↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/23

15pt いつもの日常

突然だが、本日はとあるいつもの光の1日をご紹介しよう。



AM 6:00

「………………ふわぁ~」


光の朝は早………………い、というほど早くはないが子供らしい時間に起きる。

そうして起きると、


「おはようございます。お嬢様」


「おはようございますわ!」


側にはすでに使用人が待機している。もちろんスーツを身に着けたビジネスマン風の、だ。

彼女の朝の挨拶からすでに彼女は悪役令嬢らしくしてあり、


《悪役令嬢ポイントを1pt獲得しました》


色々と試してみたのだが、悪役令嬢らしいしゃべり方をするだけで1日1pt獲得できる。

これで1年365ptだ。



AM 6:15

「………………ふはぁ~」


入浴。

朝ぶろなんて最高の気分だぜなどと考えながら光はしばらく過ごす。それ以上に語ることはない。



AM 7:30

「本日はパスタになります」


「おぉ、良いですわね。朝ですし軽くでお願いいたしますわ」


「はい。心得ております」


少し(?)長い風呂の後、朝食の時間となる。光の前には朝食とは思えないほど豪華な品の数々が並んでいた。

もちろんすべて光の分であり、食べ残しを使用人に等という中世ヨーロッパの貴族風なものではない。

品は多いが1つ1つは量が少ないので、ぎりぎり食べられないほどではないというくらいには抑えられているのだ。


 ――ギリギリなのは大人の感覚であって、子供に出すには多すぎる気もするけど。



AM 8:15

「本日のご予定はこのようになっております」


「ふむ。分かりましたわ。このままいきます」


予定の確認が行われる。1日の動きだけでも会社の運営には大きくかかわるので、気を抜くことは許されない。

ただ、そうして気を抜かないからこそ、


「素晴らしいですお嬢様。まだまだ独走状態となっております」


「オーホホホホッ!!!当然ですわぁぁ!!!!」


朝から賞賛され高笑いができるのである。

もちろん微妙な目をされるのだが、


《悪役令嬢ポイントを1pt獲得しました》


高笑いでもポイントが得られる。こちらもお嬢様言葉と同じく1日1度だけだ。

これで今のところ本日合計2pt。1年計算すれば約730pt。



AM 9:00

「今日も下々の者たちはせわしないですわね」


「ええ。そうですね。しかしそうせわしなく生きられるのも、財閥の方々の献身のおかげでございます」


ビルを移動していると、カラス張りの廊下から下の様子がのぞける。

人はゴマ粒以下でほとんど見えないが、車などが動いているのはよく見える。非常に混雑していて、余裕はないようだった。


《悪役令嬢ポイントを1pt獲得しました》


そしてこうして人々を見下ろすことで悪役令嬢ポイントももらえる。

ちなみ普段の1日でもらえるポイントはこれで最後だ。

1日3pt。決して生まれたばかりのころと比べると多くはないが、これを1年続ければ1095pt。必要な1000ptは超えることができる。



AM 10:00

「問題はありません」

「社長に確認していただくのはこれくらいかと」


「分かりましたわ。では、本日も頑張ってくださいまし」


「「「「はいっ!」」」」


光は1度会社の幹部たちを呼び寄せ、最低限の報告を受ける。

特に光がやることもないということなので、そのまま、



AM 11:00

「さすがはお嬢様。本日も完璧にございます」


「ふぅ。それならよかったですわ」


習い事の時間だ。

この日行っているのは、習字。きれいな字を書くというのもお嬢様には必要なことなのである。

それ以外にも習い事はたくさんあり、毎日会社の諸々がなくても忙しいのだ。内容としては水泳や格闘技、園芸や茶道など様々。



PM 1:00

「本日はローストビーフにございます」


「あら。素敵ですわね」


昼食。朝食より少し量が多いくらいであり、それ以外特に語ることはない。



PM 2:00

「ふむ。それではこちらの問題を」


「ええ。これは………………これでおしまいですわ」


「おお。完璧にございます。さすがはお嬢様」


また習い事、というより、今度は将来学校に通うときのための事前教育である。

もちろん小学校レベルの問題なので、前世の知識を持つ光にとっては片目をつぶっていても解けるような問題ばかりである。

もちろん、社会科といったこの世界の事を知っていなければならないとといけないものは苦戦をすることはあるが、


「前回教えたものはすべて完璧でした」


もちろんスキルの効果で1度やればどうにでもできる。



PM 3:00

「本日のおやつはドーナツになります」


「ふむ。良いですわね」


おやつ。特に語ることはない。



PM 3:30

「それではまたお願いしますわ」


「はい。よい成績のため、頑張ってまいりましょう」


ここからはまたお勉強の時間。

先ほどと内容は同じであるため、それ以上語ることはない。



PM 5:30

「本日はハンバーグになります」


「まぁ!良い匂いですわね」


夕食。まれに家族も一緒に食べることはあるが、たいていは1人。

この後は自由に遊んだり情報収集したり計画を立てたりお風呂に入ったりとあまり決まった時間の行動は無しで、


PM 8:30

「………………オーホホホホッ!本日も完璧な1日でしたわ!!」


子供にしては少し遅めの就寝である。

おやすみなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。