4日目
二人Side
~デート当日~
「やっぱり映画って言ったらポップコーンかな」
「腹張るもんにしとけよ?見終わったら別のとこ行くんだからな」
「分かってるって。
でもさ、見る前に食べるんだったらサンドイッチとかの方がいいよねぇ…」
「早く決めなかったら間に合わないぞ」
「結城は何も食べないの?」
「別に腹へってないからいいわ」
「ふーん…」
すねたような顔をする碧李。
「あっちの席取ってるから、買ったら来いよ」
「うん、わかった」
結城の向かったほうを確認して、
なんとか注文を済ます。
「おまたせ!」
「もう少し長くかかるかと思った」
「サンドイッチにしといたよ」
持っているトレイを見せる。
席に着いて、トレイを置き早速サンドイッチを手に取る。
「結城、はい、二個あるから一個あげる。
やっぱり何も食べないのはお腹すくだろうし」
「いいよ、碧李が食べろよ」
「あーんして、あーん」
「家じゃねぇんだから。家でもしなくていいし」
「嫌ならちゃんと受け取って?」
微笑みながらサンドイッチを差し出す碧李。
「…わかったよ」
渋々と受け取り、食べ始める。
それをうれしそうに見て、自分も食べ始める。
「おいしいね。飲み物一つしか買えなかったから一緒に飲も?」
「俺少し飲むだけいいから」
そう言って、一口だけ飲む。
「飲みたくなったら言ってね」
「ん」
食べ終わり、飲み物を片手にパンフレットなどを見る。
「あ、これ昔に見たやつのリメイク版だって!」
「ん?あぁ、初めて見に行ったやつか」
「…今日は二人っきりで初めてだね」
「そうだな」
そう言って、他の人にはわからないように肩を引き寄せられる。
「人前だって、自分がさっき言ったくせに」
「うっせぇよ」
それから入場時間になり、入っていった。




