0.8 B組が嫌いな理由
「魔法使えそうだったんだけどな、」
透は、自分たちも魔法が使えると喜んでいたが使えないと知ってがっかりしていた。
「もしかしたらポーズとかあるのかも?」
「蓮色んなポーズしてみてよ」
花が言った。
「...分かった」
「こ、こうか?」
右手を顔に当てて左手は後ろにピーンと伸ばしたへ、、独特なポーズをした。
「...あはははは、」
「何そのダサいポーズ」
「いや、やれって言ったの花だからな」
花が蓮のあまりにも予想外のポーズを見てお腹を抱えて笑っていた。
そのあとも色々なポーズを試してみたが結局魔法は使えず。
ただただ、蓮の独特なポーズがみんなの記憶へと残っただけだった。
──────
「俺は、いつまでこいつらといなきゃいけないんだよ」
楓が少しイライラしながらが言った。
「楓!」
「この前からなんなの?」
楓の言葉を聞いて我慢が出来なくなってすこし、怒り口調で言ったのは。
田島 さなだった。
さなは、B組のことが大好きで嫌いな楓のことをよく思っていなかった。
「ま、まぁまぁ」
「2人とも落ち着こうよ」
2人の仲裁に入ったのは、
市本 りかだった。
りかは、いつも周りのことを見て行動しすぎてしまう癖があった。
「今回ばかりは許せない!」
「なんで、楓はそんなに私たちのことが嫌いなの!」
さながりかの仲裁も聞かずに言った。
「嫌いも何もどうせ、お前らもアイツらと一緒なんだろ」
「あいつらって誰よ!」
楓がさなを睨みながら言った。
「俺は....いじめてたヤツらとだよ!」
さながえっと、静かに呟いた。
楓は2年生のこと同じクラスの数人に影でいじめにあっていたそうだ。
それも、身体的にも精神的にもきついものだった。
楓は、さすがに我慢できなくなって先生にも相談したがそんなことはあるはずがないと信じてもらえなかった。
そして、楓は人を信じることをやめて嫌われた方がいいと思っていた。だから、B組にもあまり関わりを持たないようにしていた。
「それは、」
さなは、少し俯いた後にぱっと顔を上げて楓に言った。
「最低だね...」
想像していた以上にドスの効いた声で静かに怒っていた。
「いや、なんでお前がそんなに怒んだよ」
「どうせお前がなんかやったんだろうとかいえばいいだろ」
「突然そんなこと言われてもキモイんだよ」
楓がさなの意外な言葉に拍子抜けしていた。
さなが楓の前に近づいて
「楓はいじめられてから何かしたの?」
「殴ったりとかした?」
「それじゃ足りないか...」
「いや、十分だろ」
「いや、してねぇよ!」
楓が焦って訂正したことによって笑いが起きた。
「でもさ、楓のことしれてなんか新鮮だな」
「元の世界戻れたらそんなヤツら訴えてらろうぜ!」
「お、おう?」
蓮が楓に言った。
たしかに、楓は元いた世界では同じクラスなのに関わることが少なかった。
こうやって異世界に来てからなんだかんだクラスがまとまっていた気がする。
そして、楓がいじめられていても学校に来続けてくれたことを褒めたたえていた。
──────
このまま何もないまま笑顔溢れるまま元の世界に戻れる気がしてしまった。
そんなことあるはずもないのに....
その夜みんなが笑い疲れてぐっすりと眠りについたあと、
(ガチャ)
また、誰かが外へと出て行った。
第8話を見て下さりありがとうございました!!
良かったら次回も見ていってください。
キャラクター紹介です⤵
○田島 さな(たじま さな)
3年B組のことが大好きで体育祭や文化祭ではいちばん盛り上がる系。
○市本 りか (いちもと りか)
よく周りを見すぎて疲れてしまう悪い癖があるがB組には欠かせない大切な存在。




