表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美しき紅薔薇の蕾  作者: 京ノ条武丸
ローズ編
19/19

第19話:謝礼金

「お待たせ致しました、ローズ様」


椅子に座り、出されたお茶を飲んでいると、席を外していたイスハークさんが金貨が載っているトレーをテーブルへと置く


「こちらをお納めくださいませ」


「へ?」


「こちらに金貨10枚ございます。山賊から命を助けて頂いたお礼としては少なくはございますが、受け取ってください」


「いやいや!多すぎよ!!」


「多くありません!少なすぎます!!本来、命を助けてもらったお礼は基本、金貨20枚、30枚が妥当。金貨10枚でも商人仲間から笑われてしまいますが、いかんせん売上が良くない。今回は金貨10枚で手を打って頂ければと思います。ちなみに、これ以下にすることは絶対にありませんので」


イスハークさんの瞳からは"断じて少なくする気はない"と決意にみなぎっている


「譲らなさそうね。わかったわ、喜んで受け取りましょう」


説得を諦めた私はイスハークさんから金貨10枚を受け取る


「受け取って頂き、誠にありがとうございます。これでもし受け取って頂けないとあっては、本当に商人仲間から笑われてしまう所でしたよ」


「そういうものなの?」


「そういうものなのです。商人の世界は恐ろしいのです」


「怖いわね。でも、なんだかんだで手持ちが無くなってきていたから、金貨10枚は本当に助かるわ」


テッカイさんから頂いた山賊の捕縛金は全部で銀貨50枚、その後、ギルドカード発行手数料の銀貨10枚、宿屋"渡鳥の止まり木"の宿泊代の銀貨32枚を支払ったため、残金は銀貨8枚となっていた


「左様でしたか。ちなみに、どちらの宿にお泊まりになられるのですかな?」


「この通りにある宿屋"渡鳥の止まり木"って宿屋よ」


「"渡鳥の止まり木"でしたか。あそこは清掃が行き届いており、防犯もしっかりしています。良い宿屋を見つけられましたな」


「冒険者ギルドのスタッフから教えてもらったのよ。ただ、中々な値段だったものだから、手持ちがピンチだったのよ。貴方のおかげで、何とかなりそうだわ、ありがとう」


「お礼としてお渡しした物が、逆にお礼を言われるとは思いもしませんでしたよ。ところで、この後のご予定をお伺いしても?」


「この後はエリドゥの街の探索と買い物かしら?ギルドで依頼は受けてきたから、それの準備をしようかと思っているわ。とりあえず、武器と防具は買えそうでよかったわ」


「武器と防具は冒険者には必須。もしよろしければ、私が知っている装備屋でもお教え致しましょうか?」


「あら、本当?それは助かるわ」


「では、地図をお持ちいたしますので、少々お待ちください」


私に必要な装備が売ってある装備屋の位置を教えるため、イスハークさんは地図を取りに部屋を出ていった

《所持金》

金貨10枚(+10)

銀貨8枚

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ