オリバーとリリィの遠出クエスト3 リリィと最新鋭魔導船
航海中のリリィに魔の手が忍び寄る、果たしてオリバーはリリィを守ることができるのか?逃げ場のない船上での最初の戦いが始まる。
告知では最初は18時と言いましたが急な残業と誤字脱字修整のために21時更新になりました。申し訳ありません。
今後もしばらくは平日は21時更新にしようと思います。
Xでもなるべく通知します。
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「すごいわね、この魔導船、最新鋭っていうだけあるね。ゆれが少なくて酔わない、快適よ、しかも少量だけど海水を真水に変える装置もあるんだって、別に水属性の魔法使いがいれば問題ないけど常にいるわけじゃないしね、備えあれば憂いなしって事なのかな?」
(いや、親父は分からないけどきっとロッシ家は性能をダウンさせたタイプの船を売るつもりだ、魔法使いは貴重だ、常に飲み水専用に用意できるのは学院くらいだ、そのための真水精製能力だろうな、って昔ルイが言ってた)
オリバーはそれなりに勉強はできるが根は脳筋である、難しい政治の話はわからない、脳筋でありながら政治的にバランサーとしても動けるイワオが凄いのである。
「リリィと言う者はいるか?返事をしろ、仕事だ!」
北の国の武官が声を上げる
(リリィさん、お願いします。だろ、ぶち殺すぞ。本で読んだが船では転落事故が多いらしいな、夜の海落ちたら最悪だ、顔は覚えた)
「オリバー、気持ちは嬉しいけど怖い顔しないの、私たちは冒険者よ、こういう扱いなのよ」
「早く返事をしろ!」
「すみません、今行きます」
(ほう、冒険者にしておくにはもったいない美人だな、見た目からして我が国出身か?)
ゲスな考えをしながら人気のいない機関室に向かう
「おい、リリィと言ったな、見た目からして我が国出身だろ?終わったら俺のところにこい、4位貴族だ、後で私の部屋に来なさい」
「お断りします、自由な冒険者がいいのです。籠の中の鳥になるのは嫌ですわ」
(こいつもブゥタ3位のところと同じか、面倒なことになった。オリバーには悪いけど最悪アヤノ家の力を借りるしかないのかな)
「なんだと?平民の食い詰め者のくせに反抗するとは、そういえばお前の相方の男がいたな、でかいだけのウスノロが、夜の海に落ちないといいな、まぁ俺が声をかければ何人か来る、夜に探してやらんでもないがな、そういう事になりたくないなら最後まで言わすな」
(あんたらレベルが数人集まってオリバーがどうにかできるわけないでしょ、オリバーに伝えておくかな、最短で今夜数人消えるわね)
「なぁ、盛り上がってる所悪いんだが、魔力供給路に魔力を注入できる人間を連れて来てくれと頼んだはずだが?北の国の貴族様はおつかいもできないボンクラか?」
「なんだ!貴様は!俺は北の国4位貴族の.....」
「アヤノ家次期当主ルイ様直々にこの船の機関長に任命された王国4位貴族の、ボンクラに名乗る名前は無いな、機関長だ、船の運航を妨害した事は航海日誌に記録しないといけない、ゆっくりと名前を名乗ってくれ」
「い、いえ私程度、名前を憶えていただくほどの人間ではございません、失礼いたします」
「勝手に失礼するな、ボンクラ、盛ってないで少しは頭を使え、お前のミジンコにも満たない足りない脳みそに説明してやる、ただの冒険者がこの船に乗っていると思うのか?アヤノ家からの指名依頼に決まっているだろう?正式に北の国に抗議させていただく、そちらの国の貴族が我が国の最新鋭魔導船の運航の邪魔をしたとな、犬畜生でも自然と上下関係を学ぶというのに、北の国のレベルはその程度か?という一文も沿えておこう、消えろ、ここはこの船の心臓部だ盛ったミジンコがいていい場所ではない、タイムラグはあるがこの部屋の音声記録は常にアヤノ領に届く、部屋に帰って震えて沙汰を待て!」
「おゆるし,,,,
「さっきもいったろ?ミジンコ、この部屋の会話はアヤノ領に届くようになっていると、どう判断するかは向こうだ、アヤノ家が大金を払って雇った冒険者と私に暴言を吐いたんだ、後は知らん消えろ、でなければ私の航海日誌に”反抗的だった”と付け加える」
(ハジメ様の奥方候補に無礼を働くとは、乗船前にこちら側はアヤノ家関係者との説明は無かったのか?ルイ様の逆鱗にふれるだろうな、しかもハジメ様を取り巻きを使って海に落とす?少しだけだがこのミジンコに同情してやるか、今思えば黙って放っておいてもよかったか?そうすれば必ずハジメ様の手で夜の海に沈む、数人分の重量と食料が浮いたのにな)
「さ、ゴミムシがすみません、リリィ殿、案内します。こちらが魔力供給路です、手を触れてください、勝手に吸い取ります、魔力切れを起こしそうになれば安全装置は作動しますがなるべくご自身の手で離れてください」
「ありがとうございます、では始めさせてもらいます」
(最後の記録では15歳で5人分の魔力、どうなる事か、楽しみだ)
「あの、故障しましたか?魔力吸収が止まりましたが」
「え?満タン?....間違いない満タンです、目的地の半分は行けます」
(ちょっと考え事してる間に満タンだって、大金払って魔法使い10人雇って1時間で半分行くかどうかだぞ、この船を魔力貯蔵魔石と発射装置を取り付けた武装船への改造案もあるが打ち放題できるぞ、海からも蛮族を攻撃できる、いや御屋形様が考える事か)
「あ、あのもし大丈夫でしたら予備もあるんで、よければそちらもお願いできますか?こちらなんですが」
(この人アヤノ家直属の貴族なのに腰が低いわね、武家って話だけどこういうものなの?)
「はい、凄いですね、触るだけで吸収するなんて、爆発したりしませんか?あ、終わったようですよ」
「え?大丈夫ですか?魔力切れは?医療室行きましょう」
「え?もう回復しました、私は魔力量と回復量だけには自信があるんですよ、吸い取る量より回復量が多いみたいですね」
「へ?あ、そうですか、もう行きの分は確保できました、また補充の時は声をかけます、お疲れさまでした、船の者に頼んで相方様の分のお飲み物を準備させます、ごゆっくりとお過ごしください(御屋形様とルイ様が目にかけているお方だ、深い事を考えるのはやめよう、しかしハジメ様、運も凄いですね、自裁したと聞いたときは驚きましたが、実は生きていたと聞いた時はもっと驚きました、でもあんな化け物を伴侶に選んだことが一番の衝撃ですよ)」
「いえいえいえいえ、アヤノ家の関係者にそこまでしていただかなくても水くらい自分で出せますから」
「いえ、リリィ様はそれだけの仕事をなさいました、それくらいさせていただかないとアヤノ家の恥です、どうか受け取ってください」
「すみません、気を使っていただいて、それではありがたく頂戴いたします」
デッキの上でオリバーが険しい顔で待っていた
「リリィ、さっきの男の顔覚えたから今夜にでも、処そう。夜中に内緒にここに呼んでくれ」
「大丈夫よ、アヤノ家専属の機関長を怒らせたみたいだからそっちで対処するみたいよ、凄いよ。遠隔地でも声が届く魔導具があったんだよ、私にいった事も機関長さんにいった事も筒抜け、私たちはアヤノ家に雇われた身だから処罰が下るみたい、それと今から人が来るから好きな飲み物をどうぞって、私頑張ったんだから」
オリバーとリリィは冷えた麦茶を飲みながら船旅を楽しんでいる
その頃アヤノ家の研究室
「ねぇ、お父様、あの北の国の虫、どうやって処す?カタパルトで蛮族の城塞都市に生きたまま射出しよう、3分待ってね、角度計算するから、確実に決めれるように」
「まてまて、勝手に他国の貴族を処そうとするな、お前この前ハジメのことは反省するって言ったばかりだろ、何故急にネジがはずれるんだ?」
答えは簡単、ルイのお兄ちゃんストッパーにネジなんてついていないからだ。
「お父様は家族を大事にっていったじゃないですか」
「まだ口だけでなにもしとらん、それにもう報告を相手の代表に入れた、勝手に沙汰は下る、落ち着きなさい」
「お兄ちゃんに死の刃を向けた物には死の報いを与える」
(わしも散々やってきたが失言程度で斬った事は無いぞ、娘ながらちょっと怖いぞ、マッテオ君がちょっとだけかわいそうだ、ずっとハジメと比べられるのだろうな)
「まぁ冗談はさておき、リリィ嬢は、何ていうか、規格外だな、もう言葉に表せん、ワシの思いつく方法で要塞都市を攻略する事を考えるとワクワクと同時にほんのちょっとだけ蛮族に同情するぞ」
「別に冗談ではないのですが、そうですね、規格外ですね、お父様、私いい事思いついたのです、純度がなるべく高くて壊れにくい最高級の、そうですね、拳くらいの大きさの魔石を用意できますか?魔力供給路を参考に魔力吸収と発射を同時にできる杖の研究をします、完成すれば無詠唱リリィさんの完成です」
「国でも亡ぼすつもりか?まぁいいだろう見つかるかわからんが探す、どうせ完成してもリリィ嬢にしかロクに扱えん」
次回は中継地の小島に寄ってバカンスします、婚前旅行をしてもいいじゃない。オリバー無双ですよ?彼は人間相手にはメチャクチャ強いです。
自分でも思うんですけど王道なろう系を書けたと思います。初めて異世界転生系の作品を見た時の興奮をそのまま文章にしたつもりです。書いていて楽しかったです。なんかおぼろげながら記憶にあるのですが今朝アップしたものとは違う興奮の中で書きました。
機関長.....ルイの使っている鉛筆画のうまい間諜です、実は本当の機関長がいます、多分リリィが美人だから手を出されると思いイワオとルイの指示で護衛兼監視役で派遣されています。オリバーの護衛?そんなものはいらない。船に同乗した武官程度なら勝手に粉砕すると信じています。
リリィに無礼を働いた貴族、帰宅後に謹慎、後に小さな村の代官補佐程度で人生を終える事になります。
ルイの考えている杖....完成するとリリィは空を飛びながら遠距離から極太レーザー砲を薙ぎ払うように斉射し続けます、弓は届きません、一方的な蹂躙です。降りる時はルイが考えたパラシュートを使用します。
次回はオリバーがリリィの前でハッスルして無双する回です、オリバーは対人戦では無類の強さを発揮します。更新は色々あって21時になりました、いつもより遅めです。よろしくお願いします。
誤字脱字チェックを急いでやるのがつらいのでしばらくは21時更新にします。
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