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15. 異世界に来てしまったわけ、

「なんだよ、」

「俺たちに言いたいことって」


蓮は司の妙に落ち着いた態度に少し躊躇しながらも聞いた。


「お前らがいた世界を」

「インディスト王国の王」

「千国王が征服をしようとしているんだ」


わけのわからない司の言葉にみんなは「何を言ってんだよ」と半笑いで言ったが


「俺は、冗談を言っているつもりはない」


司の冷たい視線でこれは、本当だと信じるしか無かった。


「で、でも、」

「私たちが何をしたって言うのよ」


恋歌が、司に問いかけた。


「なにも、」


司はそれだけ答えた。

千国王は国民のことを自分の駒としか思っていない。だが、圧倒的な、魔法の力の差で誰も逆らえるものはいないという。


「私の魔法があまり使えないのもその理由なんです。」


国王は、1人でも国民が逆らうことを許さないため国民の魔力の強いものは弱いものと同じくらいに、魔力を抑える、


「王様の魔属性は?」


花がそう言った。


「...呪いだ。」


司が、ボソッと言った。

慎さんのように魔力の強い者はその呪いの力で魔力を封印されていたようだ。


だが、司は勇者とか言う立場だったため千王の呪いの魔法は使われていないと言った。


「呪い、、」


花が反復するように言った。


「この国での最高魔法と言われているのは」

「影、光このふたつだ。」


この、影の中に呪いという魔法が入っていた。


「この国の王族ってみんなそんな感じなの?」


柚が、疑問を持ちながら言った。


「それでは、私が話しましょう」


司の代わりに慎さんが話してくれるようだった。


「この国の王族に当たる方は」

「先程も言った」

「千国王、そして勇者様である龍真様」


「えっ、お前も!?」


蓮は驚いたように言った。

司はあぁとしか答えなかった。


「そして、千国王の1人娘である天龍様」

「天龍様は龍真様の婚約者です」


「....えぇぇぇぇぇ」

「いやいやいや」


みんなは慎さんの言葉に耳を疑った。

司の婚約者?この単語が何回も何回もみんなの中でループした。


「あんなに陽葵と仲良くしておいて!?」


夢描は今にでも司の胸ぐらを掴む勢いで言った。陽葵は、笑いながら言った。


「いやいや、」

「私たちはただの幼なじみだから」


手を顔の前でブンブンと振りながら答えた。


「もうその話はいいだろ。」


司は少し棘のある声で言い放ち、

その場を少し離れて言った。


それを見た慎さんが司には、聞こえないくらいの声でみんなに言った。


「龍真様と天龍様はとても仲がお悪いのです。」


「婚約者なのに?」


「親が決めたことですからね」


「婚約者」今の時代あまり身近に無い単語だ。それは、きっと一生を共にするパートナーを決める言葉それを親に決められたのだ。仲が悪くても何もおかしくなかった。


「そうなんだ」


未来が、そう呟いた。


「もういいだろ」

「お前らには、これから魔法を学んでもらう。」

「だから、ここに来た。」


みんなは司が何を言っているのか何ひとつとして理解が出来なかった。

第15話を見ていただきありがとうございました!!投稿時間が遅れてしまい申し訳ありませんm(_ _)mもしよろしければ次回も見ていってください!

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