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テロリスト

明日はテストか・・・チッ

宴会場へ向かう3人。途中ヤバそうな貴族のような人たちと何度もすれ違う。


「うお、あの人美人!!わーお!!あの人ボインだ!!」


「ダイラ、静かに。でもボクもあの人好みだわ。」


「貴様らはいったいヒソヒソと何を話しとるのじゃ?」


「「な、何でもございません!!!!!」」


そうこうしているうちに大広間へついた。

またまたトランペットが鳴り響く。


「魔王を倒し、国の平和と秩序を取り戻した英雄、ユキ・シャイニング殿のおなーりー」


「わわっめちゃめちゃはずい・・・」


「怖気づいてんじゃねーよ英雄殿!」


「だまれクソオオカミ」


「はい」


そして広間の真ん中、王の前に進み出る。


まあ、言わなくとも皆様は分かりますよね。いけめんな子供が魔王倒しちゃったらどうなるかなんてこと。そう、主に女の子(若干男も含まれる)がジャニーズが目の前に出てきた時のようにキャーキャー騒ぎ出したのだ。


「キャーユキ様こっち向いてぇー」


「わ、今私に笑いかけたわ!!あなたもみたでしょ!?」


「ぼくと結婚してくれぇ」←?


るせーうるせーあーなんか芸能人の気持ちがわかったような気がする。

王が娘を呼び、ここまで連れてきたことを褒めに褒めまくってショートケーキを5つよこした。


「えーゴホン、今日は魔王を消し去り、恐怖を拭い去ったこのユキ・シャイニングに祝杯を!!」


広間の全員がみな手にグラスを持ち、ボクに向かってかかげた。


「えーそれでは乾杯じゃ!!」


途端に広間ががやがやと騒ぎ出す。と、その時


ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンチュンッバリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン


銃声が響き渡る。弾丸は王の頬のすぐそばをかすめ、玉座の脚を折った。


「皆かがめっ」


ダイラの必死の一言にも耳を貸さず、人々はこの部屋から出ようと入口に駆け寄る。


「ぐっ皆耳を貸してくれない!!」


するとダイラのそばを金色がかすめた。


「皆かがめええええええええええええええええええええええっ死にたいのかああああああっ」


大声が広間に轟いた。その声はまるで竜の咆哮のようだった。

騒然となっていた広間が一瞬で静まった。


と、2発目の弾丸が窓を突き破り放たれた。


ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン


響き渡る銃声。しかし王の目の前に結界が広げられた。


キーーーーーーーーーーン


金属と金属のぶつかり合う音が響く。


ユキは窓辺に向かって歩いて行った。そして


火炎弾ファイヤーガン!!」


すると開かれた手のひらから無数の火の玉がある方向に一直線に飛び、次の瞬間大爆発が起こった。


ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン


光が治まった時、振り向いたユキは笑顔でたった一言こう言った。


「テロリストたちは消えました。」


と。


それからが大変でユキの力量はホントはこんなもんじゃないのだが、皆が驚きまくって大魔術師コールなんてしちゃってユキが大変なことになってた。何が起きたかは俺は何も見なかったことにする。


次の日


「なあ、ダイラ。ボクやっぱりフツーに身分かくして民家に住みたい」


「いきなりどーしたんだよ。」


「だってここのおねーさん達怖いもん。なんか怖い男の人も交じってたし。」


「ふーん俺は構わないけどさ。もともと森出身だし。」


「ホントに!?ありがとー!!」


「おう!(てかこいつ神だしな)」


さっそく王の前に行く。


「王よ、やはり民家で暮らします。」


そこから姫や王が駄々こねたこともあり、時間がたったがとりあえず民家を一軒貰うことにした。


「ホントに行っちゃうのか?」


「うん。なんなら姫さんも遊びに来ればいいじゃん。」


「!!毎日でも行くぞ!!」


「姫よ、それはなりません。」


「なぜじゃああああああああああああああああああああああ」


その日廊下に姫と召使の口論戦線が繰り広げられたが、結局姫が負けてしまった。


「・・・ぐすん。お前たちもたまには王宮に来い。」


「うんわかった。じゃーねー姫さん」


外に出る二人。と、後ろから姫が追ってきた。


「おい金髪と灰色!!貴様らの名前は?」


「もー姫さんが走るんじゃありません。ボクはユキ。この灰色はダイラだよ。」


「そうか。あ、あと私の名はジョンナ・バイオレットだ!・・・じゃあなっ!!」


そう残すと姫は嵐のごとく走り去っていった。


「なかなかの凶暴な姫さんだったな。」


「うん。」


二人は王都の端、木漏れ日の森の近くへと歩んでいくのであった。




そのころ勇者たちはすっかり落ち込みながら家の隅でニート生活を送っていましたとさ。















今度は二人が王都巡りをするよー

ちなみに平日になるとちょっと投稿が遅れます。

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