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2日目

碧李Side


結城はずるい。

何でもできちゃうんだ。

ずっと料理をしてきた僕と比べてみても、

後から料理を覚えた結城の方が上手いんだ。

それもずるいけど、かっこいいこともそうだし、

優しかったりするし、でも意地悪だったりするし…

でも、好きになっちゃったんだし、仕方ないけど…


最近たまに考えてしまうのは、

結城は僕と付き合ってなかったら、

前みたいに女の子と期限付きで付き合ったりするのを続けてるんだろうか、とか

僕が女の子だったら簡単に付き合うということができて、

将来には二人に子供とか…って考えてしまう。


結城はその不安を取り除くように、

「お前で良かった」とか「好きだよ」とか

何も言わずに抱きしめてくれたりする。

それだけで安堵してしまうのは単純すぎるとわかってるけど、

体温が鼓動が心まで沁みてくるような感覚で安心できる気がするんだ。

そして、その体温に包まれながら眠るのが僕の日課のようになってしまって、

別々に寝ることができなくなってしまいそうだけど。


結城が兄弟じゃなかったら、

僕たちは出会えなかったかもしれない。

僕が僕で生まれてきたこのときが結城の生まれてきてくれたときでよかった。

一緒にいれるときまで、一緒にいたいって思うのは甘えだけど、

少しだけ…結城が僕に飽きてしまうときがくるまでは、

一緒にいたいな、って。


「束縛心…強いのかなぁ僕」

一人呟いて、この想いを静かに胸に留めておこう。


2日目-終-

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