表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
380/380

# 380. アウトポストでのテント泊

この度はご愛読ありがとうございます。


お陰様で、30,000PVを突破することができました。

引き続き、一生懸命執筆していきますので、もしよろしければ、ブックマーク・★★★★★・リアクション・評価などをいただけますと嬉しいです。

少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)

昼食から数時間後、特に何事もなく順調に進んでいった。


そこにドクターから個別通信が入る。


「アシストグループのメンバー数のことなんだけど…」


「ああ、チャッカムに着いてから皆に話そうとしていたんだが…」


「増やすのね?」


「そのつもりなんだが、条件がな…」


「アライアンスにするつもりね」


「さすがドクターだな、2パーティーにしてアライアンスにする予定だ」


「足りないのはタンク役ね?」


「そうだ。2パーティー目にベヒモスII相当のタンクが必要だ」


「それをチャッカムで見つけると?」


「そういうことだ」


「見つかるかしら?」


「さぁ、どうだろうな。はっきり言って自信はない」


「意識しているのかわからないけど、人を見つけるのが得意なネイトのことよ、きっと見つかるわ」


「そうだと良いんだが…」


ネイトには、自然と人を引き合わせる特異体質を持っている。

どうしてそうなるのかは、現代の科学・医学を持ってしても説明はできないだろう。

その特異体質によって、チャッカムでメンバー候補と出会う可能性は十分にある。

これまでのメンバーも、それによって出会って加入してきたのであった。そして誰ひとり抜けること無く、今まで活動を続けられている。これは奇跡的と言ってもいい。大抵の場合、入ってすぐかクエストをいくつか完遂したあとに、合わないと言って抜けるパターンが多いのだ。そのためメンツが足りずに同じ問題を抱えているアシストグループと「やもうえず」アライアンスを組むことで成りてっているところもある。


ここで大まかなクラスの説明をしておこう。


まずは、Offensive Weapon(OW)だ。これは攻撃に特化したクラスで、エネミーに大きなダメージを与えることを主目的とする。ボスクラスに随伴している雑魚処理を行うため、微力ながらも盾として一時的に耐えることも可能だ。ダメージディーラー(DD/Damage Dealer)とも呼ばれ、一番人事項の多いのがこのクラスの特徴である。キャシー、ベルダ、リコ、ロニーあたりがこのクラスに属している。エヴィとドクターも半分このクラスである。


Defence Frame(DF)は主にタンクのことを指す。エネミーからのダメージを吸収し、ヘイトコントロールを行い、防御力の薄い後衛などにヘイトが向かないようにする。攻撃よりもヘイトを集めることに特化している場合が多い。これはもちろんネイトが該当する。


Augment Module(AM)は、「バフ」と呼ばれるこちらの戦闘状態を効率良く向上させることに特化している。瞬間的に強力なパルスを放出しその反響をレーダーに捉え、エネミーの動きを予測して先手をうったり、メンバーの闘争本能を安定して向上させたりもする。これは、バッファーであるAMと兼任することが多く、アマリアと早苗が該当する。


Interference Suite(IS)は、エネミーにとって都合の悪い「デバフ」を掛けることに特化している。ミストのスポット散布で一時的にレーダー機能を無力化したり、生体の筋力を著しく低下させたりなどだ。デバフクラスが居ると、戦闘が一段も二段も楽になると言われている。これはアマリアの踊りや、早苗の言霊が該当する。ただし、アマリアや早苗は視覚より脳に影響を与えるため、メカニカルには効かない。


Restoration Unit(RU)は、いわゆるメディックである。生体及び軽微な機械の治癒・修復を担当するが、どちらかと言えば生体の治癒に属するクラスが多い。何故軽微な機械の修理が該当するのかと言うと、代替部位(例えばネイトの人工心臓など)として機械を扱うことが少なからずあるため、多少の知識が必要になってくるところから来ている。これは文句無くドクターが該当する。


Maintenance Module(MM)は、機械の修理に特化したクラスで、戦闘以外でも移動後のビークルの機体チェックや修復などを行う。その知識から、戦闘にも参加可能で、OW寄りに動くことが可能となっている。これはエヴィが該当する。


その他に非戦闘クラスとして、Specialist Unit(SU)がある。

これは非戦闘クラスをまとめた雑多ではあるが専門性が高いなクラスで、エヴィのコックやアマリアのアーカイブマスター、リコのハウジストなどが該当する。


これらのクラスをメインクラスやサブクラスとして扱い、様々な種類の複合クラスが誕生するのである。


この他に、ライセンという概念があり、M.A.C.S.に乗るならドライビングライセンス、(主に)M.A.C.S.の修理やアセンブルなどはメカニカルライセンス、生体の治療にはメディカルライセンス、建築関係はハウジングライセンス等といった、なりたいクラスに対応するためのライセンスが必要になってくる。


そして「探索者」であることを証明するための「フロンティアライセンス」がある。これがないとHoMEのあらゆるサービスを受けられず、ビークルを借りることすら出来ないし、仮にエネミーを倒したとしても換金することが出来ない(シュートダウントラッキングレートが無い)。


また、経験豊富な探索者に成りたてほやほやの探索者が行動をともにする場合、どうしても経験豊富は方が片付けてしまってなりたての探索者に経験することが出来ない。そういう場合、意図的にレベルを下げて行動をともにする「レベルハーモナイゼーション(Level Harmonization)」という仕組みがある。

この仕組みを利用すれば平等に経験を得られるため、経験の差がある場合には重宝される。何故このようなことをするかと言うと、レベル差の割合で、例えば取得ヴェルが変わったりするのだ。

レベル差が大きいと、新米探索者にはシュートダウントラッキングレートが入らないこともあり得る(ゴールドランクとアイアンランクが組んだとしたら、差がありすぎてアイアンランクには経験もヴェルも入らないことになる)。


こうして、ライセンスから成れるクラスと、経験の差を埋めるための仕組みが備わって探索者達は動いている。また、ランクの概念があるがそれは以前(#355話)解説したとおりだ。


チャッカムまで順調に行けば4日ほどで到着予定で、ほんの数時間前にガルーナ・コロニーを発って先程昼食にしたばかりである。情報は欲しいが、仲間が見つかるなどの心配を今からしても仕方がない。そうネイトは割り切って進んでいる。


心配はしても仕方ないが、計画はしておく必要がある。もちろん、適任者が見つかったらという前提にはなるが。

今ネイトは、9人をひとつのパーティーで動かしている。これにタンク役を加えて10人になったら、5人数つのパーティーにしてアライアンスを組むつもりだ。そうしれば、できること、やれること、戦術フォーメーションなどに多くのバリエーションを見出すことができる。


時刻は夕方を指し、日は傾けてきた。

もう少しでアウトポストに着くはずだ。…というのも、暗くなり始めてわかるのだが、遠くに光源が見えているのだ。


「多分あれだな…」


ここから暗くなるのはあっという間なので、慎重に進んでいく。

40分ほどが経過しただろうか、遠くに見えていた光源は、今は眼の前にあり、それが確実にアウトポストからということがわかった。


「今日は個々でテント泊をしたい。何か変わったことはないか?」


とネイトはアウトポスト監視人に聞く。


「特に無いな。平和そのものだ。邪魔にならないところならどこでも使ってくれ!」


「わかった、感謝する」


そう言葉を交わして、ネイト達は裏手側に回った。


「ここを今日のキャンプ地としよう。エヴィ、頼んだぞ」


「おう、任せておけ!」


皆それぞれテントを張り、その中央に熱源となるヒートレンガを置いて暖を取った。

エヴィは自分のM.A.C.S.の後部にあるキッチンスペースで何か下ごしらえをしているようだった。


「ヒートレンガひとつで、ここまで温まれるとはな」


とロニー。相当寒いところにいたらしい。


「燃焼時間も8時間程度で、テント泊にちょうどいいよね!燃えカスも残らないし!」


とキャシーが反応する。始めてネイトとテント泊したときのことを思い出していた。

テントを張ったものは良いものの、いつエネミーに襲われるか気が気でならなかった。幸い、ネイトのM.A.C.S.が警戒モードにして一晩中見守ってくれたお陰で、寝込みを教わられるようなことはなかった。

当初のテント泊は、アイアンランクでの良い思い出になっている。


エヴィの料理も出来上がって、皆にサーブする。

ロニーが一番喜んでいたのは言うまでもないだろう。


久しぶりのテント泊は、これまでの活動内容を語り合い、大いに盛り上がった。


読んでいただき、ありがとうございます!


拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。

もしよろしければ、ブックマーク・★★★★★・リアクション・評価などをいただけますと嬉しいです。


みなさまからの応援が、私の何よりのモチベーション維持となります。

頑張って書きますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ