0.9 異世界に来てからの悩み....
「なんかさ、、、」
朝、みんなが目を覚ました後に、
陽葵が少し真面目な顔で
「体が痛いんだけど」
「なれない異世界にきたせいなのかな?」
陽葵は自分の背中を抑えたがら言った。
「いや、それ....俺もなんだけど」
1拍おいたあとに
「床で寝てるからじゃね?」
「あ、そっか」
蓮が眠い目をこすりながら陽葵に答えた。
陽葵言われてみればそうだったというように頷いていた。
「陽葵」
「僕の毛布下にひく?」
司が自分の毛布(ただの布)を陽葵に渡そうとしていたが
「いや、それは司が寒そうだから」
「大丈夫だよ。」
陽葵は、ありがとうと言って毛布を司に返した。
「そう?」
「欲しかったら言ってね」
司が毛布を受け取りながら言った。
「なんでさ、」
「司はそんなに陽葵にだけ優しんだよ」
「俺にも優しくしろよ〜」
蓮は司の腕にぐりぐりと腕を当てながら言った。が、
バサッ、
「―気持ち悪い」
司は蓮の腕をどかした後に軽蔑するように蓮を見ながら言い放った。そして、蓮は押された反動で倒れた。
「やだ、この子辛辣...」
──────
「でも、確かに」
「床で寝るのは体が痛い」
「こんなところだといい睡眠が取れない...」
この体痛い問題を一番重く感じていたのは島崎 美月だった。寝ることが大好きで元いた世界でも、授業中よく寝ていて怒られていた。
「私も、異世界に来てから」
「素振りをしてないから少し困ってる。」
蛍も異世界に来てからの悩みを言った。
「私も勉強したい...」
空も呟くように言った。
「私も、」
「シェフの作るご飯が食べたいわ」
1人だけレベルの違うことを言ったのは菊池 恋歌だった。彼女は家がお金持ちで異世界に来るまでは、お弁当も高級品ものばかり入っていると有名だった。
「いや、それは諦めろよ」
「...うん」
「あっ、...うん」
恋歌は、小さく頷いた。
そう、素直な子なのである。
ツッコミをいれた蓮もなぜか少し頷いてしまった。
──────
「う〜ん」
「やっぱりこっちの果物」
「めっちゃ美味しよね。」
直人がみんなで朝食に食べていた、こっちの果物を見ながら言った。
異世界の果物は中に砂糖水を入れたように甘くそして、その甘さがしつこくないように後味に酸味が来るような味だった。
「これは、他の食べ物も気になるなぁ」
直人はまだ出会えていない食べ物について妄想を膨らませているようだった。
「肉とか食ってみたいな、」
蓮も異世界の食事について考えていた。
「異世界の―肉、、、」
「―やばい、なんかグロいかも、」
透が少し想像してからうっと口元を手で抑えた。ほかの数人も考えてみたがやはりグロそうだったので考えるのをやめた。
「見た目は、普通であってくれ」
くだらない話で過ごしている時間だけはみんな異世界に来ていることを忘れさせていた。
──────
その裏では
誰もが気づかない。
声の届かないところで―
「やっと、見つけましたよ」
「○○様」
その声は、
酷く冷たかった―
第8話を見て下さりありがとうございました!
良かったら次回も見てください!!
新キャラクター紹介です。
○島崎 美月
寝ることが何よりも大好きで、硬い床で寝るので、最近は寝不足気味になっているのが最近の悩み。
○菊池 恋歌
とても、お嬢様だが素直であり嫌味を言ってくるような子ではない。とりあえずシェフの作るご飯が食べたい。




