ドSショーここに開幕
こんにっちはー突然ですが、明太子っておいしいですよねー
上空100メートル地点。白銀の竜と銀のオオカミが睨み合っている。
「お前、神とか言われてやがるが、そんなに強いか?普段の様子から見ればアホだな。」
「・・・」
これは余談だがユキの真の心持は暗黒に渦巻くドS精神であり、相手を油断させるため常にアホの仮面をかぶっているのである。
「なんだ?俺のこの美しい姿にビビっちまったか?ハハッ」
正直今のダイラの姿は美しいとはかけ離れた、おぞましい姿。銀の毛並みには悪魔や人間の返り血で赫く染まり、血走ったギラギラとした赫の眼からは狂気以外に感じられるものはない。
「・・・ハァー・・・」
「なんだ?テメェ?」
「ボクの心の内をそんなに暴きたいのかい?」
「あ?」
「ならしょうがないね。どうなっても知らないよ。そーだな・・・殺したらだめだから・・・生きたまま切り刻んであげるよ!」
竜の表情とは本来読みづらいものなのだが、その時のユキの顔は悪魔化したダイラに負けず劣らず・・・ではなく、逆に勝っているほどの狂気で埋め尽くされていたという。
「血の噴水」
ブシュッ
「グアアアアアアアアアア!?」
オオカミの体中から血が噴き出す。よく見ると、無数の切込みがあった。
「フフフ、いたいでしょ?それだけで終わると思ったら大間違い!!麻痺電波」
次の瞬間オオカミの体がぼんやり光ったかと思えば痙攣をおこし始めた。
「ウウグアアア!!!」
「苦しい?そりゃそうだよね。100万ボルトの電気がずっと体を這ってたら。でも気絶はさせないよ。覚醒水」
直後水の塊のようなものが、オオカミの鼻から吸い込まれてゆく。
「ガボッグッフグアッ」
「気絶はさせない。存分に苦しみぬいてもらう。それだけお前がダイラに与えたコトは大きかった。臓物爆破」
オオカミの内臓が破裂する。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアー!!」
「お次は腕を切断だ。」
ザクッ
「ギャアアアアア」
「足」
ムチッ
それから、尾、耳、目玉とどんどんえぐる。
ダイラの声もうるさいので声を出せないようにした。
「うん、もうこれ以上えぐったら死んじゃうね。超回復呪文」
回復呪文で完璧に回復させたら2セット目。
このダイラもどきをさんざんいたぶりつくす。やがて30分たったころだろうか。ちょっと飽きてきた。
「ふふふ、もうやめてあげるね。今度出てきたらもっと殺ってやるから。二度と出てくんな。封印」
問答無用で回復してから封印する。ただし、二重人格だけだ。今までこれだけの力を封印されてきたのはさぞつらかったことであろう。
ダイラの濁った赫の目が、澄んだ紅へと変わる。
「俺は・・・?」
「おーい、ダイラ君大じょーぶですかぁー?」
「・・・ってぎゃああああああああああああああ」
「ん?どーしたのかな?ダイラ君。」
「今までの非礼をどうか許してください!!!」
「いや、何言っちゃってんの?ボク、全然気にしてないし。むしろ堅苦しいの、嫌いだし。」
ダイラはまだ土下座している。というか、オオカミが土下座する図って・・・
「んじゃあね、命令、土下座をやめて、今まで通り接すること。いい?命令だよ?」
「しかし・・・」
こういうときは殺気を放てばいいのだ。
「キャイン」
「わかった?」
「お、おう分かったからそれやめてぇ」
よくみるとダイラ君、ガタガタしています。
「わかればよろしい。」
「キュワン」
「さ、いくよ。」
人化の術をかける。
「は?どこに?」
「もしかして依頼忘れたの?」
「あ」
忘れ去られた飛竜狩り。やっと向かうも、もう日暮れ。いったいいつ現場につくことやら。
ユキ「あれ?ところでウィングどこ?」




