王都大騒ぎ
ふう。
急いですったか町に戻って町人の歓迎をしり目に王都まで走って30分で飛ばす。この際人目とか知ったことか。ってか人の目には見えてないかもだけど。
「はあっはあっもう俺むりっ」
「もおう?早いねー」
「お前の基準がおかしいだけだよ!!!」
「がんばれダイラ!」
「きょ!」
「テメーらは抱きかかえられてるだけだろ!」
「ユキあったかーい」
「きゅー」
「んまあ!何この子たち!見てくださいよダイラ君!」
「ハイハイヨカッタデスネー」
たったかたったか
「あーあ、もう!何で竜化できねえんだよ。なんだよこの舗装された道・・・もうこの町ごと爆散してぇ、俺の怠けをなめんなよ・・・あ、うふふボクちょっと疲れちゃったみたいだねぇ~」
「ひええこわいよぉ、またユキが目覚めるよぉ」
「ぼ、ぼくはまた他の作品に行こうかなあ」
「あれ?そういえばウィングってどこの作品言ってたんだ?」
「ん?『火○鳥』だよ?」
「「・・・」」
「きゅ?」
「「どんなとこ行ってんだよ!!」」
「いや、ちょっと待て。あの物語の天才、いや神のあのお方、手塚○虫神のお作品に行ったのか!?」
「うん!たのしかった!」
「いや、そうじゃねえよ!!ってなんだって!?」
「ウィングってすごいねえ~」
「ユキはそれで済ませんのか!?」
「きゃーお!」
そんなこんなで王都についた。
「はあ、ふう、ぜえ」
「ちょっとダイラ、まだ王宮は先だよ?」
「なあ、王宮ってここの正反対だろ?」
「うん」
「じゃあもういっそこっち側の森で化け解いて、向こう側の森で変化しよーぜ?もう俺だるくってだるくって・・・」
「お!それいいねえ!」
森へ入る。うおおおっマイナスイオンだああ!
「向こうに洞窟があるよ!あそこへ行こう!」
洞窟内はかなり広かった。うん。ここなら人化を解いても大丈夫そうだ!
「人化解除」
ボクの体を光がまとう。見る間にボクは元の姿に・・・ん?あれえ~?なんかちょっと大きくなった?
「あれえ~?2mぐらい身長伸びたかな?」
「まあた大きくなったなあ・・・もう俺とこんなに差が・・・」
「あれ?そういえばダイラ君、羽が生えてるね・・・ってことは飛べたりしちゃうのかな?」
ダイラが翼を動かしている。ぱたぱた。
「ん~なんとなく飛べるような気がしてきたなあ」
ボクはウィングとスカイと残ってしまっている賞金の入った袋とエクスカリバーを銜える。
「いふふょ(いくよ)」
ボクたちは大空へ舞い上がった。
「いやっふぉ~!!!空飛ぶのがこんな楽しいとは知らなかったぜ!」
「ダイラも今日から天空族の仲間入りだねー」
「うお、なにそれかっこいい」
だがボクたちはこの時大きなミスをしてしまっていた。
―透明魔法をかけ忘れていたのだー
王都の空を通過する。空を堪能するようにゆっくりと。と、下から叫び声聞こえてきた。下を見ると人々がボク達を指さして叫んでいる。中には土下座をしている者もいる。
「し、神竜が現れたぞ!!」
「くわばらくわばら」
「あ、やっべ、透明魔法かけるの忘れてた」
「ええ!?」
「今からじゃ遅いかもだけど・・・透明魔法!!」
ボクらにひんやりとした感覚が襲う。
「ぉ、お消えになさった・・・」
「見、見たよな今の!?夢じゃないよな!?」
おおう、効果絶大。
「ん~ま、いっか。どうせ後で知られることにはなるんだろーし。人生何とかなるさ。」
「い、い、い、いいのか!?」
「うん。いざとなったらこの王国を滅ぼせばいい話だしい・・・」
「やめなさい!!!」
それから騒動の起きている街を見下ろしながら城の森へと降りる。
人化して城を目指していると、ものすんごい騒動だった。いや、なんかすんませんね。
門番まで挙動不審になってたもんだから気絶させてフツーに入った。(もちろん起こしておいたよ?)
サンタさん(おーさま)の所に行く。
「こんちゃーす!サン・・・ゲフンゲフン国王様!」
「し、神竜様がああああ神竜様があああ」
あーあ。この人まで挙動不審になっちゃってるや。ちょっとビリリッとやっちゃおうか。
「電波」
「ほんぎゃあああああ!?」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「こ、国王!!(陛下!!)」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「えーっと、本日はジョンナ様にぃ、会わしてください!」
「ふぁ、ふぁふぁっふぁ。ふぉのふぉふぉふぁふぃふぉふぉふふぇ!!!(話、分かった。この者たちを通せ!!!」
「ハハッ」
と、
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン
大広間の戸が突然開いた。
扉の向こうに立つ者は、ジョンナであった。
「おお、ちょうどいいところに!これ、そち、ユキよ!」
「うん!きたよお!ジョーンナちゃーんあーそーぼー」
「私はペットがほしい!」
「うん、どんな?」
「殺気空飛んでいた真っ白な竜じゃ!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ホゲエエエ!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「ラ、ラブフェイスよ!!!」
「だからその名前やめてっていてるでしょーがああ!」
「ちょ、ジョンナ、それはやめておいた方がいいと思うよ?」
「いやじゃ!私のペットにするのじゃ!」
「ラ、ラブフェイスよ、あの竜は神竜じゃ。髪をペット呼ばわりするとは・・・」
「だーかーらー!!!ふんっいいわ、ユキ、ついてきなさいよ!」
「え、ええ・・・?」
バタッ(力尽きた音)




