第3話:朝カフェ
ミヨナ……。
大丈夫かなぁ。
悟夢君が好きになったみたいだけど……。
ヴヴヴッ
ベッドの上に座り込んでケータイを見ると、メールが2通入っていた。
[悟夢。(無題)今日は元気なかったっぽいけど、大丈夫か?]
見かけによらず優しいんだ……。
悟夢君……。
[麻緒梨。返事遅くなってごめんね……。心配してくれてありがと☆大丈夫だよ♪]
送信。
もう一通は……。
[ミヨナ。麻緒梨ぃ〜?起き〒/レ〜??聞LI〒ヨ!!(-公-)悟夢ヵらメール来なクなっちゃっタ/!!]
相変わらず読みにくいなぁ……。
しかも、もう悟夢って呼んでるんだ……。
[麻緒梨。そっかぁ。あたしこれから寝るとこ!zzZ...悟夢君も寝ちゃったんじゃん?]
これでいいかな。
そしてあたしは寝てしまった。
だって。眠かったんだもん……。
。゜・。♪.゜・゜♪.。・゜
ケータイのアラーム音であたしは目覚める。
オレンジのカーテンから差し込む光はとても明るくて、電気もいらない。
ムックリ……。
起き上がるとあたしの顔はお決まりと言ってもいいくらいこれ。
目は半開きでくせっ毛は爆発。
ノソノソと起き上がり、顔を洗い、嗽を済ませ、グチャグチャにほっぽってしまった制服に着替え、髪を梳かす。
スクバを引っ掴むと誰にも会わないように。そしてうるさくしないように気を付けながら寂しく
「いってきます。」と言うと扉を閉める。
リビングはいつも騒がしいけど、あたしはリビングには入っていかない。
喧嘩してるわけじゃない。
けど、これが毎朝のあたしの日課……。
喧嘩なんてもう何年してないだろう……?
電車に乗って、朝ご飯をコンビニで選ぶ。
ヴヴヴッ。
メール?
[悟夢。オハ。朝からコンビニ〜?]
え?
.゜・♪゜.。♪・゜・♪.
いきなりケータイがなる。
え!?えっ!?
悟夢君!?
あたしは慌ててコンビニを飛び出し、電話に出ていた。
〔朝からコンビニっすか〜?〕
あたしの中はただ一つ……。
〔どうして……あたしの居場所……。〕
すると肩を叩かれ、後ろを振り替えると……。
「ここにいるからさ。」
落としそうになったケータイからも〔ここにいるからさ。〕って聞こえてきた。
あたしは錯乱する。
でもやっぱり疑問は一つ。
「何でここに……?」
「んー?何となく?」
そう言って悟夢君は笑った。
「あ。あたし、朝ご飯まだなの。じゃあね!」
「俺もまだだし!一緒に食お?」
「いいけど……。」
「んじゃ、あそこ!」
「ええ!?高くない!?」
だって指差したのはカフェだったから――…。




