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19.数年後

精霊達が来て数年が経った。

その間、様々なことがあった。

庭?にはガゼボも作ったし、アルセリア様にお願いしたら、湖も作ってくれた。その周りに花畑も作った。


精霊達とも仲良くなり、友人と話すような感覚で話せるようにもなった。

フローラとはのんびりお茶を飲んだり、リリーとは剣の稽古を一緒にして、最近は一緒に狩りもするようになった。

ランは自分で紙漉きをするようになり、紙を裁断して製本する前までは自分でするようになった。

いつまで経ってもむふー、みたいにドヤ顔するので可愛い。

他にも精霊達は私の作った服を着て、オシャレもしている。


ランからはこの世界について教えてもらったりもした。

この大陸の名前や、森の名前、他にも森と隣合っている国の名前など様々な事を。


なぜランがここまで様々な事を知っているかだが理由がある。

ランは仲良くなった動物や虫に魔力を与えることでパスを繋ぐことができる。パスの繋がった子が見たもの聞いたことなどはランも見たり聞いたりできるらしい。さらに、パスが繋がった子から別の子にそのパスを伸ばせるのでどんどんと増やせるらしい。

基本的に蝶々や小鳥だけにパスを繋いでいるらしい。

そのため、人の生活にも詳しい。


これはフローラやリリーにも出来ないらしく、ランだけができるとの事。


そして今、この場所にたどり着きそうな人が5人。


「ブラン、来たよ。」

そうランが声をかけると同時に結界内に生き物の気配を感じる。


「行ってくるね、ラン。」


「ん、気を付けて。」


「はーい。」



そう言って家を出て、武器を構えている人達に向かって歩いて行く。

ある程度近付くと先頭で剣を構えた男が


「止まれ!お前は誰で、ここは何だ!答えろ!」


なんてことを言ってくる。


「人の土地に押しかけてきて随分なことを言うなぁ。

私としては不法侵入ということで始末しても別に構わないんだが?」


「土地?お前がここの土地の所有者だと?意味が分からん、お前、ここがどこにあると思ってやがる。」


「アリーゼ大陸北部にあるフリーク森林、ここら辺にいる魔物は世間一般では随分と強いらしいね、だから人が来るにしても、もっと後だと思っていたのだが、思ったより頑張ったみたいだね。」


そう言って植物魔法でテーブルと椅子も作り


「まぁ、いつまでも立ってないで座って話そうか。遠慮はしなくて構わないよ。」


「一体何を、」


「何をと言われても話がしたいだけだよ。取って食うつもりもないから安心してくれ。」


「それを信用しろと?」


「信用してもらうしかないかな、強いていえば私は殺すつもりはないよ、庭が汚れるのは嫌いなんだ。」


と話している中、杖を持った魔法使いらしき女が話す。


「あんた、さっきから私達に勝てるような口ぶりだけど、何様のつもり?」


「虚勢を張らなくてもいいよ、声が震えてるじゃないか、それに君は魔法を主に使うのだろう?

それならば私の魔法を見て勝てるわけないと分かるだろう?

それに寿命を縮めることにもなるのだから。」


「あら?さっきと言っていることが変わっているじゃない。」


「変わってなどいないよ。私は殺すつもりがないけど、君たちが街に戻るまで何があるか分からないからね。

私としては1人でも街に戻ってここの事を伝えて貰えれば十分だから。むしろ何人か死んでくれた方が都合がいいかな?

まぁ、そんなところだね、だから私の機嫌を損ねるのは推奨しないよ。」


そこまで話せば大人しく言うことを聞くのがいいと理解したのだろう。

”咆哮”の5人が椅子に座るのを確認し、手を叩き、威圧をやめる。


「よし、みんな座ったね。少し待っていてくれ、何か飲み物と食べ物を持ってくるよ。

あぁ、ここには魔物も入ってこないと思うから気を抜いてくれても構わないよ。」


そう言い残し1度家に戻った。



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