表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なぜか俺だけモテない異世界転生記。  作者: 一ノ瀬 遊
第一部、 冒険者編
23/205

23、山の頂上にはご注意を。

俺達はようやく山頂に着いた。


「じゃあ、僕は採掘始めるから~。

コウくん達は適当に待っててよ!」


ソーマはそう言うと、

山の一角をツルハシで削り始めた。


30分後...。


青い空、いい景色。

そして、いい天気。

俺はゴロゴロマッタリしてた。

でも、なんもしないのも退屈だよな...。


「ソーマ。俺も手伝うよ!ただ待ってるのが暇でさ~。」


「じゃあ、ちょっと手伝ってもらおうかな。」


「兄貴がやるなら、オラも手伝いたいだ!」


「僕一人だけ残さないで...。僕も手伝わせてよ!」


結局、皆で採掘する事になった。


ゴングは岩砕拳(がんさいけん)で岩をガンガンと削っていき、

アルトは風の刃(ウインドカッター)で岩を切って行く。

ソーマは2人が破壊した岩に付着したミスリル鉱石を剥がして、

俺はそれを収納していく....。


俺だけ何もしてなくね?

これで手伝っているって言えるのかな...。

とか思いながら、あっという間に2時間が経過した。


「よし!お疲れ様~!

これだけあれば当分取りに来なくても良いね~♪皆、ありがとう~!」


採掘が終わり帰り支度をしてると、

俺の気配察知に何かが引っ掛かった。


「みんな気を付けろ!何かが来るぞ...!!」


俺の声に皆、身構える。





バッサ...。バッサ...。




上空から大きな黒い影が現れた...。





「あ、あれは...。ロックドラゴンだ!!」


ソーマは叫んだ。



ヴォイス!

ロックドラゴンの鑑定解析を頼む!


(了解しました。)



5メートルはあるだろうか...。

ロックドラゴンは俺達を標的にして威嚇をしてくる...。



「アルト!

皆に身体能力向上(フィジカルアップ)防御力向上プロテクションを!

ゴングはアルトとソーマを守れ!」


「うん!」

「んだ!」


俺も皆に身体能力向上(フィジカルアップ)防御力向上プロテクションを重ね掛けした!



まずは飛んでいるの巨体を引きずり落とさないとな....。


(解析終了しました。)


ヴォイスの解析が視界に映し出される。



[ロックドラゴン]


・竜種の中では最弱だがAランク相当のモンスター。

・得意な攻撃は空からの岩の咆哮(ロックブレス)

・固い守備力と空からの遠距離攻撃で敵を殲滅する。

・弱点属性は氷と風、打撃。




「アルト!

氷魔法とか使えるか?

ヤツ(ロックドラゴン)の弱点なんだ!」


「出来ないことはないけど、魔法の構築、威力向上して発動となると2分位かかるよ。」


「わかった!時間を稼ぐから、どでかいヤツを頼む!」


「分かった。」


「ゴングは詠唱してる間、アルトを守ってくれ。そしてアルトが魔法を放ったら攻撃に参加してくれ!

ヤツ(ロックドラゴン)は打撃も有効みたいだから期待してる!」


「分かっただ!兄貴はどうするんだべか?」


「俺はアルトが魔法を完成させるまでの時間を稼ぐ!頼んだぞ!」


「んだ!」



これでよしと...。

さてとあのバカデカイヤツ(ロックドラゴン)と1人で相手しないと。

俺は3人から距離を取りロックドラゴンの敵対心(ヘイト )を俺に集中させるため先に攻撃を仕掛けた。



風の刃(ウインドカッター)。」


無数の真空の刃がロックドラゴンに当たるが全然効いてるように見えない。


(マスター。

距離が遠すぎて威力が半減してます。)


距離まで考えてなかった...。

なら普段の3倍の魔力を込めて。



風の大鎌(ウインドカッター)!」


危険を察知したドラゴンが風の大鎌(ウインドカッター)を避ける。


ヤツは俺を脅威と判断してくれたみたいだ。

敵対心(ヘイト)稼ぎは成功だな。



ドラゴンは俺に目掛けて口を開いた。


(マスター。

ロックブレス来ます。)


わかってる...。


俺は照準を絞らせないように瞬歩(しゅんぽ)で動きを撹乱(かくらん)していた。

ドラゴンのブレスは俺には当たらない。


全然ブレスが当たらないドラゴンが大きく息を吸って特大なブレスを吐くまさにその瞬間だった。



二本の氷の大槍(アイスツージャベリン)!」


特大な氷の槍がロックドラゴンの両翼に突き刺さる。


ギャォォォーー!!


痛みで激しく叫ぶ。

両翼を失ったロックドラゴンは墜落した。


魔力を無理して絞り出したのだろうアルトもその場で倒れた。

ドラゴンを墜とすほどの魔力を使ったのだから仕方ない。


「コウ君。後、お願い...。」


「任せろ!

ゴング行くぞ!!」


俺とゴングは、墜落したドラゴンに近づいた。


「オラオラ!いくだよ!岩砕拳(がんさいけん)!!」


身体能力向上(フィジカルアップ)を重ね掛けしているお陰か、

ゴングはの拳はドラゴンの外殻(がいかく)を皮膚が見えるまで削っていった。


俺は全身に魔力を(まと)わせて!

ゴングが削ってあらわにされた皮膚の部分に向かって一太刀(ひとたち)


一閃(いっせん)。」


技が決まったその瞬間。



大きな胴体を貫き、ロックドラゴンは完全に沈黙をしたのだった。


更新速度が遅くてすいません。


『面白かった』

『続きが読みたい』

と思っていただけましたら、

下にある☆☆☆☆☆から、

作品への応援をお願いします!


また、ブックマークもしていただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ