絶望&希望&絶望
最初に比べると書くことにも慣れてきました。
継続は力なりですね。
まだ3日目ですけど
10話です
「おや、フライパンの勇者がこんなとこに来てどうするつもりだい?第一そのフライパンは守るためのものだろう?君達の命が一瞬長引いただけじゃないか。」
だ、誰だこの子。フライパンの勇者?てかフライパンって三種の神器の一つじゃないか。まさかこの子も、俺と同じ……?
「うっさいなぁ!どうしても茶碗の勇者には生きてもらわないと困るの!あんたの頭かち割ってこいつを助ける!」
「ふふ、無策で勝負を挑むとはなかなかに無謀だね。それが君の美しい部分だけど。……悲しいよ。」
フライパンの勇者?は思い切りフライパンを振りかぶりクロノスの頭に叩きつけた。が、しかしクロノスは片手で受け止める。
「まさか本当に無策だったとは……。あまり私を失望させないほうがいい」
いや、
「ふふん、あんたもなかなかのアホね。下を見なさい!」
「な、なに!?」
「君の靴、なかなかに高級そうだな、溶かしてやろう。」
マーティがクロノスの足に絡みついていた。あいにくマーティには物理攻撃は効果が薄い。俺が殴った時に実証済みだ。
クロノスも戸惑っているのか時間を止めるそぶりも見せない。
今しかチャンスはない
念じろ !
硬く、鋭い槍を!
「はぁぁぁぁぁぁぁ!」
徐々に槍が形成されていく
「くらえ!グリーン・ティー・スピア!!」
狙うはクロノスの顔
だがしかし、
ガシッ
「舐められたものだ、このような槍で私が倒せると思ったか!」
「馬鹿な……片手で止めやがった……」
「余興はお終いだ!皆殺しにしてくれる!」
「舐められたのはこっちだよなぁ、なぁグリン!!」
「なっ、なに!?」
「ナイスだお前らぁ!これで終いだ!!」
全員攻撃を仕掛け最初にやられたグリンの事など眼中に無かっただろう。だからこそ、できたことだ。気付かれないように攻撃する。あいつの得意技だからな。自分の住処や仲間が汚されている元凶の仲間が目の前にいる。こんなところでずっと眠ってるわけがないだろう、なぁグリン!!
もっともフライパンの勇者がいないとキツすぎたな
途中諦めたし
「いけぇ!!」
グリンはその鋭い爪でクロノスの背中を引き裂いた
「がっ……」
クロノスはその場に崩れ落ちる……はずだった。
だが俺の視界に入ってきたのは異様な光景だった。
何事も無かったかのように立ち、辺りを衝撃波のようなもので吹き飛ばす。
「くそ!」
「ありえん……!」
「強すぎる、こいつ、私たちじゃ歯が立たない!」
「俺の攻撃が全く聞いてないだと!?」
「なぁんだ、君達こんなものか?わざわざ苦しむ演技までしたのにちょっとがっかりだな。もういいや全員殺しちゃおう」
あり得ない。その場にいたクロノス以外の全員が戦慄していた。
「ば、化け物め……!!」
シーン……
なんだ?奴の動きが止まった。
「あー、魔王様から招集命令きちゃったじゃん。まぁいいやまたの機会に殺せば。なんかカッコ良さげに話すのも疲れたし、」
こいつ最初とは口調が違う⁉︎最初から遊び半分だったってのか!?まさか途中から時を止めなかったのもわざと……!?
「じゃあね〜」
手をフリフリと振るとクロノスは姿を消した。
俺たちは圧倒的な力の前にただ立ち尽くすことしかできなかった。
ただ一人を除いて
「ねえ、あんた茶碗の勇者でしょ。ちょっと話聞かせてよ。」
初めて真剣なバトル展開を書きました。
想像できるように工夫してもやっぱりわかりにくいですね。ごめんなさい。
そんな時はこのバトルシーンを音読してみましょう
何か変わるかもしれませんよ?
11話で会いましょう