第29話:太陽少女の任務の後
「ただいまー」
俺、遠藤オワルはキワミとのデートを終えて帰宅した。
「お帰りなさいませ♡ ご主人様♡」
で、意味不明な物体に出迎えられた。突き上げるHカップのおっぱい。それをギリギリ隠しているエプロン。柄物のエプロンで身体の前方は隠れているが、見える部分の肌色はほぼ百パーセント。というか百パーセント。
「何してんの?」
「ほら、今日は太陽少女オーバーサンに出動命令が出たので、私がこうしてドレスティック・インバータでご主人様の家に転送されたわけです。なので裸エプロンでご主人様を出迎えようかと」
何言ってるか分かんないのは俺の頭が悪いせいか?
「どうですか? 先生の裸エプロン」
クルリとその場で一回転して、デカい尻が目に映る。色々と見えたが、それはまぁ言わないこととして。
「食事でも作ってくれたのか?」
「はい。肉じゃがに挑戦してみました」
さいですかー。まぁそれはいいとして。
「裸エプロンである必然性は?」
「ご主人様に発情してもらいたくて」
本気で言ってんだろうなー。
「ご飯ももう炊いていますし。お食べになりますか?」
「じゃあいただこうかな。壱岐尾先生も食べるだろ?」
「ご主人様の許しさえあれば」
「じゃあ許すから一緒に食おうぜ」
「はい。ご一緒させてもらいます」
そうして白米と肉じゃが、ベーコンと味噌汁。そんな簡素ながら手の込んだ料理を食べることになる俺だった。
「裸エプロンは解除しないのな」
「もちろん写真を撮ってくれて構いませんよ? 先生はそれで脅されてご主人様に身体を捧げる所存です」
まぁ壱岐尾先生がドマゾメスブタなのはすでに理解しているんだが。
「だから独富学園の三美姫より先生の方がおっぱいが大きい!」
ズドーンと身も蓋もない事を言って、黒背景にスポットライトが当たる壱岐尾先生だったが、まぁそれはそれとして。
「肉じゃが……美味いな」
「心づくしで作りました!」
そりゃどうも。
「それよりも先生の裸エプロンを写真で撮って脅したりしないんですか?」
「して欲しいのか?」
「是非!」
それもそれでどうよ。
「ご主人様になら全てをさらけ出せます」
「じゃあ家の縁側から放尿できるか?」
「やって御覧にいれましょう」
やめて。飯がマズくなる。ちなみに祖母の家なので、普通に昔ながらの家屋で、縁側も存在するのだ。水回り……キッチンとトイレと風呂は最新のものにリフォームしてあるが。ワイファイも完備してあるしな。
「ご主人様……学校での件ですけど」
「俺がキラーンとマスラオとキワミとイチャイチャした件か?」
スマホで確認したが、マジで壱岐尾先生は鬼コメをしていて、俺がドン引きするっていう。
曰く。
『先生の方がおっぱい大きいじゃないですか』
『先生も処女ですよ』
『ご主人様に完全なる忠誠を誓います』
『見捨てないでご主人様』
『またデートしましょう。今度はランボルギーニで』
『ご主人様は先生のことをオナホとして使ってくれますよね?』
などなど。
「お前の正気を疑うんだが」
「何か変なことがありましたか?」
自覚が無いのがなおさら悪い。
「で、俺に肉じゃがを作ったと」
「ご主人様の胃袋を掴む方向で戦略を練ろうと思いまして」
「まぁ美味いけどさ」
「本当ですか!?」
「そりゃ美味いに決まっている。壱岐尾先生が一生懸命作ってくれた肉じゃがだ」
「先生のことはメスブタとかメス奴隷とか呼んでいいんですよ?」
そんな上級者の呼称は俺には無理。
「せめて先生を辱めて?」
それも無理。
「むう。ご主人様はサディスティックすぎます……」
ソレは俺の問題か?
「とにかく肉じゃがは美味いよ」
「本当ですか!?」
パァッとメスブタ……壱岐尾先生の顔が輝く。
「料理も出来るんだな。壱岐尾先生は」
「はい。ご主人様に巡り合った時に恥をかかないように」
その感覚はよくわからんけども。
「ご主人様。先生を好きにしていいって言ったらどうします?」
「抱く」
「あはぁ♡ それでこそ先生のご主人様です♡」
っていうか、童貞じゃないしな。
「ご主人様。先生にお慈悲をくださいませ」
裸エプロンで食事をしている壱岐尾先生。そのエプロンがずらされる。ビーチクが見えて、俺の股間に特攻攻撃。
「それが困るんだよなー」
「ご主人様。メスブタの先生にお慈悲を……」
与えようと思えば与えられないことはないんだが。
「もちろん動画撮影するんですよね!?」
俺をそこまでの鬼畜と思っているのか? 壱岐尾先生は?
「ご主人様のお珍宝を受け止めるためなら幾らでもいやらしいメスブタになれますよ?」
問題はソレを俺が納得していないことで。
「ご主人様はもっとこう過激なプレイがお好みで?」
そもそもそういう発想が俺には無いんだが。
「その……ね? ご主人様さえよければ、先生はどこまでも堕ちていけますよ?」
「俺のことを考慮してるか? ソレ」
「恥ずかしい自己紹介をしてパンツを開示する動画を撮られたんです。もはや先生にご主人様に逆らう権利なんてありません」
うーん。難しい選択だな。
「あの動画で脅迫して、先生を好き勝手にしてください」
「お前はそれでいいの?」
「ご主人様の慰み者になるなら、これ以上の栄誉はありません」
まぁそう言うしかないよな。
「ですからぁ♡ ご主人様ぁ♡ 先生を滅茶苦茶にしてください♡」
「後悔しないか?」
壱岐尾先生のおとがいを持ち上げて、俺は聞く。
「はい♡ 先生をご主人様のメスブタにしてください♡」
「そこまで覚悟が決まっているなら言うことは無いぞ」
そうして俺は壱岐尾先生にキスをする。後は流れで概ね何とかなった。俺の経験が壱岐尾先生を天国に連れて行く。ああ、きっとこのために俺は性的な技術を磨いてきたのだろう。あの二人とイチャイチャしてエッチなことをしたのもこのためか。だったら俺も遠慮することはないよな。壱岐尾先生が凌辱されたいなら、それ以上は無いわけで。




