国家の基本情報
【国土】
(1)国土の概略
パンゲニア大陸(テラフォーリアで一番大きな大陸)の中央あたりを東西に横たわる、総延長約5万㎞の大山脈であるピタゴラ=スガハド山脈を北側の国境線に、パンゲニア大陸を南北に縦断するジャポニ=アススペイ山脈を西側の国境線とする。一番最奥(ほぼ西北の位置)は、2つの山脈がぶつかる場所に聳える標高10000mを超えるセントガイアスト大霊山となる。
このため、この2つの大山脈と、2つの大山脈を挟むように十数にも及ぶ大小の山脈が連なる大山岳地帯を形成しており、国土の国分と細部は基本的に高山地帯となっており、南部や東部に向かうにつれて標高が低くなっている。
北側の平野部における国境は、ピタゴラ=スガハド山脈に連なる各山脈の谷筋を源流とした大河、トーマヘーヤ川が、河口域から中流域にかけての国境となり、河口部は幾重にも枝分かれした大三角洲地帯を形成し、それぞれの三角州ごとに小規模な国家が乱立している。なお、コロラド王国と乱立する各国家との国境は、最も南側を流れている河川であり、トーマヘーヤ川の本流というわけではない。
西側の国境は、すべて大陸を南北に縦断するジャポニ=アススペイ山脈となっており、東側は大洋・デンバーシスコ海の海岸線地帯と、海岸線から200㎞程先まで散らばっている小さな島嶼群である。
南側の国境は、ジャポニ=アススペイ山脈を中心に南へと延びているキャラファルニア半島が、途中で最も細くなっている地域・デラルウエアを貫いているデラルウエア運河となっている。
なお、このデラルウエア運河は、標高400m付近にあるピクシイ湖を水源とする東デラルウエア川と西デラルウエアの3つを跨いだ自然形成型の運河であり、ここを国境としている3カ国によって共同運営されている。なお、このピクシイ湖は、ジャポニ=アススペイ山脈の南端とされている。ここより先の南側は、巨大な台地形状の土地がひたすら広がっており、乾燥した大地が続いているだけの土地となる。まるでインドのように、綿花栽培が盛んであり、また茶の葉の一大生産地でもある。
(2)おもな河川
➀ナルスト川
ジャポニ=アススペイ山脈と、ピタゴラ=スガハド山脈の稜線が重なる奥地を源流とする。ムハマルド辺境伯領領内の上流部分は、いくつかの支流と湖沼から構成されており、ジャポニ=アススペイ山脈の稜線を離れながら領都・カエデテラス付近で1つの流れになる。
その後は、コロラド王国の中心部へと流れていき、フィラ=デイル大平原の中心河川となって、王都・ロンドリアの西側を通りアンドロイド海に流れ込んでいる。
➁トーマヘーヤ川
北側の平野部における国境は、ピタゴラ=スガハド山脈に連なる各山脈の谷筋を源流とする。上流部は、山岳国家・チベトニア王国をほぼ東西に横断している。
中流域は、コロラド王国とチャイナリスト王国の国境線となり、大三角州地帯が現れる下流域は、乱立している酷夏の候っ橋線が、一番南端を流れている支流に沿って引かれている。その後は、東側にある大洋・デンバーシスコ海へと流れている。
【四季】
北部や西部の山岳地帯を除き、基本的には冬という季節はなく、雨季(1~3月・9~10月)と乾季(4月~8月)に別れており年間を通して常夏の季節が続く。なお、北部や西部の山岳地帯では、雨期の期間における10月と、1月・2月の3ヶ月間に雪が降り、場所によっては積雪が30mを超える場所もある。
【国内の税制度】
(1)貴族に課せられている税金
領地を持ち、経営する事で収入を得て、そのお金で生活する領地貴族と、王家や各地の領主貴族に雇われ、自己の能力を給金に代えて生活する法衣貴族がいる。直接税と間接税がある。
(2)平民(定住民)に課せられている税金
定住民登録をすると、登録された町や村に対し、その町や村が所属する国家が定めた税金を支払う義務が生じてくる。なお、必要最低限の税金(強制賦役を含む)を払わないと、持ち家・借家・宿を問わず、街中にある家(スラム街に存在する不動産は除く)に居住する事は出来ない。
なお、各国家は、法と秩序を司る神『イムホテプ=プリースド』が定めた範囲の税率を超えてはならないとされている。
(3)税金の申告
直接税・間接税問わず、税金の支払い日は毎月10日(毎月40日が締め日)となっている。王侯貴族や各商店に雇われている定住民は、基本的に1か月単位で給料が支払われるため、直接税に関しては給料から天引きされている。そのため雇い主である王侯貴族や商店が従業員の税金をまとめて支払っている。
なお、副収入などで、各個人ごとに収入があった際は、収支報告を基にした税額を収める事になる。
自由民に対しては、所属しているギルドが代理で税金を納めている。
追記(1):直接税・・・・すべての税金の合算金額が、1ヶ月あたりの総収入に対し5~70%以内
追記(2):直接税・・・・各品物の定価(開発者が定めた売値)に対し10%以内
【直接税】
=世襲税=
領地貴族は世襲がほとんどだが、法衣貴族は世襲は基本的に行われていない。
領地貴族が世襲する際、年に一度行われる能力検定の試験結果に応じて、世襲する際に国家に対し、領地内の総収入(平民が収めた税金総額)の1~50%の税金を納める必要がある。
世襲制のない法衣貴族に対しては、世襲対象者の能力が、現爵位持ちの能力以上の能力があった場合、特例として能力検定を受ける事ができる。
=領地税=
領地を持っている領地貴族の身に課せられている税金で、平民に対して課せられている市民税に当たる。領地を持たない法衣貴族は、この税金に代わり平民に課せられている市民税が課せられている。
領地税の税額は、領地内の総収入(平民が収めた税金総額)の15%が国家に納められている。
=物納税=
所謂、年貢に値する税金。基本的に生産される穀物に対し、生産嵩に応じて3割を領主に納める。なお、穀物を育てるのが困難な土地の場合は、代替えとして野菜や果物、海産物を同等量収める事になる。
なお、年貢を納める数量は、収穫された各種作物の収穫量に対して課せられているため、各年度の収穫量に応じて年貢量が上下する。
=市民税=
町や村に定住する者のうち、物納税を納めていない者たちが収める税金。各種族において成人年齢(純人族の成人年齢15歳相当に該当する年齢)に達した者が、その生涯を終えるまで収入に応じて払い続ける税金の事になる。(細かい設定は割愛)
=依頼報酬税=
平民(自由民)である冒険者が、冒険者ギルドで受けた依頼を成功した際に支払う税金。決まった町や村に定住していない冒険者に対し課せられている税金で、成功報酬の金額に対して10~50%(成功報酬によって異なる)の税金が課せられる。基本的に依頼を受理した、冒険者ギルドのある町や村に税金が納められる事になるが、護衛依頼などで出発地と到着地のある以来の場合は、それぞれの町に対し、税金が等分分割されて支払われる。
なお、直接税となっているため、税金は成功報酬受け取りの際に差し引かれる仕組みになっている(冒険者に代わってギルドが代理で支払う仕組みになっているため)。
=物品輸送税=
この世界の物流の仕組みは、日本の物流会社のシステムを取り入れている。これは、過去にやってきた(日本の物流会社の社員である)『異界からの来訪者』の集団が、始めたシステムが定着した結果である。(細かい設定は割愛)
=奴隷人頭税=
奴隷を所有した際にかかる税金で、1人1ヶ月あたり1万テラ(種族・性別・職種・奴隷区分は問わない)を所有者が支払う。なお所有者はこの税金を支払う際、奴隷に支払う法定賃金から天引きする事は禁止されている。
自由民が奴隷を所有している場合、この税金を納める場所は各人が所属しているギルドとなる。なお、毎月40日の時点で滞在しているギルドに対して、この税金を支払う事になる。護衛依頼などでこの日にギルドに出頭できない場合は、特例処置として出発日(最大10日前まで可能)に納める。
=大型不動産保有税=
貴族が不動産(屋敷)を保有する際に支払う税金。この税金は、習得した屋敷の広さに対しての敷地税の支払いと、屋敷の維持管理に関わる者(敷地の広さに応じて、最低人数が決められている)を雇わないといけない。
領地貴族に対しては、経営する領地以外に屋敷を持つ際、その屋敷を管轄している王侯貴族に対し支払う義務がある。法衣貴族に対しては、仕官した王家もしくは領地貴族に対し支払う義務がある。
=不動産保有税=
不動産(持ち家・借家・宿)を所有している者は、その規模に応じて税金を支払う義務がある。この税金は、該当する不動産が立地している場所に応じて税額は変化する。
なお、各町や村が定めた公共建造物に対しては、たとえ個人所有であってもこの税金を課す事は出来ない。(細かい設定は割愛)
【間接税】
=入城税=
城壁に囲まれている町や村に入る際、城門に設置されている城門で支払う税金。俗称通行料ともいわれている。1回1回門を通るたびに課せられるわけではなく、一度門を通ると10日間までは通行無料の処置が取られている。
1回1人あたり1000テラ~5000テラ(町の規模や周辺の治安状況によって異なる)であり、王侯貴族ですら例外なく徴収される。
【平民に課せられている賦役】
定住民・自由民に問わず、その町や村の敷地内にいるすべての平民に対し課せられる。
=強制賦役=
月5万テラ未満の超定額所得者や浮浪者に対し、各行政が強制的に徴用して仕事を与える制度。徴用された日に対しては、1日2食の食事が提供されるが、仕事内容は所謂3K(きつい・汚い・危険)仕事である。
=定期賦役=
定額所得者に分類されるため、生活保護費を支給する目的のため真っ先に徴用される。与えられる仕事は、基本的に街の美化作業となる。
=兵務賦役=
成人年齢以上になると、身分の貴賤・種族・性別問わず連続5年間の兵役義務が発生する。なお、兵役につく開始年度は20歳までの間でならば、各個人の都合で遅らせる事が可能となる。また、冒険者となってBランク以上である場合、討伐任務を一定数以上こなしているという事で、兵役義務はなくなる特例事項がある。ただし、国家を守護する義務がある王侯貴族の子息・令嬢に対しては、冒険者であるなしに拘わらず15歳になると兵役義務が発生する。
=臨時賦役=
大規模災害や戦争などが起きた際、後方支援要員や復興要因として駆り出される。
この時割り振られる役割は、その者が得意としている分野が優先される。これと言って得意分野のない者は、強制的に各種雑用に回される。
【異界からの来訪者に対しての特例処置】
違った世界からこの世界に迷い込む者は多く、その者たちの事を『異界からの来訪者』と呼んで、見つけ次第いろいろな意味で保護されている。
保護された際は、行政府が設置されている最寄りの町や村の出生者として、この世界の市民権を得る事が出来る仕組みになっている。なこの際の身分は、元の世界の身分に関係なくすべて平民の身分が与えられる事になっている。
ただし、ごく一部(町や村に辿り着く前に盗賊などに捕まった場合)では、この異界からの来訪者の保護が機能しなくなり、この場合は奴隷として売られる事になる。また、直前に起こった災害などの犯人として奴隷落ちさせられる場合もある。
なお、異界からの来訪者に対しては、一定期間(生活上の基盤が構築されるまで)の間は、直接税の支払い及び賦役を免除される。
【害市民に対しての処置】
害市民とは、町に入る事ができない盗賊や山賊、海賊たちの事を言い、各種税金の支払いや賦役に就く事無く生活している者たちをさす。なお、各地にできたスラム街で生活している者たちも、特段の事情なく税金の支払いや賦役に就く事を拒否すると、町や村から強制退去させられる事になる。
害市民に(書類上で)分類されると、あらゆる義務がなくなる代わりに、あらゆる権利も同時に剥奪される。そのため、魔物と同様に討伐対象となり、全世界に対し報奨金付きの指名手配(生死不問)となる。
また、基本的に生死不問の賞金首となるが、生きたまま捕まった際は、公開処刑となって晒し首にされる運命にある。




