18.やるべき事
「派生魔法は特殊な魔法だ。」
「だから、弱点があまりわかっていない。」
司がスラスラと言った。
「つまり、強い相手と戦うためには」
「みんなが使っている元素魔法よりも派生魔法が多くいるってわけね」
空が司の言葉を噛み砕くように言った。
「そうだ。」
「お前たち一人一人で戦えとは言わない」
「期待もしていないからな」
司が当たり前のように言った。
「む、ムカつくぅ」
蓮は自分の両手をぎゅーーーと強く握りしめた。
「訓練は明日からしましょうか。」
慎さんは、きっと疲れている私達に気を使ってくれたのだろう。
「この世界について質問のある方はいますか?」
慎さんが、続けてそう言った。
そして、ゆっくりと右手を挙げたのは蛍だった。慎さんが「どうぞ」と優しく言ってくれた。
「この前」
「森で食料調達をしていたんですが」
「その時額に宝石のようなものをつけたイノシシみたいなわ動物がいたんですが」
「あれはなんですか?」
花が襲われたあと本であのイノシシのような動物について調べてみたがどこにも載っていなかった。
「それはきっと」
「魔獣ですね」
「こそ世界の動物は2種類いるんですよ」
1つ目は、元いた世界にもいた普通の動物
2つ目は、魔法を持っている動物魔獣だと言う。魔獣は、普通の動物よりも強いと言うことを教えてくれた。
「きっとその動物は」
「クアボアという動物ですね。」
「でも、おかしいですね?」
「クアボアは、自分からは攻撃をしない比較的凶暴ではないのですが。」
慎さんが少し疑問を持っていた様子だった。
──────
「でも、これから」
「私たちは何をするの?」
花が問いかけた。
「そうですね」
「まず、魔法の使い方になれるのはもちろんですが」
「服の調達も必要ですかね」
色々なことがあって忘れていたがみんなが着ている服は、布を素人が何とか服にしたものだ。正直このままではある意味目立ってしまう。
「でも、どこで買えばいいんですか?」
「お金もないし...」
空が言うようにここは前の家よりは森の中ではないが、周りにお店があるような気配もなかった。そして、1番の問題はお金がないことだろう。
「街に行けばありますよ。」
慎さんは簡単に言ってのけた。
「いやいや、こんな大人数でいったらバレますよ。」
直人が言った。
ここから街まで行くのにどれぐらいかかるかも分からないし。
「ここから行けますよ。」
慎さんはニコッと笑いながら言った。
みんなの頭の上に「?」が浮かんだ。
そういえば、私たちが入ってきたドアとは反対側にももう1つドアがあった。慎さんは、そのドアを見ながら言った。
「あのドアは私の魔法で」
「街に繋がっています。」
第18話を見ていってくださりありがとうございました!!良かったら次回も見ていってください!!




