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6☆Gift
「どうして私が危ないってわかったんですか?」
「人格交換器に今までの記録が全部残ってるんだ」
「それでですか‼」
多恵子は一馬が救いに来てくれたことを嬉しく思った。
なんて頼もしい人なんだろう!・・・でも、一馬は本当は誰を救いに来たのだ?多恵子?それとも翔子?
「あのな、多恵子」
「はい」
「あんたの人格は、そっくりそのまま『天からのGift』なんだよ」
「?」
「周囲の気持ちに同調できて人を思いやって、世話好きなのはあんた自身の生来の性格なんだ。・・・うちの執事があんたを俺の家のお手伝いに選んだのは、あんたのその性格を知ったからだ」
「私ー、私、今までそんな風に考えたことなかった」
褒めてくれて認めてくれたのが、一馬で良かった、と多恵子は心底そう思った。
「一馬さん。私は、自分の体に戻った方がいいですか?」
「自分の気持ちは?」
「・・・戻りたいです。他人ではなくて、自分が一番いい」
「わかった。・・・翔子さんも館で待ってる」
「わがままいってすみませんでした」
ぽろぽろ涙がこぼれた。
「帰って、もとに戻ったら、今回のことをみんなでよく考えてみようか」
「そうですね」
多恵子と一馬は高橋家へ帰っていった。




