# 361. シンドゥール・コロニーへの帰路
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
「今日は流石に疲れたな…」
「そうね…。まさかゴールドランクが襲ってくるなんてね。ネイト、知っていたんでしょう?」
「ああ、そうだ。誰にも言わなかったが、目的はゴールドランクとどれくらい渡り合えるのかを知りたかったんだ。キャンプ街から離れたら、少し休憩しよう」
キャンプ街から十数キロ、追手が来てもすぐに分かるようにM.A.C.S.を警戒モードにして見晴らしの良いところで休憩となった。
「でもよ!仮にもゴールドランクを倒したってことはよ!オレ達いけるんじゃないのか?」
「言ってただろう、奴等の戦力的には下の下だと。装備もままならずにゴールドランクに上がったら、その瞬間に本気で潰されるぞ」
「そ…、そうかぁ…」
「だから、もっと稼いで、ゴールドランクになるのとほぼ同時に装備を今のをベースに一新するんだ。その土台作りはすでにエヴィがやってくれているぞ」
「あれがそうか!なるほどな!」
エヴィはこれまでのことを瞬時に理解し、今度はM.A.C.S.のゴールドランク装備を頭の中で組み立て始めていた。
「邪魔に放っていないんだが、あんまり活躍していないユニットも変える必要があるな…。少し自律移動と機動力を上げるか…。あとは、あれをこうして…。ショップでパーツを見比べる必要があるな…」
「皆少し休んでくれ。かなり疲れただろう」
「キャシーなんて、いつもは30%なのに、今日は40%使ってたからねぇ」
「相手の装甲を貫ける自身がなかったから、最初から得物狙いだったんだよー」
キャシーの瞬間の判断は素晴らしいものがある。
「今日の人間装備相手の戦闘は素晴らしかったわよ。位置取りは相手が最も苦手とする逆方向に位置して一度に見渡すことが出来ないようにしてたわね」
「それはベルダとのコンビネーションアタックの練習をしていた時に自然とそうなったんだよねー」
「ああ、視界が正面方向にしかいないヒューマノイドタイプに関しては前と後ろに陣取っていればどちらかの攻撃は見逃しやすいと学んだからな」
と、エヴィがスースーと寝息を立てる。
「寝てしまったか…」
しかたない、エヴィはバギーで乗せて、M.A.C.S.はオートクルーズモードにしよう。
オートクルーズモードとは、任意のビークルについていくモードで、今回はバギーの後ろについていかせることにした。また、指定の陸路をオートで進むことも可能だ。
「よし、行こうか。キャシー、バイノクスで後部の接近物に注意してくれ!」
「了解だよー!」
ブロロロロ…というエンジン音とともに、ネイト達はシンドゥール・コロニーへの帰路を進みだした。
日はかなり傾きかけ、夕日が終わり、ブルーモーメントが見え始めた頃である。
キャシーはそれを見て「綺麗だ」と思っていたが、ネイトは、
「間に合うか…」
と、多少焦っていた。
シンドゥール・コロニーまであと15キロ。駆動系のバーストを心配してあまり速度を出せない。
突然、バギー内が賑やかになる。
「ふぁ…。なんで動いているんだ…?」
「エヴィが寝ちゃって、でも戻らないとって」
「オレのM.A.C.S.は?オートクルーズモードでこのバギーに引っ付いているわ」
続けて、
「ネイト、エヴィが起きたわ」
「そうか、でも停止してヴァンガードに乗り込む時間はない。このまま行くぞ」
「了解だぜ!アマリア、運転は代わろう。エッダも見なくちゃならないしな!」
「ええ、お願いね」
エヴィとアマリアは運転を交代しエヴィがバギーを運転することになった。
「しかし、オレが寝ちまうなんてよ!」
「ほんとだよー」
「まぁでも、オートクルーズモードはしっかり動いていることが証明されたぜ!」
転んでもただでは起きないエヴィなのであった。
「ネイト、ゴールドランク装備はオレが考えるので良いんだな?」
「ああ、頼む。さっきのダンジョンで見た連中を遥かに凌駕するものを頼むぞ」
「了解だぜ!メカニックとしての血が騒ぐぜ!…そういえば、チャッカムについたらまた1ヶ月ほど滞在するんだろう?」
「ああそうだ。それがどうかしたか?」
「ちょっと思い出してな、行きたいところがある」
「どこだ?」
「ジャンクヤードって呼ばれてるところでな、いわゆる、ビークルの墓場だ。ビークルの他にも、使われなくなったトースターなんかも捨てられているぜ。そこに掘り出し物があるかもしれない」
「わかった」
「あ、いや、そこへはオレひとりで行くぜ!あんまりぞろぞろと集団で行くと警戒されちまうからな!」
「そうか、大丈夫なのか?」
「危険なことには変わりないんだが…、そこに知り合いがいてな!そいつがまだいるなら、これ以上安全なところはないぜ!」
「なるほど。わかった。そこはエヴィに一任する」
「サンキュー!助かるぜ!」
「ジャンクヤードって…、ミサイルなどの不発弾でも、今はもう殆ど無い空を飛ぶ機械も投棄できてしまうところよね…?」
「そうだな!何でも捨てられちまう街だな!」
続けて、
「ジャンクヤードか、懐かしいな…」
エヴィはそう呟くのであった。
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