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第10話 ウルの丸洗い

 昨日1日、旅の疲れを癒すという名目でウルのレベルアップをしてみた。

 今回は自分から与えるように工夫してみたが、最初はうまくいかなかった。

 でも、段々出来るようになっていき、最後には意識しないでも出来るようになった。

 そんなわけで、ウルのレベルだが、



 名前:ウル

 種族:フォレストウルフ

 レベル:33  


 HP:208/208

 MP:200/200 

 筋力:56

 俊敏:84 

 耐久:48

 魔力:20

 運 :30


 スキル:咆哮 爪・牙強化 危険察知 



 だった。思った以上のレベルの上がりようだ。

 25も上がってしまった。

 最後の方は、思いっきり食らわせてやったからだろう。

 レベルが上がったおかげかウルも調子がよさげだ。


 昨日は、ずっとウルに集中していたわけではなく、

 フランクさんやディアナさんと話をしていた。

 内容は、これからのことだ。

 

 俺は冒険者になるつもりでいる。

 これは、ディアナさんと昨日話した時点で多方決めていた。

 

 俺に商人なんか無理だし、他の仕事だって色々難しい。

 なにより、俺の職業を活かせない。

 そのへん、冒険者ならばウルがいてくれる。

 更に、新たなモフモ・・・仲間も出来るかもしれない。

 荒事とは苦手だが、同族である人間を殺す機会など山賊に絡まれた時だけだろう。

 ウルだけでは少々心もとないが、なんとかなるだろう。俺にも秘策はある。

 心外だという態度のウルに頭突きを喰らい、適当に謝りながら続きを話した。


 二つ目は、いつまでダレル宅に居ていいかということだ。

 俺は「いつまでもお世話になるわけにもいかないので、金が貯まり次第出て行くつもりです」と話した。

 フランクさんには「急がなくても大丈夫、私は気にしませんので遠慮なくずっと居て下さってもいいですよ」と言われた。

 まあ、お世辞七割で聞いていた方がいいだろう。

 だが、宿泊期間はもう少し伸びる可能性が高くなった。

 ただでさえ、お世話になっているのに、このままずっとお世話にはならないが、俺が1人で暮らせる家を買うくらいまでは、お世話になることに決まった。

 

 決まった決定打は、ウルの存在が大きかった。

 現在、ダレル宅でならウルと一緒の部屋で寝泊りできるが、宿屋ではそうはいかないようだ。

 高級な宿屋なら兎も角、安い宿やならウルは馬小屋で眠ることになるだろう。

 それは、ウルにとっても馬小屋で眠ることはストレスになるだろうし、なによりも俺の精神衛生上よろしくない。

 

 俺は基本的にこの世界では、1人きりだ。

 他人にとっても当たり前のことかもしれないけど、ウルという存在は俺のそんな不安を解消出来る数少ない狼なのだ。

 こう触っていれば、何かもどうでもよくしてくる魔性がある。まだ俺の好きなモフモフではないが。

 

 話が反れてしまったが、高級宿に泊まればいいかもしれない。俺もそう言った。

 しかし高級宿に泊まるなら、自身で家を買ったらどうか、と言うディアナさんの意見が出てそれに賛成した。

 自分の家ならば誰に憚ることなく、自分の趣味(今は特にない)に没頭出来る。

 そういうわけで、これからの目標は家を買うことになった。


 それと、ウルのことだ。

 街についたので以前からやりたいと思っていたことを実行した。

 

 そう、ウルの丸洗いだ。


 どこかしていいところをエドモンさんに尋ねたところ、厩の近くにそういった場所があるそうなので、そこでおこなった。

 シャンプー・リンスはもちろんなかったが、石鹸は風呂に入った時に見つけていたので、ありがたく使わせてもらった。

 この石鹸意外とちゃんとしたもので、俺の柔肌も痛みを訴えてこなかった。

 豪邸の石鹸は、それ自体も高級ということだろう。

 

 そして、ウルの丸洗いだが、結構しんどかった。

 手伝いを言ってくれたメイドさんもいてのだが、なにより俺の使い魔だし、ウルのことが怖いだろうと思って断った。

 ウルは、普通の狼と比べて一回り、二回り程デカい。

 もう少し大きければ、大きければ俺が乗って移動出来るくらいだ。

 つまり、小さい子供なら乗れるということだ。

 色は灰色で、直毛。

 洗い終わって乾かせたのなら、嘸かし生え際の産毛が気持ちいいことだろう。


 ウルは丸洗いされてる間、終始嫌そうにしていたが、俺が作ったドライヤーの魔法――掌に火の魔法で火球を作り、掌から押し出すように風の魔法を使う。――で乾かしているととても気持ちよさそうにした。

 どうやら気に入って貰えてようだ。


 さて、やっとウルの丸洗いが終わった。

 その出来栄えと言えば、まさにトレビアンの一言だ。

 背中の毛はもちろん、腹立ってフサフサのモフモフだ。

 顎の短いく、硬い毛も適度に柔らかく手に従い、適度に反発する。

 耳の後ろなど、言葉で言わずともよいだろう。

 やはり、俺の見立てに間違いはなかった!


 こうして、昨日は有意義な時間を過ごしたと思う。

 最後に、俺についてのことだ。

 食事を貰い風呂に入って、寝る前に自分のステータスを見てみたが、レベルがまた上がっていた。



 名前:リョウタ・ミカゲ

 種族/歳:人間/15

 職業:調教師(テイマー)

 レベル:6


 HP:170/180 

 MP:900/900  

 筋力:25 

 俊敏:42  

 耐久:23

 魔力:90

 運 :100

 SP:15


 スキル:MP回復速度上昇(超) 算術 思考演算(上) テイム[ネコ目] ステータス操作 解析鑑定 言語習得 体術 偽装 生活魔法 幸運 魔力操作

 称号:異邦人 異世界神の加護



 3も上がり更に、《魔力操作》のスキルを得ていた。

 


 スキル:魔力操作

 魔力を操作することを容易くする。

 魔力使用時に、MP使用軽減。


 

 まあ、あれだけ魔力を与えていれば取れるだろう。

 実際、与えた魔力は10,000は軽くこえていただろう。

 

 それに比べて、俺のレベルの上がりは遅いように思う。

 どういうことをすれば上がるのか分かっていないので、どうしようもないが。

 しかし、こちらに来てまだ数日だが、レベルが5も上がっている。

 これは、異常なことだろう。

 なんで、これからもウルに飯として魔力を与えていこうと思う。

 そうすれば、レベルが上がるわけだし。


 今日は、これから冒険者ギルドに行って来ようと思う。

 ウルのレベル上げも触っているだけで魔力をあげられるようになったので、今日も実行していこう。

 フランクさんとディアナさんにもウルは(俺は?)冒険者でもやっていけると言われたので、なんとかなるだろう。

 じゃあ、早速行ってみよう。


 あれ、俺は?

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