妾を、妾を地の底におとしおってぇぇ
ぬぁんじゃ、胸糞悪い魔力を感じたから出張って来たんじゃがな、貴様であったか!闇の婆よ
出て来るのが、ちと早すぎんか?のう?
くっ、女神の次は、し 真龍の爺か!な なぜ貴様らが出て来おる?本来は不介入であろ
あら、その子は私達、生命の女神が担当しているの
その小物はな、儂が少~し、ほんの少~しだけ目をかけておるでな、所で今、貴様と言ったか?
神龍であるこの儂に?貴様と言ったか?
い いやそれは言葉のあやである、決して貴様などとは
女神の嬢ちゃんだけでなく、この儂1人でも本気になったらどうなるか知らん訳でも無かろう?
今度は地の底では済まさんぞ!!
ひぃぃ、分かっておるわかっておるよ、妾はもう帰るのじゃ、小娘と爺には関わりとう無いわ
ꐦ 誰が爺か!!
ひぃやぁぁぁ、ズゥウンと消えていった
さて小僧、言いたい言は山程ある、先にその娘を連れ住処に帰れ!
あら、叔父様はもうお帰りに?でも助かったわ
私だけだったら どうなっていたか ありがとう
ふん、散歩に出たら偶偶ここに来ただけじゃよ、ではな
何だかんだで心配していたのね、さてあの子達をお迎えしないとね
ーーーー 聖樹 ーーーー
おふ、何とか戻って来れたぁ~疲労が半端ない
はっ、ミント!
(うぅぅ、お母さんお何処?嫌、置いてかないで)
ミントは斑になっている、まだ影響がのこってる様だ
レイナ様、何とか、何とかならないですか?お願いします、ミントを救ってやって下さい、お願いします
貴方、何でこの娘をそんなに救いたいの?理由を
[多分 俺寂しかっんです、元人間でこの世界に来て話し相手もいないし 最初は別に1人でも良かった 初めてミントを助けた時に何か変わって……次にあった時には奴隷狩りに捕まっていて、念話した時に会話出来る相手がいるって…それで]
同情から始まって友情、そこから…ってかんじなのね
貴方にとっては失いたく無い相手なのね
私も力を貸したからには最後まで面倒はみるわよ
但し、女神である私は干渉しないのが決まりなのね
力を貸せても私に関連する者のみ、つまり貴方だけね
貴方に力を少し貸すだけでも規律違反ギリギリなの
今回は深淵の件が絡んでいるから、少しならね
そこで、強引だけど条件があるわ!こんな事を女神が教えるのって駄目なの、貴方に甘い私だから今回だけ特別処置として条件を飲めば少しだけ力を貸せます
「その条件を教えて下さい」
うふ、即答ね!良いわ条件を教えます
まず私に出来る事は、あの娘の精神や魂を浄化します
その後に貴方をあの娘の前まで送る事、ここまでよ
最後に全てが上手くいったら、その娘にはやってもらう事があります
「ゴクッ、ミントにやってもらう事って?」
私、私達アスレイナ、レイアの信仰をする事ね!
そうする事で最低限、私達女神との繋がりができます
事後ですが、それが今回限りの最低条件です
「分かりました、その際には2人で信仰します」
宜しい、それで始めましょう!まずは浄化するわね
o,+:。☆.*・+。キラキラと辺り一面浄化された様だ
さて、後は貴方をあの娘の前に送るだけね
準備は出来てる?いくわよ、えい!ビターン!!
「ぐわっ、またビンタかよーー」
フッと、再び迷魂状態になったよ!目の前には
何故か幼くなったミントが居る、今も泣いている
(お母さん、お父さん、どこ~ うわぁぁん グスン)
や やあ!ミントちゃん、どうして泣いているかな?
(お兄さんはだぁれ? 怖いひと?うゎぁぁん)
oh...余計に泣かせてしまった、怖くないよ大丈夫だよ
(グスン 本当?怖くない?怒ったりしない?)
しないよ、ミントが泣いてるから心配しているのさ
だからね、何で泣いてるのか教えてくれるかな?
(うん、お母さんとお父さんが死んじゃったの でもミントも死んじゃったからお母さんとお父さんにあいたいの)
くっ、違うよ、ミントはまだ生きているんだよ
(嫌だよ、お母さんとお父さんに会いたいの)
会いたいのはわかるけど、どうして嫌なのかな?
(生きてたっていい事なんて無いよ、皆んな虐めるし楽しい事なんて無い、ずっと1人で寂しいの)
そうだな、1人は寂しいな分かるよ!俺も1人だから
でもなミント、生きてればいい事も有るって!
(そんな事無い、いい事何て1度も無かった)
無ければ、これから作れば良い!だからもう一度生きて見ようよ
(…嫌、駄目、嫌だよ)
何でだい、どうして生きるのが嫌なのかな?教えて
(だって生きたら…になっちゃうから)
ん?ごめんよく聞こえなかったよ、もう一度教えて
(1人に…また1人になっちゃう、もう1人は嫌)
そうか、そうだったな、だったらミント相談があるんだ聞いてくれるかい
(うん)
ミントが帰って来たらさ、俺と一緒に居よう!
(お兄さんが一緒に居てくれるの?本当に?)
ああ、本当だ!お互い1人同士だ一緒に居てもいいだろ
(本当に本当?帰ったらずっと一緒にいてくれの?)
そうだ一緒だ!2人ならいい事も楽しい事も作れる!
(お兄さん人族なのに何でミントな優しいの?)
はっ!すまんミント、言って無かった事があるんだ
(えっ、嘘なの一緒じゃないの…グスン)
違うよ、一緒には居られるのは間違いないんだよ
只な、その…今は俺の姿は人族に見えてるだろう?
(うん、人じゃないの?)
そうだな、実はミントとは何回も会って会話もしてる
(えっ、私お兄さんとは初めてだよ!騙しているの)
違う違う、帰ったら分かると思うけどな、早い話し
俺の正体は魔導巨大大鷲っていってな人ではないんだ
(……鷲さん?…大鷲さん!なの!!)
ああそうなんだ、俺は大鷲なんだ!こんな俺でも一緒でいいかい?
(大鷲さん!ふぇぇん うわぁぁん)
どうしたミント、いきなり泣き出して怖かったか?
(ううん、違うの、ずっと会いたかったの、何回も助けてくれて、お話もしてくれたから)
そっか、こんな俺でも良いのか?
(ずっと一緒に居てくれる?約束してくれる?)
約束でも何でもするさ、ずっと一緒だ!
(うん、ありがとう 私 帰ってみる)
なら帰るのも一緒に行こうか、この姿もここまでだ
せっかくだから手でも繋がないか?貴重だぞ(笑)
(うん、ギュ!手…大きいね)
ハハ、そうか大きいか!ゆっくり行こう、出口は目の前だし久しぶりの手繋ぎだしさ (笑)
(うん、お母さんとお父さんと手を繋いで以来なの)
楽しそうだなミント、まだ手を繋いだだけだぞ
(うん、何だろ?何か嬉しいの)
そうか、でもこんなもんじゃないぞ、手を繋いで嬉しいなら、これからは嬉しい楽しい!が沢山だぞw
(うん)
ようし、ここからが出口だぞ!出るのも一緒にだ
せーので一歩進んで帰ろうな(うん)
行くぞ! せーの!!




