王族とイワオとオリビア父の秘密の会談
王とロッシ家とイワオの裏取引。一部で無能と有能が判明します。
なろう執筆9日目で累計ページビューは4000後半でユニークアクセスが850程度なのに対してブックマーク数が8なのです。割合的に少ない方との事です。この結果がいいのか悪いのかもわからず五里霧中の状態です。なにとぞフィードバックを頂きたい所存です。もしこいつの駄文くらい暇つぶしになるかと思っていただければ評価やブックマーク登録をお願いします。
はぁ、また髪が抜けた、私の髪はどこに行こうというのだね?仕方がない。我が娘オリビアがやらかした、よりによってあのアヤノ家を激怒と言う言葉で表せない、最後に当主のイワオ氏の顔を見た時は怒髪天を衝くとはこの事かと感じた、正直私の命もここまでかと覚悟をしたほどである。
あの才女であり非公式ながら最終的には国全体の農産物の生産量を何倍にも膨れ上げる実用的なアイティアを出した、常に冷静沈着で思慮深いルイ嬢が髪をかき乱して感情を爆発さで我が娘に言い寄った姿は印象的だ。
「お兄ちゃんを返して!何でお前みたいな倫理観も股も緩い女が大手を振って歩いてお兄ちゃんはいなくならないといけないの!」
正直、娘はコウタと言う男の権能で正気を失っていたのだ、腹が立ったがそれ以上に最愛の兄を無くしたであろうルイ嬢の事を思うと不憫でならない。
あの王城で行われる委員会での彼女からは想像もできない姿だ、情が深く家族愛が強い一家なのだろう。
それだけに恐ろしい、あのアヤノ家は間違いなく我が家、ロッシ家と王家を憎んでいる。だまし討ちで嫡男を殺されたに近い、王がコウタの事を私やイワオ氏等の国家の中枢を担う人物に情報共有してくれれば回避できた悲劇だ。
王が最近影響力が低くなり焦っている。コウタを使い罪を犯した貴族を見逃す代わりに娘を差し出させ交配させているのだろう、ギフト持ちの子は高確率で強い力を持った子が生まれると聞く。
王権の復活の前にアヤノ家が暴走したらどうなるのかまでは考えられなかったようだ、コウタに監視をつけていたのだろう、すぐに私にオリビアとの接触を報告をしてくれば....もう言っても仕方のない事か。
アヤノ家は王がコウタを匿っていたことを知っていた。嫡男がある意味だまし討ちで自裁したのだ。最悪の場合、独立を宣言されるかもしれない、アヤノ家が蛮族から100年以上ぶりに奪還した複数の頑強な砦兼都市に立てこもり独立を宣言した場合、間違いなく我が国は傾くだろうな。
イワオ氏は今までのアヤノ家当主とは違う、一流の武人である上に非常に狡猾な男だ、下手したら昨日まで殺し合いをしていた蛮族と同盟を組む事も辞さないだろう。軽く見積もって、我が国が全力で対処してもアヤノ家討伐に数十年はかかる上に国土の半分は失う計算だ。少なくともイワオ氏とルイ嬢が生きている間は不可能だ。アヤノ家に傑物が生まれたら半分どころでは済まないかもしれない。
そんな絶望的な事を考えていた時にアヤノ家から書状が届く、簡潔に説明すると「王家と私とハジメ氏で話し合いをしたい」と言う内容だ、渡りに船だ、やはりあの男は今までのアヤノ家当主とは違う、先を見据えた行動ができる男だ、ギリギリの所で踏みとどまってくれた。
早速王を説得しようと思ったがあっさり了承した、流石に今回の事で王家も頭を痛めていたのであろう、イワオ氏を敵に回し、稀代の天才ルイ嬢を失うのは国家の損失と言う言葉で片づけられない大事だ。
後日、会談が行われた。当然公式ながら非公開だ、過去の栄光だけで高位貴族をしている馬鹿どもに邪魔をされれば我が国は消滅の可能性もある、王族派、官僚派、武系派のトップ会談だ。国を左右する会談になるだろう。
メンバーは王族からは王と第一王子と第二王子、官僚からは私と長男、アヤノ家からはハジメ氏だ。終始ハジメ氏が主導権を握った、当然だ。王はコウタを意図的に隠ぺいし、未だに匿っている、我が家は娘がやらかした、アヤノ家は嫡男が自裁したのだ。
アヤノ家の主張はまず王家、もとい国に逆らう意思は無い。との宣言から始まった。そして蛮族から奪った土地とその周辺の河川まで土地の占有権を、我が家には末息子をルイ嬢へ婿として差し出せとの要求。
第一王子は怒り狂った、元は王家が所属していた別荘地や直轄領だ、即座に返還すべしと言い放った。あぁこいつはダメだ。王の椅子のレースから脱落確定だ。適当なそれなりの都市でお山の大将でもやらされるだろう。
結局は王と第二王子の鶴の一声ですべての条件を飲むこととなった。
私の長男には後学のため黙ってみていろと言っておいた。最後に二人きりになった時にアヤノ家の精鋭をコウタの監視役への抜擢を要求されたが、長男の見解は思った以上に飲みやすい条件だったとの感想だ、よかった馬鹿な第一王子と違って見込みがある。第二王子も悪くない。これで王家とロッシ家はアヤノ家と手打ちとなった。我が国は黄金期を迎えるだろう。
それとなくイワオ氏に奥様をどうにかしてほしいと頼んだが、それは婿に来るそちらの末息子次第だと言われた、要はルイ嬢の操り人形になれとの事だ。
末息子には納得してもらった。最後まで抵抗した理由はルイ嬢が何となく怖い、タイプじゃないと言う理由だったのは拍子抜けだ。成長すればきっとタヌキ顔の美人になるぞ?
できればヘレナさんのような人がいいとまで言い出した。それイワオ氏の前で言うなよ。泣いたり笑ったりできない訓練に放り込まれるぞ。
最後にイワオ氏と二人きりで会談を行ったときの話。
「この度は我が娘が~」
「よい、悲しい出来事だが済んだ事だ、そちらが誠意を見せてくれればいいのだ」
「もちろんですとも、それで国境沿いの老兵達は何とかなりませんか?我が領の兵士がぴりついております。この際恥を忍んで言わせていただきますが、兵士の間では”アヤノ家も蛮族相手で大変らしい、あのような老人に何ができる。攻め込んで今後の禍根を断ち切り領土を~”とまで言い出している、いえ、私と側近はあの老兵の怖さを身に染みて知っていますよ、合同訓練も行いましたし、なにせ学院時代の教官だっています。戦えば山賊や盗賊相手くらいしか戦闘経験が無い我が領の騎士では鎧袖一触となるでしょうな」
「ルイがいつの間にか勝手に招集したのだが、招集してもういいから解散しろでは子供のお使いじゃないんだぞと言われるだけだ、ワシもあの爺さんたちには散々鍛えられた、雑な扱いはできない。それにそちらが言うように蛮族との闘いは総仕上げに入っている。精鋭部隊はそちらに向かわせている途中だ、正直あの爺さんたちは治安維持部隊の補佐として使いたいと思っている。棺桶に片足突っ込んでいたと思っていた者たちが動いたのだ、働いてもらいたい。誓おう、そちらが黙っているならロッシ家には一切手出しはしない」
「と、いう事は最後の城塞都市の奪還は近いと?」
「まぁ、4~5年だな、間諜の報告では向こうの食糧はそれくらい持つそうだ」
「100年以上の悲願となれば4年や5年はあっという間でしょう、資金面や兵站は任せてください、しかし、蛮族が征服していた都市群は今となっては価値はないでしょう?河川までの土地を手に入れても周辺は不毛の荒野です、何故欲しがるのですか?」
「なーにもらえる物は貰っておきたいだけだよ、今後、我が国の歴史においてあの土地はアヤノ家が奪還した土地として語り継がれるのも一興さ」
(まぁ武家と言うものはそういう考えも必要か、メンツを立てる事によって我が家へのヘイトが減ればそれでいいさ)
十数年後にルイが考案した魔改造されたアルキメディアン・スクリューと風車との組み合わせですべての城塞都市周辺が大規模な食糧供給地になろうとはさすがのロッシ家当主でも考えが及ばなかった。
なっが、構想時は2000文字いないかな?と思っていたら3000文字超えたね。作者は長年なろうをスマホで読んでいます、作者的には1話1500文字くらいがサクッと読めて好きです。
書くとなるとそうは言ってられないですね。自画自賛ですが一行目を書くとスラスラと割とノンストップでしかも突然思いついたアイディアを組み込んでしまいます。例えばアルキメディアン・スクリューがそれです。
執筆中になんか昔にテレビで古代ローマあたりでこんなの使って高地に水を運んでいたって言ってた記憶が、ググってみよう→手動かよ、でも中世レベルの技術設定なら風車いけるんじゃね?でググル→オランダで実用化されてたよ。行けるじゃんみたいな感じで3分くらいで取り入れたりします。
魔改造されたアルキメディアン・スクリューと風車との組み合わせ→実はそんなに高い場所に水を運べません、なので階段状にため池を作り何個もスクリューと風車を設置して段階的に高地に水を運んでいました。到着地の高地にため池を作って風の無い時にも対処できるようにしていたようです。
風が無くスクリューが止まると水が逆流する仕組みなのです。この話を知った時に解決策が天啓のように閃きました。なろうっぽく解決する話をいつか書く予定です。
次は何の話を書こうかな、申し訳ないが本日は告知できません、思いつくままにアップする予定です。
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