第17話:どうでもいい
信じられないくらい時は流れて。
でも、確かめたくて。
あたしは悟夢のいる病棟へ足を運んだ。
ねぇ・・・・・・嘘って。
嫌なことって、すぐ信じてもらえるのに。
どうして真実はなかなか伝わらないの?
ねぇ・・・・・・悟夢・・・・・・。
あたしは悟夢とであって、一緒にいて、楽しくて。
苦しくて、幸せだった。
その記憶のすべてが・・・・・・あたしを生かす術だった。
なのになんで貴方は今。
あたしに向かって威嚇しているの?
貴方は何であたしに出て行けと睨みつけるの?
どうしてあたしがいた場所にはミヨナがいて、勝利の笑みのようなものを浮かべているの?
・・・・・・どうして。
「どうして・・・・・・。」
外は曇り空。
ミヨナはあたしが邪魔だった。
邪魔で仕方なかった。
だから邪魔者を排除した。
あたしはミヨナに・・・・・・排除された。
真実を隠したまま、嘘にくるまれた悟夢はミヨナの言うことを信じた。
ミヨナはそれほどまでにあたしが・・・・・・。
あたしが邪魔だった。
友達なんかじゃ・・・・・・なかった。
ト モ ダ チ ナ ン カ ジ ャ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ナ カ ッ タ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
隣で笑いあっていた日々も・・・・・・偽者だった・・・・・・?
全部、作り物だった?
あたしはね・・・・・・ミヨナといた時間、楽しかった。
嬉しかった。
みんな彼氏が次々に変わっていくあたしをヤリマン女と言って近づいてこようともしなかったのに、ミヨナは違った。
ヨミまであたしに紹介してくれて。
嬉しかった。
女友達に縁がなかったから。
家族のことも全部忘れられるくらい。
楽しかった。
それなのに・・・・・・。
空を見上げた。
灰色でどんより曇っている。
雨は降りそうではない。
けど、あたしと同じ・・・・・・輝きを失った色。
いっそ雨が降ってくれとも願う。
あたしの過去を洗い流してくれ・・・・・・とも。
あれ?
あたし、いつ病室出たんだろう。
まぁいいやぁ。
まぁ・・・・・・いいやぁ・・・・・・。
なんか、ホント・・・・・・。
ど う で も い い や ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
失われた記憶、新たにすりかえられた記憶。
大切なものから睨まれ、邪魔と言われたとき。
そのときに生まれた感情はいつ悲しみから憎しみへと移るのだろう。
それとも、その感情をばねに新たな感情を生み出すのか?
そんなこんなですが、呼んでくださった皆様に感謝します。
ありがとうございます。




