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第二十話:マンションの屋上に庭を造ったら、畑ができていた

 ビルの最上階に到達した俺たちは部屋割をしてそれぞれ、最上階生活を楽しんでいた。


 でも、


 「ヒロセー、お庭がないから、つまらないねー」


 「スラー」


 ちみっこ妖精とスラちゃんが、ちょっとつまらなそうな顔をして俺のところにやってきた。


 「確かになー」


 ボロアパートだった時、いつも俺は庭で椅子に座って日光浴をしていた。で、ちみっこ妖精とスラちゃんが遊んでいるのを見ていたり、いっしょに遊んだり、ボケーとしたりしていた。


 けど、この超級マンションが建って庭はつぶれちゃった。。


 もちろん、超級マンションにもいいところはある。虫は少なくなったし、景色も超いい。なんだったらニアの街どころかいろんな街のいろんなお城を展望できるくらいだ。


 その代償がちみっこ妖精のお庭ないねーにすべて詰まっている感じか。。。


 「わたくしは父さまのお…ろより大きくて、過ごしやすいので好きですわ」


 「ん? 城?」


 なんか聞き捨てならないことを言っていたような気がするな。


 「いやですわね。城だなんて言ってませんわ。そう、お風呂ですわ。お風呂。父さま自慢のお風呂より、ここにあるお風呂のほうが大きくて便利で好きですわ」


 「ん? それならいいが……」


 城って聞こえたんだけどな。まあいいか。


 それより、ちみっこ妖精とスラちゃんの悩みは深刻だぞ。


 二人がわーいって遊んでいるから俺もわーいってなる。けど、二人がしょぼーんってしていると、俺もしょぼーんってなってしまう。


 でもな~~~。マンションに庭なんて作れないよなー。どうにかならないかな。。


 俺は考えた。


 庭…………。


 庭……。


 庭…。


 …。


 う~~~ん。


 そうだ。


 そういえば、日本でもマンションの屋上に土を入れて庭を造っていたな。それで、その庭に家庭菜園を作ったり、子供たちが遊べるスペースを作ったり。


 してたような気がする。


 俺が日本で残業残業残業で嫌気がさして、屋上でコーヒー飲んでた時に、ちょっと遠くに見えるマンションでそんなことをしていたっけなー。


 楽しそうだなー。いいなーと思った記憶がある。


 よし、決めた。


 「よし、屋上に庭を造るぞー」


 「「ええ~~~~~~~~」」

 「スラ~~~~~~~~~」


 ◇


 屋上に土を運ぶ作業は難航すると思ったけどそんなことはなかった。


 「リノベーション」


 ≪ピロリーん。受け付けました。完成予想図をイメージしてください。リノベーションが始まります≫


 イメージ。。屋上に庭、屋上に排水対策を施した庭をくれー。俺は一生懸命にイメージした。

 

 ≪1、、0。カウント終了です。リノベーションが完成します≫


 そして、ピカ―っと光って、光が収まったると、


 「わー、すごーい。屋上にお庭ができちゃったー。わーい」

  

 「スラー」


 「すごいですわー。本当にヒロセのスキルはチートですわね」


 こんな風にあっという間にマンションの屋上に庭ができてしまった。マンション自体でかいので、かなりの面積の庭だ。


 これで十分に、スラちゃんとちみっこ妖精は屋上の庭で遊べるだろう。二人のわーいという声をきいていると、俺もわーいってなる。


 よかったよかった。


 ふわーっ、あー、安心したら眠たくなってきたな。。


 「よーし。俺は今から日光浴しながら寝るからなー。みんな、かいさ~~~ん」


 「「はーい」」

 「スラー」


 ◇


 「ヒロセー、ヒロセー、起きてよー。もうすぐ日が暮れるよー」


 う~~~ん。


 どうやら、俺はあれからけっこう眠ったしまったようだ。もう、日が暮れるらしい。


 「わかった。起こしてくれて……」


 俺は目を開けてちみっこ妖精をよしよししようとしたが、、


 「なんだこれ~~~~~~~」


 目を開けた瞬間俺はけっこう驚いた。


 屋上の庭はこれから芝生でもしいて公園っぽくしようと思っていた。


 でも、


 「あ~~~、久しぶりに畑を耕しましたわー。これから、何を植えようかしら~、ですわー」


 屋上の一画には耕した地面が広がっていて、そこにはクワを持って汗をぬぐっているシアの姿があったのだ。 



 ≪ピロリーん。ヒロセは、屋上の庭に1000万マネーを使った≫


 

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