16. 魔法の条件
「いやいや、」
「俺たち魔法使えないだろ」
蓮が司の言葉に否定した。
たしかに蓮があんなに必死にポーズを試したが使える気はしなかった。
「たしかに」
「あれは見ものだったな」
「お前、バカにしたなぁ!?」
司は鼻で笑うように言った。
「お前らは、魔法が使えないんじゃなくて」
「使い方を知らないだけだ」
司が、そう言った。
「使い方?」
透が首を傾げながら言った。
「お前ら、」
「いや、蓮が魔法を使おうとした時」
「掛け声をはっ、と言ってただろ」
司は、蓮の方を向きながら言った。
「そうだよ」
「なんていえばいいかわかんなかったし」
「それからもう違う」
「魔法はその属性にあった言葉を言う必要がある。」
「あっ!」
「だから、襲われとき司は変なこと言ってたのか。」
夢描が、納得したように言った。
「お前魔法使ったのか!?」
直人が言った。たしかに司が魔法を使っていたところを見たのは陽葵、夢描、花の3人だけだ。
「あぁ、」
司は、適当に返した。
「まずは、みなさんの固有魔法を見ましょうか」
慎さんは、とても優しくそう言ってくれた。
慎さんの声を聞くと何故か心が温まり素直に聞けた。
「でも、どうやって見るんですか?」
空が慎さんに問いかけた。
慎さんは、「こうですよ。」と言った後に呟いた。
「ステータス」
ぽわぁん
その瞬間慎さんの前に半透明な薄い板のようなものが現れた。そこには文字が書かれていた。
──────
名前︰慎
性別︰男
年齢︰66
Lv︰82
Hp︰120
Mp︰250
固有魔法︰空間魔法
※呪いの効果により魔力減少
──────
「これは、」
「私のステータスです、」
「私の意思であればみなさんに見せることも可能です。」
「す、すげぇ」
透が慎さんのステータスを見ながら感動してい。
「それでは、みなさんも」
「よ、よし」
「ステータス」
透がそう呟いた。
ぽわぁん
慎さんの時と同じようにステータスが出た。
「で、できたぁ」
透は感激していた。
──────
名前︰山田 透
性別︰男
年齢︰18
Lv︰1
Hp︰30
Mp︰25
固有魔法︰炎
──────
「おぉー、」
「俺は炎だ!」
透は、嬉しそうに自分のステータスを見ながらにやにやしていた。
「てか、司のステータスは?」
花が言った。司は少し戸惑っていたが
「ステータス」
ぽわぁん
名前︰龍真
性別︰男
年齢︰18
Lp︰99
Hp︰200
Mp︰300
固有魔法︰雷、氷、風
※この者を勇者とする。
「れ、レベチ」
「当たり前だろ」
グサッ
司がズバッと答えた。これが思いのほかみんなの心に刺さった。
「えっ!?」
「よ、陽葵?」
空の心配そうな声が聞こえた。わ
第16話を見て下さりありがとうございました。
今回も投稿時間が遅れてしまい申し訳ありません。良かったら、次回も見ていってください!




