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20 出張②

宇都宮駅から歩いて10分のところのホテルへ

「クリス、部屋に入るまでは不可視でよろしく。

一緒にフロント行くとなにかとまずい気がするから」

「分かりました、ちょっと消えます」

そのままチェックインして部屋に入ったのはいいんだけど、今日は移動だけだったから今から暇だ。

先に夕食済ませるか、、、

「クリスご飯食うだろ?」

「はい、ここら辺は何が有名なんですか?」

そういや分かんないや、餃子らしいけどそこまで勧められてない気がするけど・・・・

「餃子じゃないかな?ここら辺歩けば店あるだろ」

荷物置いて外へ出かけるためにフロントへ鍵預けて散策開始。

5分歩かずに店見つけた、なんか有名店っぽい感じで待ち人が3組ほど。

ここでいいか、ということで記帳して15分程待って席へ。

適当に注文して堪能していたところ、ちょっと離れた席にどっかで見たような客が、、、

男4人組のその中の二人に見覚えが・・・ああ新幹線のチャラ男達。

一人が年配に人っぽいから上司プラス部下3人ってとこか、地元民だろうか?

面倒くさいんで無視しとこう。

向こうは気づいているか判んないが、突っかかってくることはないだろう上司と一緒なら。

食事を堪能してホテルに帰る前にそこらへん廻ってちょっと観光。

「川さん、お酒とかスナックとか行かない人でしたっけ?」

「言ってなかったっけ?飲めないから行かないよ、飲んだとこ見たこと無かったろ?」

「あぁ、確かに」

それから聴きづらそうに

「女の子に相手してもらう店にも行かないんですか?私に気兼ねしてるとかないですよね?」

「だから行かな・・・あぁ、そっち?もう50近くなんだから行かないよ

それに、そばに娘みたいなクリスがいると更に行けない」

「なぜです?逆に行きたくなると思うんですが?今までのパターン分析では」

「分析って、私が二人目の監視だろ?」

「サポート仲間のデータベースを少しだけですが覗けるんですよ、内容は喋られませんが」

喋ってるじゃんかと心で突っ込みつつ

「そこも情報収集&ポイント対象なん?」

「いえ、関係ないですが」

「関係ないんかい!とにかくそっちは今のところ別にいい、そのうち考えが変わるかもしれないけど」

そろそろホテルに帰るか、部屋でのんびりしとこう。

確か大浴場があったな、行ってみようかな暇だし。


しばらく歩いてもうちょとでホテルにというところでチャラ男達と会ってしまった。

3人組となってて上司?がいない・・・ああ面倒なパターンだ、これ。

とりあえずスルーしようかと思って素通りするも呼び止められた、くそっ。

「なんか用かな?」

「あんたじゃなくてそっちの女に用があるんだけど、おっさん邪魔しないでくんない?」

「部下にちょっかい掛けられて部外者顔でおられんだろ?、それとも小学生レベルなのか?その頭の中は」

「なんだと、この野郎!」

「ちょっと面かせや!」

新幹線であしらわれた2人が突っかかって来るが3人目は常識があるのか抑えるようになだめている。

どこの地域でも屑は屑なんだなと思っていると、クリスが

「カスはやはり頭もカスで出来てるんですね、一度ウジ虫からやり直しなさいよ」

うわ~そこまで言うか?

と同時に実力行使に出てきたチャラ男。

とりあえずかわしつつ、クリスに念話で

『前衛職で武闘家承認よろしく』

クリスも避けながら念話で

『了解、承認OK』

『先に人気のないところに逃げるぞ、一度撒かないと異能力下せないから』

攻撃をかわした隙にダッシュで視界から一度フェードアウト。

と同時に能力降臨。

そのまま待ち伏せて、姿が見えた瞬間に一撃、ひるんだ瞬間に二人目にも一撃。

3人目は追いかけてこなかったようだ。

うずくまっているところに更に打撃を加えこちらの姿を晒した。

「お前ら、最近ここら辺でヤンチャしてる奴らだよな?なめてんじゃないぞ?

ここら辺仕切っている者だが被害の報告が多々あったんじゃ、今度悪いことしたら会社まで

行くからな?判ったか!」

最初はなぜ攻撃されたか判らなかったようで惚けていたが、罪状について覚えがあるのか黙って頷いていた。

最後までなんで暴力受けているか判らなかったと思う、自業自得だよお前ら。

「それから、お前らさっき誰か追い込み掛けてたよな?交番の方に走って行ってたぞ。

逃げたほうがいいんじゃないか?」

そう言うと走ってきた方向に去っていった。


やっぱりカスはカスなんだな・・・これで懲りてくれればいいけど。

面倒事にこれ以上巻き込まれないように解除してホテルへ帰った。


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