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急ぎ足で終了です。
至らぬ点ばかりでしたがありがとうございました。
たまに誤字脱字直していきたいと思います。
「もう届いたのか。思ったより早かったな。すぐに手続きするように。」
「はい。すでに戸籍課へと回していますので手続きにはいっているでしょう。私のほうからも速やかにと口添えしておきました。」
ルイスは王の執務室に数名の事務官がいるため、よそいきの口調になる。
「ピレネー子爵はすでにミラ嬢の婚約者を決めていたようですが、ローリエ男爵は渡した絵姿の方から選んだようですね。どの方を選んでも間違いはありません。」
「そうか。後は頼んだ。」
フリックは少し申し訳ないような顔をしたあと執務室を出て王妃の元へと向かった。
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その頃戸籍課では大変な騒ぎになっていた。
「おい!これいいのか!?」
「いいんだろ、ルイス様が速やかに、、、って」
「って事は宰相公認って事??」
「やっぱり一言言ってから手続きしたほうが、、、」
「それは無理よ!前に一度再確認したことがあって、その時すごく怒られたのよ!こんな簡単な仕事もできないのかぁーって」
「でも、こんな処理初めてじゃないか?」
「でも、やるしかないだろ、、、」
「そうね、無能扱いは嫌だもの」
「「「やりましょう!!!」」」
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「ということになった。キャシー、これ以上の反論は許さないよ。」
「わかりましたわ。残念ですけれど、他の方を選ばれたのですね。せっかく張り切って入れたのに見てくれなかったのかしら。二人が好きな色を目立たせるために結構頑張りましたのよ。」
「なんの話しだ?」
「カイルもノエルも私にとって二人とも可愛い息子ですもの抜け駆けはいけないと思って。」
「だからなんの話をしている?」
「だってカイルもノエルも選ばれなかったのですよね?私の努力不足だったってことですわ。人を見る目には自信があるつもりだったのに今回は私の負けね。」
「キャシー、、、お前、一体何を、、、」
「何ってフリック様が考えそうな事はわかりますわ。だから先回りして両家におくる絵姿にカイルとノエルのものを一冊にして選んで!って気持ちを込めて紛れさせただけですわ。さすがに二冊入れればバレてしまうでしょ?ところで選ばれたのはどなた?カイルとノエルより素敵な人じゃなきゃ許せないわ。ねぇ、どなたなの?」
「、、、わからん。」
「わからんって?」
「聞いてないのだ。」
「それじゃカイルかもしれませんわね!」
「いや、それはないだろう。ここにきてカイルを選ぶとは思えんからな。ルイスも何も言っていなかったし、カイルもノエルも選ばれているはずはない。キャシー諦めるんだ。」
キャシーと別れて大急ぎでルイスを探すフリック。見知った後ろ姿を見つけると
「ルイス!ローリエ男爵が選んだのは誰だ!」
と周りも気にせず叫んだ。
「ローリエ男爵ですか?封筒に入ったまま戸籍課へ回しましたが。特に問題はないでしょう。そろそろ手続きも完了しているでしょう。」ニコッと笑って言う。
「なに?確認してないのか?」
どんどん青ざめるフリックに気付かず
「大丈夫ですよ。うちには無能はおりませんから。」
無能はこの二人。かもしれない。
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晴れのこの日、前代未聞の婚約式が執り行われた。
宣誓の間になぜか椅子が、、、三脚
そこに座るのは右からカイル、中央にマリア、、、、
最後に左に座るのはノエル
キャシーしてやったり!
主役はもはやキャシー!




