表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
箪笥から出た枕のはなし  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
13/71

わからない


「 ええ、そうです。 それで、親方に認められて最後まで任されるようになったなんて手紙でしらせてきたころに、ちょうど息子のヘイジが生まれたんですよ。 妹の産後の肥立ひだちがあまりよくないっていうんでお暇をいただいて、あたしが産湯うぶゆにつけてね。おかげで妹ももちなおして、そのあとは、なにごともなく、妹夫婦も甥も、すごしていたはずでしたのに・・・・」

 そこでサネは顔をあげた。


 たしかにサネはもう若くもないが、セイベイほど年をとってるわけでもない。

 四十路よそじはとうにすぎているだろうが、ヒコイチをこどものように軽く扱うことはなく、亡くなったセイベイの妻に、いかによくしてもらったかをはなしてきかせるときは、娘のような顔をすることもある。


 だが、いまあげた顔は、いつもよりずっと年をとってみえた。



「その『枕』っていうのは、どうやってきたんだい?」

 母屋から手ずからはこんできたお茶を飲みながらセイベイがきく。



 それが、とサネはまた顔をしたにむけ、あたしもよくわからないんですけど、と黒猫の頭をかくし包むように、手をおいた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ